大阪ツアー報告 2日目(2)

2階は、オフィスや設計事務所として使われていました。古い建物ですが、キレイに使われています。

まちなみは、まるで向島に来たかのようです。入り組んだ路地が多く、人肌のぬくもりが感じられます。路地園芸も健在。東京と植物の種類が少し違うようですが。

このように2階が装飾された長屋もあります。

路地の奥に入っていっていくと、このように路地のスペースを最大限に活かしたお店もあります(笑)。この日は毎月第一日曜日に開催している「中崎町蚤の市」の日だったそうです。まちの25ほどの店が、各々のお店の中に「蚤の市コーナー」を作り、掘り出しものを販売しています。MAPを作成するなど、お店同士のネットワークも出来ているようです。

お店同士が競合している、という印象は受けません。というのは、各お店が強力なコンセプトを持って個性的だからです。女性らしいドイツの小物を集めた雑貨屋、戦前の着物ばかりを集めたアンティークショップ、アーティストが作成したガラスの装飾品のみを扱っているお店。ほとんどが一点モノであるため、すべての商品から「作り手の心」を感じます。
東京の下北や吉祥寺でもなかなか見ることのできないお店です。「すごくない?!」「スゲー!」「カワイイ!」の声が絶えませんでした。

ただ、ここを訪れるお客さんは、まちの懐かしい雰囲気と、それを上手く取り込んだ「新しい」お店に惹かれるのだと思います。西梅田の再開発など行政の施策とは関係なく、自然発生的にまちが生まれ変わっている様子はとても興味深いものがありました。