種子島家の墓地(御拝塔墓地)の隣地には栖林神社(せいりんじんじゃ)がありました。ここは【薩摩芋(カライモ)をはじめてこの島に持ってきた人】をまつっているそうです。
サツマイモは現在の我々も食べていますが、元々はコロンブスがアメリカ大陸を発見した時に見つけたもので、それがシルクロード(大陸)経由で日本に伝わったそうです。だから【唐芋】なんですね。
薩摩の殆どの土は稲作に適しておらず(シラス地帯)・・・しかも米が出来たとしても殆どは「カネ」として百姓から支配層に吸い上げられてしまい、餓えに苦しんだりした時代が長かったそうです。
シラス地帯でもたくさん収穫出来、貧民の露命を繋ぎ止めることな出来るサツマイモが伝来し、産児の間引きや餓えから逃れられる!ということで、どれだけ当時の人たちが歓喜に満ちたか!?飽食の時代の我々現代人には、ちょっと想像がつきません。。。
しかしながら今もなお、こじんまりしながらも綺麗に清掃されている境内を歩いておりますと、爽やかな風が健やかに生きることの歓びを、さりげなく教えてくれるような気がしました^^♪
栖林神社には、弓術が出来る場所があり、一人の若い女性が練習をしていました。なんとも言えない、美しい所作でした。。。
的に矢が当たる瞬間は、バシッ☆という、鮮烈な音が境内に響き渡り、私まで気分がスカッ☆としました。




