■ツアー報告 BAR・カフェからみた向島(2)

18:50〜帝都ロケット商曾
こちらは、2階建て住宅の1階を店舗に改造したレトロな感じのお店です。

店主の若林さんは、ブリキ職人であり、演奏家でもあります。「近未来」をイメージしたブリキ製家具と小物の製作。スイングジャズの演奏活動。味のあるブリキと心地よいジャズはこのお店にぴったりだと思います。

店内には、戦後から続く自動車修理工場の珍しい工具や、京都伏見の酒屋の看板などいろいろなコレクションが飾って(?!)あり、1930年代をこよなく愛する店主のこだわりが伝わってくるようです。調和が取れた空間で、懐かしさを実感できるところでした。

19:00〜鳩の街ギャラリー
途中、お邪魔させていただいたのは、鳩の街ギャラリー。こちらは若手日本画家の方が、作業場兼、ギャラリーとして、商店街の空き店舗を改装して、使っています。

参加者の中には、ギャラリーの絵をとても気に入って、手元に置いておきたいという方もいらっしゃいました。色彩のすばらしさに一目ぼれしてしまったそうです!

(後日談)実際、購入されたそうです。

19:10〜路地琴
路地の片隅に、なにやら不思議な甕のようなものがありました。これは、「水琴窟」という日本古来の環境音装置とのことです。耳を近づけると竹の中から涼しげな水の音が聞こえます。甕の中で反響する美しい音は、路地風景の美しさを際立たせているようです。この美しくもはかない水の音で心も癒されました。