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AAFすみだ川アーツのれん会
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2008/01/14のBlog
【タイムカプセル・アドベンチャー】の上映後、制作者によるトークショーを行います。


※出演者の都合により、
開催日時が変更になりました!ご注意ください!


●2008.1.19(土) 19:10-20:00
ゲスト:藤田知丈(ひょうたんからKO-MA)

●2008.1.20 (日) 17:10-18:00
ゲスト:原一男(映画監督)



※やむを得ない事情により、イベントの内容を一部変更させていただく場合があります。どうぞご了承ください。
2008/01/11のBlog
【作品解説】

「タイムカプセル・アドベンチャー」
(子ども映画づくりワークショップ2007 in 近江八幡 制作作品)
 
総合監修:原一男
著作・制作:地域プロデューサーズ ひょうたんからKO-MA
上映時間:本編=42分、メイキング=22分
 
「子ども映画づくりワークショップ2007 in 近江八幡」で、原一男監督による指導のもと、地元小中学生らによって制作された映画。原案・シナリオから撮影・出演・編集にいたるまで、7人の小中学生が、時にぶつかり、時に助け合いながら、原一男監督らとともに1本の映画をつくりあげました。

【上映スケジュール】
※開催時間が変更になりました!ご注意ください!

1月19日(土)18:00-19:10
1月20日(日)16:00-17:10

*門天シネマ・カフェについてはこちら




【作品解説】

向井山 朋子「夏の旅/東京」

撮影編集:大澤 寅雄
上映時間 60分

2007年7月に全国5地域をツアーしたピアノコンサート『夏の旅』。アーティスト向井山朋子が5つの地域のまちの音を編集し、ピアノ音楽のパートとして編み込んで、新しいシューベルトを発表しました。
「夏の旅/東京」コンサートの記録映像。

【上映スケジュール】
1月19日(土)16:50-17:50
1月20日(日)14:50-15:50

*門天シネマ・カフェについてはこちら





【作品解説】

水上アートバス「ダンスパフォーマンス!」
2007/7/7(土)森下 真樹+石渡 真理(ペインティング)
2007/8/4(土)伊藤 キム×神田 京子(講談師)

撮影:須藤 崇規
上映時間:約40分

内容:個性的な12の橋をくぐりぬけ、浅草~日の出桟橋を行き交う水上バス隅田川ライン観光定期便で遭遇するアート(コンテンポラリーダンス)なひとときの記録映像。

【上映スケジュール】
1月19日(土)15:50-16:30
1月20日(日)13:50-14:30

*門天シネマ・カフェについてはこちら

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水上アートバス「ダンスパフォーマンス!」についての模様の報告がこのブログ上にあります。
2007/7/7(土)森下 真樹+石渡 真理(ペインティング)
2007/8/4(土)伊藤 キム×神田 京子(講談師)


【作品解説】

『SECTION 1-2-3』(セクション1-2-3) 

監督:品川 亮
上映時間:40分

内容:
路地から路地へ、シャイで無口な二人のスケートボーダーが滑り抜ける。
まちの中に"居場所"を探し続ける主人公たちの姿と軌跡を通し、開発の波にもまれる東京の下町、墨田区向島の「いま」を記録した映画。現代美術製作所主催のアートプロジェクト「向島芸術計画2007」のために制作されました。

【上映スケジュール】
1月19日(土) 15:00-15:40
1月20日(日) 13:00-13:40

*門天シネマ・カフェについてはこちら
2008/01/10のBlog
[ 10:27 ] [ イベント告知 ]
しばらくぶりのお知らせになりましたが
このたび、すみだ川アーツのれん会では江東区の古石場文化センター開館10周年を記念して開かれる「第1回KOTOシネマフェスティバル」の参加企画として、門仲天井ホールにおいて、AAFすみだ川アーツのれん会主催による「門天シネマ・カフェ」を開催することになりました。シネマ・カフェでは2日間に渡り、「映像が結ぶ ひと とまち」をテーマに、AAF2007のプロジェクトで制作されたフィクションやドキュメントなど、バラエティ溢れる映像を上映いたします。


また19日には、AAF2007参加プロジェクトのひとつとして行なわれた「子ども映画づくりワークショップ2007 in 近江八幡近」において、 総合監修を担当された映画監督・原一男氏をお招きしてのトークを行ないます。
『ゆきゆきて、神軍』(1987)、『全身小説家』(1994)など、異色のドキュメンタリー作品で世界的に知られる原監督が、近江八幡の中学生とどのようなワークショップを繰り広げたのでしょうか。興味深いお話が聞けることと思います。


お忙しい時期とは存じますが、皆様この機会にぜひご来場ください。


上映、トークは特別にご予約は承っておりませんが、シネマは入れ替え制ではございませんので、早め目のご来場をおすすめ申し上げます。どうぞ楽しみにいらして下さい。
心よりお待ちしています。


====================================
門天シネマ・カフェ ~映像が結ぶ ひと と まち~
AAF映像ネットワーク in Sumidagawa 
(第1回KOTOシネマフェスティバル参加企画)
====================================

【開催概要】

■開店日時:
2008年1月19日(土) 15:00-20:00 
2008年1月 20日(日) 13:00-18:00 

■プログラム
※詳細は各プログラム解説ページをご覧ください。

【映像上映】
『SECTION 1-2-3』(セクション1-2-3)
水上アートバス「ダンスパフォーマンス!」
向井山 朋子「夏の旅/東京」
「タイムカプセル・アドベンチャー」(子ども映画づくりワークショップ2007 in 近江八幡 制作作品)

【 シネマトーク】
上映作品、「タイムカプセル・アドベンチャー」 制作者によるトークショー(両日)

■入場:無料(ワンドリンクオーダー制)
※KOTOシネマフェスティバル参加イベント半券で100円割引

■会場:門仲天井ホール
〒138-0048 東京都江東区門前仲町1-20-3-8F
ホームページ http://www5f.biglobe.ne.jp/~monten/

※営団地下鉄「門前仲町」駅 3番出口から徒歩3分
 都営地下鉄大江戸線「門前仲町」駅 6番出口から徒歩1分
 (駐車場はありません)

■お問い合わせ:門仲天井ホール(黒崎)
TEL 03-3641-8275
FAX 03-3820-8646
メール acn94264@par.odn.ne.jp

主催:
AAFすみだ川アーツのれん会
共催:
門仲天井ホール
協力:
東京都観光汽船株式会社(水上バス)
(財)江東区地域振興会 江東区古石場文化センター
「ひょうたんからKO-MA/AAF2007実行委員会」
アサヒビール株式会社

2007/08/08のBlog
8月4日 土曜

台風5号がそれた東京は晴天で、
それなりに湿度もあり、まさに「日本の夏」という言葉がぴったりの一日となった。

今回の水上アートバスダンスパフォーマンス!は、
ダンサーの伊藤キムさんと 、
なんと講談師の神田京子さんの共演である。

私個人としては、講談というイメージと、
コンテンポラリーダンスのイメージの差に若干の戸惑いと
その違いゆえにくる大きな興味を持って本番を迎えた。

今回もお手伝いの一環で、チラシ配りをさせていただいた。
お客様は涼しさや観光を求めて乗り込んでこられた、
普段ダンスと関わらないようなお客様が多かった。
その中にはダンスファンも来られたようだ。
それだけにどんな本番になるかが緊張と期待の入り混じる心境である。
お客様が乗り込み、
船が動き出すと同時に神田さんの威勢のよい講談が始まる。
講談は、普段船内で流れる観光案内の代わりとしてなされたものである。
そのため講談にはさまざまな名所にちなんだ
キムさんへの関わりがなされるのである。

ちなみに講談のテキストはキムさん作なのだが、
詩人であり神田さんのだんな様でもある
桑原滝弥さんのアドバイスも含まれている。

ストーリーはこうである。

さかのぼる時代は、江戸。
江戸の名物の代表のひとつ、隅田川には、人びとを震え上がらせる
海賊ならぬ「川賊」のキムという者が奥深くに棲みついていた。
そんなキムを手なづけたのが江戸っ子のお京である。
ある呪文をいうとキムはお京の前にちゃんと姿を現すのである。
お京はキムにさまざまな「教育」をしていく。そうしているうちに、
江戸には人びとを恐怖に陥れているネッシーならぬ
「スッシー」が出てくる。そこでお京はキムにスッシー退治を
させる。見事それを終えたキム!
だが、最後は人間と交わり過ぎたキムは川底の奥深くへと帰ってしまう・・・。

と、なんとも切ないお話なのである!!
しかし・・・最後にたどりつくまでは大爆笑が続いた。
神田さんの先ほど説明したストーリーの中で、
「教育」と表現したキムさんへのかかわり、

例えば、「右の人に抱きつきなさい!」とか、
「左の人にキスしなさい!」
できないと、「できないなら精一杯踊りなさい」、とか、
「せいぜい1000円を上げなさい!」など。
また、スッシーはアサヒビール本社となりのビルにある
オブジェを被りものにしてキムさんが被り、キム~、スッシー~、と
呼ばれて交互に出てくるのである!!

まず、ビルそのものを「うんこビル」と軽快に言ってしまうストレートさが
なんとも言えずおもしろい!
そして掛け合いは本当に絶妙で、
キムさんはキムさんの踊りで、
神田さんは神田さんの語り口でありながらしっかりと
成立しているところがお客様にも伝わり、
大爆笑へとつながったのだと思う。
私自身もひさびさに日々を忘れて笑うことができた。
ただ、日本語の分からない外国のお客様には
神田さんのおもしろさが伝わりにくかったようで
残念でもある。
しかし、ダンスでおもしろさは伝わったようだ。

今回の出演者である伊藤キムさんと神田京子さん、
言葉を操る立場としてのアドバイスをしてくださった桑原さんに
心から感謝すると共に、敬意を表したい。

ちなみに乗船者数は浅草発347名、日の出桟橋発189名の計536名だった。

写真は、上から「お客様との結婚式ごっこ」、「神田さんが指定したお客様の前での渾身のダンス!!」、「お京VSスッシー!」。


文・写真:わかものNPO?Voice of TSUKUBA 副代表/AAF実行委員
 吉田 ちひろ
2007/07/31のBlog
[ 20:02 ] [ はじめに ]
東京の隅田川左岸地域で行われるアサヒ・アート・フェスティバル(AAF)のイベントをゆるやかにつなげつつ「すみだ川」に面する地域のハード面、ソフト面でのネットワーク化、交流を図ります。
水上アートバスでのダンスパフォーマンス、向井山朋子のピアノコンサート、AAFの開催地を歩き、地域を発見していく昼ツアーと夜のバー・ツアーを主に、これらの軌跡をマッピングしていく新しい地図づくりも行います。
碁盤の目のような本所・深川・晴海・築地と迷路のような路地のまち向島。
東京の中でも、これまで面として捉えられてこなかったこの地域をアートを切り口に再発見・再価値化し、地域の魅力を高めようという試みです。

AAF公式HP http://www.asahi-artfes.net/
AAF草の根コミュニティーhttp://www.voluntary.jp/portal/aaf/index.jsp

AAFすみだ川アーツのれん会 http://www.sumidagawa.org/

2007/07/15のBlog
7月7日土曜日、記念すべき七夕の日。
天気は曇りだが少し蒸し暑い。

そんな中、
水上バスで森下真樹さんのパフォーマンスが行われた。
パフォーマンスは15時10分浅草発日の出桟橋着と、
16時30分日の出桟橋発浅草着の2本で行われた。

今回私は学生スタッフとして2年目の協力をさせていただいた。
その中で感じたことをいくつかご報告したく思う。

昨年と同じく今回もまずは乗船するお客様へのチラシの配布から仕事が始まる。
配る際に、関心を持ってくださるお客様が多く、
これから始まるパフォーマンスへのワクワクする気持ちが高まっていく。

そして乗船。

船が本格的に動き始めるのを待ち、一階席よりお客様への告知が始まる。
その当日にパフォーマンスがあることを知ったお客様は
興味深々の様子。
一階席での告知が終了すると、客席で一乗船客と化していた森下さんが
突如、お菓子をくわえながら他の乗船客の隙間から出てくる。
通路を走ってみたり、乗船客の方へ乗り出してみたり、まるで興奮する気持ちを
おさえられないかわいい女の子のように見える。
しばしそうしてから、2階席へ。
そこで今回の特別な試みである石渡真理さんによるペインティングが始まる。

1本目のテーマはどうやら七夕のようだ。
笹のような緑で彼女の真っ白な衣装が染められていく。
波のように流れる動きが織姫さまに見えた気がした。

2本目のテーマは人によって隅田川を走る船だけに花火を連想した人、
浴衣、揺れる短冊を思い浮かべた人とさまざまだった。
ある程度ペインティングが終わると、そろそろと通路を踊りつつ動き出す。

やがて後部デッキまでたどり着くと再びペイントが加わりパフォーマンスが続けられる。
乗船客が集まり観察している。
そうすると突然何か折り紙らしきものを配っている。
なんだろうと思ったら、短冊なのである。
そして書きたいといった人に次々にペンとともに渡していく。
自ら書きたいとおっしゃって下さる乗船客の多さにビックリした。
願い事には、愛が続きますように、とか、卒業したい、
といった学生としてちょっと理解できるものなどさまざまだったが、
それぞれが思い思いに、突然乗り込んできたダンサーの織姫さまに願い事を託していた。
書き終えた短冊を回収すると、「皆さんの願いが叶いますように」と姫のように礼儀正しく挨拶をし走り出し、
しかし止まってから最後に「ジャーンプッ!!」と言い残し再び走り出す。
おちゃめな少女のような印象を残し、天の川のようなきれいな輝きを放っているように見えた。

ちなみに、今回は1本目が351人、2本目が118人の
計469人の方にご乗船頂いた。

文/写真:吉田ちひろ
わかものNPO-Voice of YSUKUBA副代表/AAF実行委員
http://vot.seesaa.net/
2006/09/30のBlog
[ 10:35 ] [ イベント告知 ]
アート関係者や地元の人だけが知っている場所を訪ねるディープな路地歩きからバスで巡る舞台裏ツアーやAAF実行委員のガイドでフェス参加企画中心に訪ね歩く懇切丁寧なツアー、そして学生限定の長屋合宿企画まで、奇想天外だれもやらない(やれない)ユニークなツアーの数々。
さらに、ナイトツアーとしてバーの作法を指南するふたつのバー企画も登場。
昼も夜も全ツアー制覇すれば、あなたはもう下町通の仲間入り。


6/17(土) 水上アートバス「ダンスパフォーマンス!」(1) ツアー報告

6/24(土) 本所ツアー「ほんじょにあった、本所の話」 ツアー報告

6/24(土) BAR・カフェからみた向島 ツアー報告

7/1(土) AAFすみだ川びっくりアートツアー ツアー報告

7/8(土) 「築地 今・昔」パフォーマンスを観てタイムスリップするツアー ツアー報告

7/8(土) 水上アートバス「ダンスパフォーマンス!」(2)ツアー報告1 ツアー報告2

7/15(土) すみだ川東岸バックステージツアー(バスツアー)ツアー報告

7/22(土)~23(日) 京島路地遊び「Hi!Seek!」(合宿)ツアー報告

7/29(土) ピアノ100% vol.2 in すみだ川 終了しました

7/30(日) long night in すみだ川コンサート/ディナー/パーティー 終了しました

8/5(土) 枝川公一の深川ちょい歩きとBarトーク@Barオーパ/門前仲町 sold out

2006/09/20のBlog
去る6月17日(土)、隅田川を運行する水上バスでコンテンポラリーダンスをする水上アートバス「ダンスパフォーマンス!」の制作に学生スタッフとして協力した。
 ダンサーは様々な賞を受賞する白井剛氏。水上バスは貸切ではなく誰でもいつも通りに乗ることができる定期観光船だった。つまり、乗船客のダンスへの興味の有無は関係ないためどんな反応が起こるかもわからない。拒否されるかもしれないし、逆に歓迎されるかもしれない。少しスリリングだが、市民に偶然アートが配信される斬新な取り組みなのである。
当日は前日までの大雨が嘘のように晴れ渡った。そのため乗船場は多くの観光客で混み合っていた。今回ダンスをするのは15時10分浅草発日の出桟橋着と、16時30分日の出桟橋発浅草着の2本。まずは行きの15時10分発の準備をする。ここでは、乗船を待つ人々にダンスがあるということを知らせるためにチラシを配った。乗り込む段になると、船内二階後部デッキに本来設置されているゴミ箱とマットを端によけるため私たちは始めに乗り込む。白井さんは、一階席にひとり座っている状態だ。そして、出航すると、白井さんは動き出す。その姿に、白井さんのすぐ後ろに座る中年女性たちも驚きながらも楽しそうである。
彼は銀色の風船を操りながら2階へそろそろと動く。乗船客たちは目で追うもの、追いかけるもの様々だが、みな興味深そうな顔でみている。
彼は銀色の風船を操りながら2階へそろそろと動く。乗船客たちは目で追うもの、追いかけるもの様々だが、みな興味深そうな顔でみている。
2階の広くなっている後部デッキスペースで彼は片方の靴に風船の紐を結びつけ、風船に映る自分を真似たり、逆立ちしたりと様々な動きをする。しばらくしてから、そこから進行方向に前進する形で移動して、面白いと思われる動き(アーティストは真剣なのでこのような書き方をした)をして、ガイドさん(日の出桟橋発はテープ)を笑わせる一幕もあった。

このパフォーマンスは浜離宮に着くまで約20分行われた。
乗船客に感想を聞いてみると、NYからの夫婦(ダンサー)は、「Enjoy. I ‘ve never been to experience like a space.」とのコメントや、今回で2度目の水上アートバス体験となる50代男性は「やはり面白い」と笑顔を見せてくれた。
今回携わったことで、やはりアートは人々の身近に合ってなんぼではないかと体感した。確かに美術館もいい。しかし、遠くなりがちなもの、特にダンスなんてお金がなければ行けないし、会場も近くでなければよほどのファンでない限り行かないだろう。しかしそれが、水上バスという意外な場所で、760円の乗船料のみで見ることができる。これはかなりのチャンスであろう。私は体育の授業でダンスが一番嫌だったが、このようにダンスにふれることができれば変わるはずだ。乗船したこどもの、「私もあれやりたい!!」と降りがけに言っていた一言が忘れられない。コミュニティーアートには、確かに人に転機を与えるパワーがあると実感した。同時にこんな企画をぜひ私の住むつくばでもやってみたいと感じた。
乗船客数は浅草発(337名 )・日の出桟橋発(364名)だった。
2006/7/8 晴れのち曇り

むしむしとした梅雨の午後。
しかしその湿度を吹き飛ばすかのようなリズミカル・コミカルさをもって
水上バスでほうほう堂=新鋪美佳さん+福留麻里さん
のダンスパフォーマンスが行われた。

前回の白井剛さんのものよりも、
ダンス初心者にとっては分かりやすい。
若い女性に人気なのもうなずけた。

なんといっても彼女たちは激しい。白井さんが後部デッキを中心に
踊っていたのに対し、彼女たちは、1階で観客と話したり
、かと思えば2階通路を走って往復したり・・・
なんだか小さな女の子が
初めて船に乗って喜んでいるような感じすら受けた。

そしてもっとすごいなと思ったのは、
観客を巻き込んでいること。
ほんとに巻き込んでいるのだ。

後部デッキで不思議そうに見ている人に
「一緒に記念撮影してみませんか?」
と聞いてアーティストが考えたいろんなポーズをさせる。
出身国なんて関係なく。

そしてパフォーマンスが終わると、乗船客とアーティストが歓談・写真撮影。
ポーズを取らさせられた外人さんに話を聞いてみたら。
ドイツ出身だそうで、
「ダンスは見たことあるけど、こんなの初めて。ホントおもしろかった」
と語ってくれた。今日帰るとのこと。
気をつけてという気持ちと共に、ありがとう。

そして、息子娘が観衆の前に出たがらなかったけど、
お父さんお母さんが積極的にポーズを取ってくれた台湾からの観光客一家は、“Exsiting!!”
の一言に尽きるようだった。

これぞコミュニティーアートなんだと実感。

来てくださったお客様、そして晴れてくれた天気に
感謝したくなる一日でした。

来船客数は浅草発365名、日の出発198名でした。
2006/08/21のBlog
[ 17:40 ] [ イベント報告 ]
《2日目》
【日時】8月6日(日)
【天気】晴れ
【ルート】大阪市中崎町周辺→フェスティバルゲート

10:30~ 難波→梅田→中崎町へ移動
1日目は難波のカプセルホテルに宿泊。朝食を食べながら、本日のルートを最終決定します。最終的には、再開発の進むオフィス街・船場か、長屋の多い下町・中崎町か。結局、墨田区京島の長屋合宿のスタッフだったということもあったので中崎町に決定です。
難波から梅田へは御堂筋線で北上します。梅田からは中崎町まで歩きで。梅田駅東側(小松原町周辺)は百貨店やパチンコ屋の多いアーケードが雑然と並んでいます。
さらに東に進むと小さなオフィスやアパートの多くなってきます(万歳町周辺)。こんなおしゃれなお店も少しづつ現れます。
11:00~ 中崎町まちあるき
北へ進み、都島通を抜けると中崎町に到着です。趣のある一軒家や緑地があり、落ち着いた雰囲気になります。
よく家の入り口を見てみると、1階がセンスの良いヘアサロンやカフェになっていることに気づかされます。そう、中崎町は古い民家をリノベーションした店が多く集まる、大阪の注目スポットなのです。
このアパートは、1階がアンティークショップ、雑貨屋などすべてお店になっています。雑貨屋は若手の作家による一点モノのクラフトが多いです。かなり個性的。しかも安い。物欲が、、、
[ 17:30 ] [ イベント報告 ]
2階は、オフィスや設計事務所として使われていました。古い建物ですが、キレイに使われています。
まちなみは、まるで向島に来たかのようです。入り組んだ路地が多く、人肌のぬくもりが感じられます。路地園芸も健在。東京と植物の種類が少し違うようですが。
このように2階が装飾された長屋もあります。
路地の奥に入っていっていくと、このように路地のスペースを最大限に活かしたお店もあります(笑)。この日は毎月第一日曜日に開催している「中崎町蚤の市」の日だったそうです。まちの25ほどの店が、各々のお店の中に「蚤の市コーナー」を作り、掘り出しものを販売しています。MAPを作成するなど、お店同士のネットワークも出来ているようです。
お店同士が競合している、という印象は受けません。というのは、各お店が強力なコンセプトを持って個性的だからです。女性らしいドイツの小物を集めた雑貨屋、戦前の着物ばかりを集めたアンティークショップ、アーティストが作成したガラスの装飾品のみを扱っているお店。ほとんどが一点モノであるため、すべての商品から「作り手の心」を感じます。
東京の下北や吉祥寺でもなかなか見ることのできないお店です。「すごくない?!」「スゲー!」「カワイイ!」の声が絶えませんでした。

ただ、ここを訪れるお客さんは、まちの懐かしい雰囲気と、それを上手く取り込んだ「新しい」お店に惹かれるのだと思います。西梅田の再開発など行政の施策とは関係なく、自然発生的にまちが生まれ変わっている様子はとても興味深いものがありました。
[ 17:20 ] [ イベント報告 ]
14:00~ 「テクノポリタンミュージアム 実演@フェスティバルゲート・BRIDGE」
新今宮のフェスティバルゲートに戻り、8階のBRIDGEにて実演を観にいきます。「実演」というのは、前日まで日本橋電気街での「テクノポリタンミュージアム」(8月5日の記録参照)で展示したインスタレーション作品のアーティストが集い、作品を用いてパフォーマンスを行うというものです。14時から20時まで(実際は21時時までやっていました)ぶっ続けイベントです。
<<会場について>>
少し遅れて到着。会場はでっかいライブハウス、といった感じでしょうか。入り口から過去の公演のポスターが無造作に貼ってあり、ラックには音楽系のイベントのチラシが山ほど並んでいます。天井を取っ払って2階分くらいの高さがあり、奥行きも相当あります。
写真左手にはBarがあり、壁に映像が映せるようになっています。
会場奥には音響機材。
ピアノもあります。


公設民営という、いちおう「公共の施設」で((財)大阪都市協会×NPOビヨンドイノセンス)で、こんな独特のストリート感をもったハコは珍しいと思います。
<<企画について>>
インスタレーションを作成したアーティスト、全国から一般公募したパフォーマーが、4つに分けられた会場内で順々にパフォーマンスしていきます。みな、「電気機械いじりオタク」的な側面をもった方々、だそうです。
[ 17:10 ] [ イベント報告 ]
印象的なパフォーマンスを順に書いていきます。
15:00~【自由】、【DJぷりぷり】、【堀尾寛太】
まず圧倒的だったのが【自由】さん。パッと見、高校生くらいの青年が、全身に空き缶やギターや鳴り物を装備して、「ダダダダ!ダー!!!!」とシャウトして登場します。やがてスピーカーの音量が上がると、全身の鳴り物に付けられたマイクが音を拾い、アンプで増幅されて、爆音がでます。激しく体を揺らしながら、「ダダダダ!!!!」という全身から音が発散されている様を見ると、一人パンクバンドをやっているかのようです。

そして【DJぷりぷり】さん。こっちはパッと見、中学生くらいの色黒の少年が、上半身裸、下半身に白い腰布を巻いて座禅を組んでいます。包装材のプチプチにマイクを入れ、ひたすら擦ります。後の解説によると、川の流れを表しているそうです(笑)。その後、悶えながら赤とピンクの絵の具を紙に上に絞り出し、全身でその紙に体当たりして絵を書いていきます。赤とピンクの抽象画ができてパフォーマンス終了。(写真がなくてすみません)

あまりパフォーマンスを見慣れていない私は、その若いエネルギーと世界観に脱帽。お客さんは、冷静に、温かいまなざしで見守っています。
BRIDGEはただのライブハウスとは全く違う場所だと改めて気づきました。客層は昨日の盆踊りと異なり、ほとんどが20代です。話によると、運営事務局側は特別な広報をしたわけではないらしく、口コミによる効果が大きいとか。このような中身の公演で、2000円をとっているにも関わらず、お客さんは満員です。需要があるということです。
【堀尾寛太】さんのパフォーマンス。木製のレコード盤の上に金属のピンが置かれています。金属ピンはレコード盤の下に磁石が置かれているため、盤が回転しても同じ場所に留まろうとします。ピンと盤が擦れる音がアンプで増幅されます。手の温もりが感じられる仕掛けに交換を持ちました。
16:00~【ニシジマアツシ】、【デストロイドロボット+オシロスコッティ】
【ニシジマアツシ】さんのパフォーマンスは、最も音楽的な表現の強いものでした。ハープを吹きながら、手元のミキサーで音を操作していきます。ゆったりと息の長い旋律が印象的でした。お客さんは思い思いの場所に座り、まったりモード。この「ゆるさ」も本公演の魅力です。
【デストロイドロボット+オシロスコッティ】は、巨大でパワフルなオンボロロボットが、爆音に合わせて大暴れする、というもの。ぶんぶん腕を振り回したり、ガシャガシャ動く様にお客さんもビビッています。機械の動きに身の危険を感じる、というパフォーマンスも生まれて初めての体験でした。
17:00~ 「REMO」を見学
 休憩時間を利用して、4階の「REMO」(記録と表現とメディアのための組織)のギャラリーを見学。コンクリート打ちっぱなしのハコに、昨日まで日本橋電気街にあったインスタレーションが展示してあります。
[ 17:00 ] [ イベント報告 ]
18:00~ラスト【祭太郎】、【岡見賢】、【南隆雄】、【ドンマイダイ】
 パフォーマンスも終盤です。もう4時間が経過し、だいぶ場慣れしてきました。事務局のMCが盛り上げます。お客さんもさらに増えてきました。
【祭太郎】さんは北海道出身。「受身」のパフォーマンス、ということで、マイクがついたトタンの板の上に何度も受身をします。
【岡見賢】さんのパフォーマンスは光と音を融合させたスタイリッシュなパフォーマンス。電球の間に端子を挟んで、スイッチのon-offを繰り返すことで激しいノイズの音質を変化させます。脳震とうを起こすような音響の中で、閃光と共に浮かび上がる姿がカッコよかったです。
【南隆雄】さんは映像作品。言葉が空に描かれて、ゆったりと流れていきます。パフォーマンスも終盤の雰囲気。
そしてついにラストの【ドンマイダイ】さんです。この方は新世界アーツパークの事務局長・角さんもイチオシらしいです。外はいつの間にか真っ暗。最後とだけあって、事務局の方々も会場に来ています。
【ドンマイダイ】さんは極めて多芸なパフォーマー。自作の主題歌を作成し、歌い、CMをつくり、司会まで行います。事務局の野添さんが言うには「世紀魔Ⅱのように一つの世界観を創りだすアーティスト」とのことです。「ドンマイダイ!ドンマイダイ!」と歌いながらステージを動きまくります。お客さんに対してはクイズ番組のように「自分が間違っていると思う人。正しいと思う人。スイッチを押してください」と微妙な質問を投げかけたりします。「親父売ります。OYAJI.COM。」というように架空の企業のCMを流したりします。とにかく、手の込んだ技と、圧倒的なエネルギーで完全に場を巻き込んでいました。

大阪のアーティスト、観客のパワーに驚かされた7時間でした。今まで出会ったことのない表現も多かったです。面白いものもありましたし、退屈なものもありました。よく準備されているもの。すごい技術でできているもの。発想がいいもの。またそうでないものもありました。
新世界アーツパーク事業は「未だ評価の定まらない実験的な活動を支援する」というミッションをもち、アーティストに対し、有意義な活動の場を創っていると感じました。同時に、私たち鑑賞者も、このようなアーティストを応援していく必要があると思いました。それは、「その表現が面白いか、面白くないか」、こだわりを持ち、真剣な眼差しで観ていくということではないでしょうか。


最後に事務局スタッフの方と話しする機会を得ました。「多様な人を巻き込んだ『ウチらの盆踊り』と、エッジの効いた表現の『テクノポリタンミュージアム』の両方があってこそ、アートフェスなんや」という事務局長の言葉に、アートに対する強いこだわりを感じました。
2006/08/11のBlog
[ 19:28 ] [ イベント報告 ]
(photo:店先で腐りゆく野菜たち...【毛利 悠子 『抵抗』】)
(photo:色とりどりの電線の中で...【ドラびでお 『Y.M.C.A.T』】)
次のお店に向かう途中で、夕方から始まる「ウチらの盆踊り」のPRに来たダンサーの一群と遭遇!
最後のスタンプをもらいになんばパークスへ。そこではMOBIUMバスが待っていました。
バスを走らせると暴れだす仕掛けに囲まれて、無事にスタンプGET!そして、景品のテクノポリタンミュージアム特製うちわをもらいました!
[ 19:10 ] [ イベント報告 ]
17:00~ 「ウチらの盆踊り」@フェスティバルゲート
1997年に「都市型立体遊園地」として開業したフェスティバルゲートは、様々な事情から多くのテナントが撤退し、現在では空テナントのシャッターが目立つ状態にあります。
そうした中で平成14年10月、大阪市による地域文化活性のための政策「芸術文化アクションプラン」として、これまでの文化施設の概念に捕われない、機動的で専門的な芸術拠点の整備の一環で「新世界アーツパーク事業」がフェスティバルゲートの空きスペースを活用する形で始まりました。
現在、分野が異なる4つの専門的NPO(NPO法人remo / 記録と表現とメディアのための組織、NPO法人cocoroom / こえとことばとこころの部屋、NPO法人ダンスボックス、NPO法人ビヨンドイノセンス)が「公設民営」方式によって、大阪では未整備の「アートセンター」的拠点を運営、通年活動し、その他2つの団体も交えて様々な展開を繰り広げています。この「ビッグ盆!」も4つのNPOが組織する「新世界アーツパーク未来計画実行委員会」が主催しているものです。
「ウチらの盆踊り」が行われるフェスティバルゲートに到着し、会場となる2階の広場へ行くと、「普段の様子からは想像できない」(byスタッフ)くらいの人で賑わいをみせていました。
企画は二部構成になっており、第一部では、ダンサーや詩人、ミュージシャンといった様々なアーティストが地元の小学校5・6年生とのワークショップを通して歌詞と振り付けを創作した「新新世界音頭」と、偶然見つかった50年前の二代目通天閣完成記念レコードに収録されていた音源を復活させ、新しく振り付けを考えた「新世界新地小唄」が披露されました。
地元パワー炸裂!といった盆踊りの風景には、ただただ楽しい夏が刻まれていました。
(photo:ダンサーと小学生が一緒に盆踊り)
企画は二部構成になっており、第一部では、ダンサーや詩人、ミュージシャンといった様々なアーティストが地元の小学校5・6年生とのワークショップを通して歌詞と振り付けを創作した「新新世界音頭」と、偶然見つかった50年前の二代目通天閣完成記念レコードに収録されていた音源を復活させ、新しく振り付けを考えた「新世界新地小唄」が披露されました。
地元パワー炸裂!といった盆踊りの風景には、ただただ楽しい夏が刻まれていました。
(photo:ダンサーと小学生が一緒に盆踊り)
(photo:生ボーカル&生演奏の下で盆踊り!)
[ 19:00 ] [ イベント報告 ]
(photo:テレビ局も取材に来ていました)
第二部は、みんなで盆踊り!河内音頭から新新世界音頭まで新旧様々な盆踊りをやぐらを囲んで体力の続く限り踊りました。
やはり盆踊りを踊り慣れていない若者と、踊り慣れているご婦人方との差は歴然で、美しい手の所作に見とれてしまいました。それにしても、あれだけのレパートリー(少なくとも7,8曲はあった)を覚えているとは、すごい記憶力!
(photo:お揃いのハッピでしなやかに踊る地元のご婦人方)
(photo:ダンサーと一緒に)
そして実際に踊って感じたのは、昔ながらの盆踊りの動きが、今回新しく振り付けを創った新新世界音頭の中でも活かされているということです。発展形、といいますか、違う動作にはなっているのですが、「この動き、身に覚えが・・・!」という発見の連続が踊る中でありました。ご婦人方も、初めてなのにすんなり踊れていたのが納得。
老若男女が分け隔てなく楽しめた「ウチらの盆踊り」。素晴らしいコミュニケーションツールだと感じました。
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