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NPO法人 認知症予防ネット
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ジャンル:理解者・ネットワーク
Blog数:49件
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2012/04/05のBlog
_二月から始まつた第1回認知症予防教室が3月末終了しました。
認知症予防ゲームスリーA増田方式との出会いは、綾部市保健推進課の「認知症予防講演会」で高林さんと、福知山市認知症予防の会、村岡さんの講演をお聞きしたことに始まります。

「これだ!!」と思いました。もちろん続いて行われた認知症予防教室ボランティア養成講座にも参加しました。講師は福知山認知症予防の会、村岡さんと内田さん。認知症についての学習を深めるとともにゲームの練習、ゲームや教室の進め方も学習し、ゲームに使う道具も参加者が手分けして手作りしました。教室の名前も「スリーAひまわりの会」と決めました。

さて1月、準備も整い、いよいよ13名のお仲間さんを迎えて綾部市の認知症予防教室が始まりました。

6回目を終えたころで、お仲間さんに変化が見られるようになりました。
確実に笑顔が増えて、表情が明るくなりました。ご自宅でゲームの練習をしたり、夢の旅行の復習をしたり、旅行のパンフレットを持参したり、教室の日は晴れるようにとテルテル坊主を作つてきていただいたり、自分ばかりが発言するのではなく、教室の雰囲気を壊さないように気遣いしながら発言されるようになられた方、12回目最終回が近づくころ
にはお仲間さんがご自分から話しかけられるようになり、服装にもおしやれをされるようになり表情もイキイキとされ、確実に変化されたことを実感しました。

お仲間さんやボランティアスッタフと出会い、一緒に楽しむことができ、心がほのぼのとして、元気をもらえたこと、皆さんに感謝しています。

平成24年度に、綾部市では認知症予防教室を年2回開催予定です。元気と笑顔が出るような言葉かけ、優しさのシャワーで相手を癒す関わり方など、少しずつ工夫しながらできる限り参加させていただきたいと思つています。また、市街地から遠く離れた地域の方など、もっともっと多くの方にスリーA認知症予防教室に参加していただき楽しみながら脳活性化に取り組めるよう綾部市とも相談していきたいと思っています。

最後になりましたが、手取り足取りお導きいただいた福知山市認知症予防の会、村岡さん、内田さん、その他の方々、お世話になりありがとうございました。

平成24年3月31日
綾部市スリーAひまわりの会 神内千恵子
2012/03/28のBlog
[ 19:37 ] [ 理解者・ネットワーク ]
スリーA教室 千葉県松戸市で初開催! 

中山慶子(現在 求職中:社会福祉士)

★ 当日の教室の模様について★


写真・・・高林理事長講演

 関係者をあわせて総勢約55名(60名に近い)の参加がありました。

当日の参加者は、主として、認知症を将来、自分自身の問題として参加された方、あるいは、認知症サポーターの養成講座を受講終了者でなんらかの地域のお役に立てるような実践的な答えを求めて参加された方、市外からはPネット関係者(包括支援センター職員を含む)、また介護保険事業の従事者、認知症ケア専門士の方、市内のNPOやボランティア活動に従事している方などだったようです。
写真・・・さぁ~一緒にゲームを体験しましょう!


今回はPねっとの今川さん、そして認知症予防ネットの高林さんが初タッグを組む形で開催。

後半グループワークも行うためはじめから8名程度の輪になり参加者同士の親睦を深めました。

2時間の予防教室でしたが、高林さんの講話とスリーAのゲーム実践で1時間、残り1時間で今川さんがMC役でゲーム後の参加者同士の意見交換、感想を高林さんを交えて語り合い、さらに認知症の方への理解を深めるワンポイント講座を披露。
写真・・・お手玉回し、リズムを取りながらお隣さんへお手玉を廻します


最後に松戸の音楽家、竹内恵里さんが今日の講座について恵里さんがイメージを語り「お母さん」をピアノの生演奏つきで合唱しました。


→通常なら1講師最低2時間はかかる講座を、これだけ盛りだくさんの内容での2時間。

それぞれの先生の講師をじっくり聞いた経験のある執筆者にとっては、先生もさぞかし限られた時間で伝えるのにご苦労をかけたと思います。

しかしこのパフォーマンスは気づきの序幕にすぎず、これからも高林さんの「Aあかるく A頭を使って Aあきらめない(スリーA) 」と、今川さんの「楽しく学んで知ってよかった!」(Pねっと)の思いを、松戸を含め日本全国、さらに宇宙までも紡いでいかないとあかん!と深く思いました。

 追記:両講師の先生はともに出身が関西で、講話の語り口が関西弁ちっくでした。関西弁の特有のアップテンポと間の取り方、ジョークを交えた語りはまるで、トークショーのようでした。

普段、標準語で暮らしている参加者の中には日本の西側(遠くは九州)出身者もおり、懐かしいワーと関西弁でおっしゃられるかたもいらっしゃいました。


★ 会場内での参加者の素朴な疑問や問いかけ★
執筆者が知る限りでの報告ですが、

質問1:
ゲームが終了したとき、同じグループの方が1人、

「認知症の人、そんな人に今まで出会ったことがないし、身内の人も発症しないで長寿で暮らしている。認知症サポーター養成講座を受けたことがきっかけで、自分が何かのお役に立てばと思うようになったが、何もできなくて・・・それで広報をみてこの講座に受講した。でもなんでこのゲームをやって、認知症の人で怒ってしまう人がでるのかわからない。それとこんなことよりもまず施設とかで認知症の人に自分がまず会って見て、それから自分でできることは何かを考えられた方がよいのではないか?」と私に率直な意見をぼそっと投げ掛けられた人がいらっしゃいました。

すごくアクティブで素直な意見で、ずっと高齢者の仕事で認知症の方と接してきた私とは見方の違う意見でしたが、ご本人の率直な意見に内心を打たれました。


~【ここでみなさんに質問】~

このブログを読んでくださっている皆様なら、スリーA流心のシャワーでお答えされますか?

私に投げかけられたこの質問を、グループでの話し合い項目の1つに当てはめ皆で考えることにしました。結局このことが、自分達が今出来る実践的な私達のグループ報告となりました。
(リクエストがあれば、私達のグループの報告内容を次回ブログでアップしますね)


質問2:
全体の意見交換の中で1人の60~70代女性(娘さんと同居)→実はこの方、閉じこもってはおらず、ボランテイア活動も活躍されたり、介護保険のヘルパーさんやマルチ活動で家庭外でも活躍中)が自分の問題として講師に相談をされました。

最近、自分が電気の消し忘れなどが以前より目立つようになり同居の娘さんから叱られることが多くなった。気をつけるようにはするものの中々改善できず、どう関係を維持、修繕していったらよいか。ということでした。

同居しているのでどううまくつきあっていけばよいかという相談でした。

~【ここでみなさんに質問】~

このブログを読んでくださっている皆様なら、スリーA流心のシャワーでお答えされますか?

以下質問1と同文です。
(リクエストがあれば、私達のグループの報告内容を次回ブログでアップしますね)


【最後に執筆者より開催にあたっての感想】

私は実は、6年前にケアマネージャーの仕事に就いたことがきっかけで、介護保険のケアプラン自己作成に関心をもち、個人的に全国マイケアプランネットワークという団体の会員になりました。

その縁で、コミュニティケアセンターの事務局佐藤修さんを知るようになり、スリーAの高林さんのゲーム療法を体験するきっかけをいただきました。

当時、同地区在宅介護支援センターに勤務していた私は、センター主催の介護予防教室の運営に頭を悩ませており、講師と参加者の垣根を超えた脳と体と心の活性化事業として位置づけをして困難を乗り切ろうとしました。

特に、市から認知症予防の取り組みにお題をいただき、単なる認知症サポーター養成講座の繰り返しではなく、市民の市民による市民のための認知症講座の視点を欲しており、高林さんのゲームを体験したとき「これだ!これを是非、常盤平で開催したい!」と思い、市への相談は必要でしたが、その場で我先に高林さんに3月24日の介護予防教室の開催を依頼しました。

それから約1年。
今では首都圏をはじめ私の近隣の他市町村でもスリーAの様々な動きがあるようでとても嬉しく思います。

この1年で私の状況などいろいろな変化はありましたが、これからも関係者様とよいつながりや絆を保ち切磋琢磨していきたいと思います。

私はいわゆる巷での「つながり」や「絆」という日本語だけではなんだか物足りなく感じています。その言葉にはそれぞれの関わる人の気持ちにもよりますが、「良い」「悪い」をいう感情がついてくるものであり、お互いにとっての良い気持ちではじめて未来へつながる力が生まれるのではないかと思っています。

この人との関係の心地「良さ」を感じるのにスリーAはゲーム療法として一役買っているのだと思ってやみません。

ご拝読ありがとうございました!
2012/03/21のBlog
第3期の「脳いきいき元気アップ教室」-お仲間さんを中心として
-珍しく男性の方が多い教室に


 福知山市中央包括支援センター主催の「脳いきいき元気アップ教室」も今年で3年目に入ります。今年は中央包括支援センターの存在する惇明地区に限らず、旧福知山市の各地から、特定高齢者の方に教室参加を呼びかけて13名の申し込みがありましたが教室が始まってみると結局男性4人、女性3人の参加者となりました。

個性豊かな4人の男性
 Sさん
豊かな声と正確な歌詞が特技、3拍子の歌“ふるさと”は歌詞がきれいだからというSさんの提案で今年初めて3番まで歌う事になりました。お仲間さんも3番まで歌いきって満足そうな笑顔でした。物語り歌を正確に歌いきるのが好きだと言われるSさんはその日の茶話会で「水師営の会見」の9番、鎮魂歌「戦友」の14番、「青葉茂れる櫻井の」の6番など長い歌詞を正確に歌いきられて静かなバリトンに皆さん聞き惚れていました。
 「涙がでてしまって」と目を潤ませている方もおられました。カラオケ大会にならないかと心配したボランテイアもいましたが、Sさんはそれから後歌うことを主張されることはありませんでした。

 Nさん
静かな紳士の「国鉄マン」:奥様を亡くされて痛々しい手荒れに悩んでおられたけれど、「お連れ合いに看取られて亡くなるのはこの上ない幸せです。本当にいいことをしてあげなさったのですね」と言うボランテイアの声に。次第に増えた笑顔と豊富になった話題が印象的でした。茶話会の時には、豊富な日本全国の旅の知識で楽しませて頂きました。

 Yさん
引っ込み試案の笑わないYさんは2回目から、毎回のように模造紙に書いた玄人はだしの動物や花の美しい絵、短冊や色紙を一杯持ってきて下さり、教室は次第に美しく彩られました。南極への夢の旅行のおみやげに「山本画伯に書いてもらったオーロラの絵」などが入ってくるようになって、苦手だったリズムのゲームが少しずつ流れに乗って来だしたのに並行して、唄う声が大きくなり、当意即妙名な冗談といっぱいの笑顔が頂いた絵と相俟って教室を明るくしてくれました。お出迎えのときに遠くから大きく手を振って頂くようにもなりました。終わり近くには、みんなお仲間さんにあげてしまうから、とボランテイアの名前をこっそり聞いて名指しで色紙を頂いたりしました。私も、「一番好きな花は椿」と言ったのを覚えて下さっていて次の週に可憐な一重の椿の花の色紙を頂きました。送って下さっていたお嬢さんが忙しくなったからと毎回タクシーで来て下さいました。

 Uさん
難聴でお仲間さんの「夢の旅行」を決める仲間入りが出来ないから、と自分から手を挙げて発案していただいた第7回の“夢の旅行”の行き先は山形、息子さんの赴任先で、夏に行ってこられたそうです。お土産の一つに山形名産のラ・フランスを挙げられました。その日の夜にボランテイアの一人の家にお歳暮のラ・フランスが届きました。“残念!もう一日早かったら-----”と思ったとき、目に入った箱にかかれた「食べ頃は一週間後頃です。」の文字。一週間後にいそいそと持っていったラ・フランスは完熟の美味でみんなでおいしいおいしいと頂きました。山形の自然がUさんと教室にくれたグッドタイミングの優しい贈り物でした。

笑顔一杯・しなやかで優しく・毅然として本当に心から楽しんで下さった3人の女性
Tさん
可愛く揺れたTさんの赤い花
 ビンゴゲームの花の名前に「チロリンランプ」と書かれたTさん。誰も知らないこの花を翌週いつも押してこられるカートに一杯積んで持ってきて下さいました。濃い緑の葉の陰に揺れる赤い小さな可憐な花、Tさんそのもののようなチロリンランプはこの日一日教室の笑い声に揺れながら教室を見守り、“強い野草だから挿し木で幾らでもふえますよ”とボランテイアにもらわれて行きました。どこかの家に根付いているでしょうか。
 3人の女性は、すっかり仲良くなって肩を寄せ合あったり、手を繋いで帰って行かれるようになりました。嬉しいですね。話す事などほとんどなかったのですよ。家でも教室のことを思い出しながらいつの間にか笑っているのですよとお見送りの時にいつも言って頂けました。 

Kさん
 小さい頃は体が弱かったけれど、いまは風船サッカーとバレーが大好き。体を使って沢山笑った後は楽しい---Kさんのゲームの楽しみ方はボランテイアを幸せにしました。笑うことなど無かったので本当に楽しかった、終わるのが淋しいとどんなに寒い日も正確に10分前にしっかりした足取りで歩いて来て下さいました。寒風の吹きすさぶ戸外で立ったまま話し込んで早く中へ入らないと凍ってしまいますよとまた大笑いです。

 Sさん
こぼれるような笑顔の可愛かったSさん、暮れに足を痛められてとうとう最後まで来て頂けませんでした。早くお元気になって下さい。お手紙は届いたでしょうか。

 これは15回の教室の合間に垣間見たお仲間さんのほんの一部の表情です。高齢者の生きて来られた人生の豊かさと沢山の経験は測り知れない程多様で奥深くその人格を形作っているのでしょう。もっともっと知りたかったです。
 少人数であっただけに教室は和気藹々、お一人お一人との交流も細やかでお会いできなくなるのがこれまでにも増して辛かったです。でも、最後の茶話会では、「皆さんと出会えて本当に楽しく元気をもらいました。これからも教えてもらったゲームで時々脳を鍛えながら、いろんな所へでかけていくようにします」と積極的な何より嬉しいメッセージを頂きました。
 今年は例年になく雪が多くて、何度も40センチ以上の積雪があり、来られないときもありました。それでも難儀しながら3人、4人と足を運んで下さり嬉しかったのですが、2月の3日は前日からの雪が夜になっても降りしきるのでとうとうお休みになりました。最後の17日には太陽が顔を覗かせ、4拍子のゲームでは「春の小川」が歌えました。皆さんお元気で。また会いましょう。
 (文責:村岡洋子)

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第3期「脳いきいき元気アップ教室」を終えて見えてきたこと
 今期の特徴はお仲間さんが少人数で男性が多いこと、それぞれが個性豊かであること、女性同士は早くから仲良くなられ、よく話し、帰りも一緒に帰られる姿を目にして嬉しく思ったものです。
 そんな中、男性の繋がりが見えなくて気になっていた時、ジャンケンゲームで「○○、頑張れ」と声援を送られたのを見て心が熱くなりました。言葉は少ないですが仲間意識を持っておられることにホッとし嬉しく思いました。その後の教室は、積雪で欠席者があったりなど天候に悩まされましたが、お仲間さん達は、それぞれの個性を出しながら、元気に明るく、豊かに変わっていかれる状況はいつもと変わりませんでした。 

 今回、15回を通して教室に参加させて頂きずいぶん勉強になりましたが同時に、見えてきた事のいくつかを自戒を込めて振り返ってみたいと思います。

 その1つは、お仲間さんの人数が少ない分、それを上回る人数のボランテイアの私語が多くなり、ボランテイアの方々の個性がそのまま教室の雰囲気に反映して、毎回、教室の雰囲気が微妙に違っていたことです。いつもおなじ落ち着いた癒しのペースを大切にしなければならない教室で、雰囲気がころころと変わることがお仲間さんにとって果たしてよいことだったのでしょうか?

 第1期・2期・3期と回を重ねる毎に、私達ボランテイアの心に「マンネリ化・緊張感欠如」があったのではないでしょうか? 
 私達ボランテイアの役割はあくまでもお仲間さんに「あかるく、あたまを使って、あきらめない」の精神を自分のものとして感じ取ってもらうことだと思います。たとえメンバーが代わってもいつも同じ状況を提供できる事ではないでしょうか?

 「認知症予防」は、福知山市が特に力を入れている課題の一つであり、今後ますます重要視されます。「福知山市認知症予防の会」は、スリーAを通してその役割の一端を担っています。今回第3期目の教室を終了して見えてきた上記の問題・課題を少しでも解決し、より充実した教室を提供できるよう、私達ボランテイア一人一人が質の向上を図る必要が有ると思います。例えば、スリーA精神「一人一人の尊厳・癒しの心・優しさのシャワー」を常に心に置きお仲間さんと向き合う、質の向上を図るための研修会を実施するなどです。
 ボランテイアの方一人一人は素晴らしく、見習うべきことも多々あり、一生懸命教室を盛り上げようと頑張っておられるのは良く分かります。それが団体となったとき、今回のような状況が生じて来たのではないでしょうか? 私達の思いは一つ、「認知症になりたくない。防ぎたい」、「例え認知症になっても自分の家で、地域の中で安心していきいきと暮らしたい」と願って居る人々の“拠りどころ”になれることです。 
 「認知症予防の会」が、しっかりと福知山の地に根付くことがこの思いを次の世代に繋げること思います。そのためにも、その基盤になる大地を耕すことを課せられているのではないでしょうか!

 以上、自分自身の反省・自戒を込め、きになったこと・考えたことを述べさせて頂きました。
 最後に、教室を終了されたお仲間さんのその後はどうするのか!!今後の課題です。
 (文責 スリーAチャレンジ M.S. Y.H.)
2012/02/14のBlog
(認知症対応型通所介護 グループデイ 副主任生活相談員 介護福祉士 認知症ケア専門員
 松尾奈緒美さんが寄稿して下さいました。)

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舞鶴市の大浦地区でスリーA方式認知症予防のお話をしました。

 舞鶴市の大浦地区では地域支援事業の一環で、65歳以上の高齢者に対して、23年11月から24年3月に掛けて、高齢者の体力及び筋力低下を予防すると共に、認知症、鬱、閉じこもりを予防すると言う目的で、「お達者大学」が2週間に一回実施されています。今回自分がスリーAを題材として認知症予防についてお話をさせて頂きました。

 このお話の中で私が一番伝えたいと思っていたことは「優しさのシャワー」です。

なぜなら、福知山市の認知症予防の会でスリーA方式を学んで以来、日々のケアの中で、例え認知症になってもこれまで「解らない・出来ない」と諦めてしまっていた趣味や希望を時間を掛けゆっくり少しずつ思い出されたり、得意とされていたことは体で覚えていらっしゃるのでしょうか、何度も粘り強く繰り返しチャレンジすることで、達成出来た場面に見せて頂いたあの輝くような笑顔に至る過程には「優しさのシャワー」があり、その笑顔こそが「優しさのシャワー」の真髄を物語っているのではないか、と感じずにはいられないからなのです。

そうして今日の皆さんにもゲームの中から「優しさのシャワー」を感じ取って頂けたら、と願っていました。

 ゲームに入って自己紹介を始めた段階では、私も含めて、どこかまだ緊張感があり、約20人の参加者さん達は「認知症」というフレーズには少し抵抗感をもたれているという印象を受け、現在の生活の維持、そして認知症にならないためには、どうしたらいいのかという点に興味を持たれているように感じられました。

 始め、指を使って数えるのは「簡単、簡単」とニンマリされていましたが、右手の親指を一つずらして数えていくと、「あれ?こんな単純なことが意外と出来ない」とみんなで一杯間違えては笑い、「もう一回、もう一回」と何度も繰り返して練習しました。

 ゆっくり聞き手のペースに合わせて、フォローする場面と、褒める場面のタイミングが重要で、ゲームを盛り上げていく鍵になることを感じました。

 グーチョキパー、グッパー体操、でんでん虫、リズム(机と椅子が固定されているので輪にはなれませんでしたが)、とゲームを進めて行くにつれて、だんだん皆さんペースに乗ってこられて、間違えては笑い、成功すれば拍手をして褒め合い、ゲームが終わる頃には皆さんの緊張も解け表情も和やかになられ、周囲の方との会話も増えてきました。

 言葉集めでは“あ”のつくもの、花の名前、とすすみ最後のお節料理の名前の時には、ここは、漁師町やからお節料理も魚を沢山使うんやで、あんたは知らんやろけど、とちょっと得意げで盛り上がって大笑いでした。ちょうど昼食のみそ汁のいい匂いが漂って来たこともあり、「あーお腹空いた」という声も聞こえてきましたので、にこやかな表情に包まれて終了し、皆さんと一緒に昼食を頂きました。


 優しさのシャワーの効果は、指先を使って脳を刺激すると共に、間違えてしまったことも「よーし、やってみよう」と言う気持ちになられ、その背景には、一人が笑えばみんながつられて笑い、和やかになっていく雰囲気の中で、みんなが安堵し、心が交流し始めたのではないか、と感じました。笑いはもちろん、掛ける言葉一つにも心を動かされる時があり、その暖かさの中に優しさのシャワーがあると実感しました。

 一回でスリーAのすばらしさを伝えるには、時間が足りませんでしたがこれから回数を重ねていく毎に優しさのシャワーの効果が少しずつ出てくれば、春先には、皆さんが家業の漁業や農業で、明るく元気に活躍されたり、諦め掛けていたことを、またチャレンジして取り返してみようという気持ちになって頂くきっかけになれば幸いです。

施設職員 松尾奈緒美
2012/02/11のBlog
[ 20:01 ] [ 理解者・ネットワーク ]
「元気いっぱいスリーAひまわり教室」

 スリーAに心を寄せて頂いている皆様、京都の北部にまた一つ新しい教室が生まれました。
福知山のお隣(JRで10分)の綾部市です。

 綾部市のスリーA活動は、これまでにもNPO法人認知症予防ネットを招いて3回の連続講座が開設され、それを聴講された綾部市豊里地区老人クラブ連合会の会長様から、老人クラブで、是非教室をやってみたいから、とご要望があり、高林理事長さんにも一日足を運んで頂き、その後3回に亘って福知山から、老人会の役員さんにゲーム指導に伺ったこともありました。
 ゲームの道具なども全て取り揃えられています。
 「老人クラブが主催する予防教室は、日本で初めてですから頑張って新しい歴史を!!」
と再三お願いし、期待していた2010年まででした。

 今回の綾部市とのご縁は2011年1月28日私達の「脳いきいき元気アップ教室」を綾部市福祉保健部 保健推進課 保健推進担当の保健師さんと管理栄養士さんが見学に来られたことから始まりました。
 「綾部でもやりたい」
 「是非やって下さい。全面的に協力しますよ」
とお約束してからの綾部のすばやかったこと!!
 4月1日には、綾部市からスリーAチャレンジに依頼状が届いて、5月25日に高林実結樹理事長と村岡が参加した 「認知症予防講演会-優しさのシャワーで認知症予防を-」(参加者69名)、が開催され、引き続いて認知症予防教室スタッフ養成講座が始められました。

 養成講座は6月29日、7月11日、26日、8月10日、24日の5回、各2時間30分を村岡の講義と内田智美さんのゲーム指導と言う形で行いました。最終日の8月24日は、教室の運び方やスタッフの役割、茶話会のシミユレーションのためにスリーAチャレンジのメンバー、四方美代子さん、岡田和子さん、村上久子さん、塩見宣子さんにも参加協力して頂きました。
 受講生の方は、綾部市社会福祉協議会で養成されておられる“生活・介護支援サポーター(ゴールドサポーター)”という高齢者の生活をサポートする講座を受講された方のなかからの希望者が22名。良く訓練された方達で、さすがに飲み込みも早く動きもきびきびと頼もしい限りでした。
 教室の名前は「元気いっぱいひまわり教室」、ボランテイアスタッフの会のニックネームは「スリーAひまわりの会」です。養成講座修了後自主的に何度かの自主講座を経て、福知山の教室へも4人ずつ2度見学に来られました。
 24年の1月13日から3月27日までの週一回の12回のシリーズでいよいよスタートです。始めにお約束していたとおり第1回目は内田智美さん2~4回目までを村岡がゲームリーダーとしてお手伝いしました。
 
 お仲間さんは2名の男性を含めて15名。,22名のボランテイアさんは柔らかで自然な優しい物腰と笑顔が素敵。3回に2度程度の参加で、お仲間さんとの人間関係が日増しに濃くなって、教室は日を追って和気藹々となっていくのがよく分かりました。
 毎回、4~5人の綾部市福祉保健部の保健師さん達も参加されて、綾部の「元気いっぱいスリーAひまわり教室」は生まれたばかりの赤ちゃんとは言え、見事な健康優良児ぶり、すくすくと危なげなく育っています。
 担当の保健師さんは教室が終わった後の反省会でもお仲間さん一人一人のご様子を詳細にチェックして、これで良かったか、と反省を促し、目的に添った意見がお互いに遠慮なく交換され、一段ずつ上を目指して仲間意識もよりいっそう緊密になるという厳しくも優しいリーダーぶりです。

 意気軒昂な教室は、今年の豪雪も何のその、雪が降るという天気予報も押しやってお日様を引っ張り出し、同時進行をしている福知山の「脳いきいき元気アップ教室」がその翌日に40センチの積雪のためにお仲間さんが3人も4人も出てこられなくなってお休みされる、と言う悲喜劇が繰り返され、福知山では、「何で-??」と、はてなマークがしきりで悔しがっている有様です。

 現在のところゲームリーダーは3名程度、5回目からの自立した教室を是非見せて頂きたいと楽しみにしています。

 2012/02/06 福知山市認知症予防の会・スリーAチャレンジ 村岡洋子

2011/10/19のBlog
[ 11:01 ] [ 理解者・ネットワーク ]
10月9日(日)千葉県市川市:行徳デイサービス“そよ風”での講演会
「スリーA方式認知症予防ゲーム~優しさのシャワー・脳活性化作戦~」
アンケートから


高林先生の講演を聞き、私はびっくり致しました。
実は私の母も認知症になる前、「頭がぼーっとする、頭がぼーっとするんだヨ」と私に言っておりました。母は橋本病という病気で医者に一ヶ月に2回通院をしていたので、私も母の病状を聞きながらさほど気にもとめないでいました。でもだんだんお友達とお茶飲みをしなくなり、横になってばかりいました。たまに買い物を頼むと自分の好きな食べ物を買い用を足さない様になりました。いつの間にか認知症になっていたのです。以前にこの様な機会にめぐり会えたら母にもっとよくしてあげられたのにと残念でなりません。

人ごとではなく自分も皆様と一緒にスリーAを学んでいきたいと思いました。又、やっている時は一生懸命で家に帰ってきたらいくつか忘れてしまい娘に聞く始末です。私は大丈夫といっていられない、少しでも身につけてスリーAを体験し多くの方達も巻き込みながら、脳を活性化しながら元気でいられる様そんな長生きを目指して参りたいと思います。
 渡辺洋子(65歳)


 スリーA講演に参加して、まずは高林先生の思いのこもった話に引き込まれました。いったい何歳なのだろう・・・と頭に浮かび、講演を終えてスリーAの良さをご自身で立証されているのだと感じました。
スリーAのゲームの内容については、普通に行っていけば恐らく誰でも実践ができるものだと思いますが、ゲーム以外の場所に隠されている「優しさのシャワー」の意味に奥深さを知りました。
高齢者施設従事者としても、通常の生活の中でもこの「優しさのシャワー」が何よりも大切なことを再確認し、今までの自分に忘れてしまっていたものを思い起こすことができるようになりました。今後はスリーAを通じて、先ずは私自身が変われるように、スリーAに学んで行きたいと思います。
そして街中にスリーAの「優しさのシャワー」が降り注ぐように活動を行っていけたらと思いました。
 介護職員 J・K (24歳)
2011/08/12のBlog
[ 09:10 ] [ 理解者・ネットワーク ]
友好団体のスズメの学校教室で、スリーAゲームその3の“ビンゴゲーム”のテーマに夏の人気者、おばけの名前が取り上げられたそうです。
さあ何があるかな? 一つ目小僧、モモンガ-、…?? 9箇も書けるの??

お仲間さんの一人が紙に向かってサラサラと描かれたのは、なんと実物以上に恐い(?)漫画のおばけの数々!

紹介はここまでです。
続きは、リンクの「スズメの学校認知症予防教室」ページを、覧ください。
2011/08/05のBlog
[ 23:04 ] [ 理解者・ネットワーク ]
丹波市福祉部介護保険課予防係様から以下のようなメールを頂きました。スリーAが地域に根付くことを大いに期待し、転載させていただきます。(高林実結樹)
~~~~~~~~~~~~~~~

介護予防事業『スリーA認知症予防研修会』を実施して

平成23年7月 社会福祉協議会共催で介護予防事業として、サロンボランティア研修及び生きがいデイサービス職員・認知症職員研修を企画し、NPO法人認知症予防ネット 理事長 高林実結樹先生をお迎えし行いました。

7月5日火曜日 氷上地域をかわきりに、毎週火曜・金曜日を開催日とし、旧町6地域6会場で計7回研修会を開催しました。

参加者はサロンボランティア164名、介護従事者職員37名、スタッフとして社会福祉協議会から18名、地域包括から4名 合計223名の参加となりました。

1回の研修時間は3時間、前半は高林先生の講演。後半にはスリーAゲームの体験学習を行っていただきました。

講演では高林先生ご自身の認知症介護生活実体験と在宅支援ボランティア体験から、認知症について・認知症の人の思いや家族の気持ちを裏づけを持って理論的に説明していただき、早期診断の必要性を説いていただきました。

そして、スリーA方式の目的とどのような効果が得られているかをMMSEを用い、データー的な裏づけと共に教えていただきました。

実体験だからこそ、内容は壮絶でありながら説得力があり、わかりやすいお話で、頭の中にスーッと入ってくる気がしました。

また参加者のアンケートでも「先生の講演はわかりやすく、認知症のことが正しく理解できた。」「他人事ではない、私も家族も誰がなってもおかしくない認知症について考えていきたい。」とコメントを頂きました。


ゲームの体験学習では、実際に参加された方々と『その1』からゲームを行いながら、言葉のかけ方・声をかけるタイミング・それが脳のどのような部分に働きかけるのかを説明していただきました。

ゲームの内容によって共に落ち込む場面あり、楽しくうまくいったことを喜ぶ場面あり、配慮しながら伝える技法など、いっけんどこでも実施されていそうなゲームも、進行と配慮ひとつで相手に寄り添い『ホワッ』としたきもちにさせられることを体感できました。

ゲーム20種目の中から、参加者の人数やその場の雰囲気にあわせ、10種目近いゲームを1回の研修でおこなってもらい、ゲームを重ねる毎に皆さんの顔が笑顔に変わっていくのがわかり、しかも、これまで顔も知らなかった人同士が顔を合わせて大笑いしておられるのを目の当たりにし、優しさのシャワーがこんなにも人のつながりを感じさせ、穏やかにしていくのだと実感しました。

参加された介護従事者から
「やったことのあるゲームだったが、今日のように脳への刺激や参加する人のことを考えたことがなかった。」

という意見や、サロンボランティアからは
「とても楽しかった。サロンにもぜひ取り入れたい。」
「もう少し長くやって欲しかった。」

と好評を頂きました。

今回の研修にスタッフとして全て参加し、毎回、高林先生の優しさのシャワーにふれることが出来て、私自身も気持ちをほぐしていただいたような気分になりました。参加者から良い反応をもらい『元の生活への引き戻し』『明るい生活への引き戻し』『転ばぬ先の予防』に効果のあるゲームの存在を理解していただくことができたと確信しています。

また、参加者の中からも『今後、このスリーAゲームを1度聞いた
だけでは、サロンでリーダーとしてやっていくには自信がないので、継続してリーダーの養成にも取り組んで欲しい。』との意見を頂きました。

 今後、この丹波にもスリーA方式ゲームが定着し広まっていくように、ゲームリーダーの養成・教室の開催に向けて検討中です。

 先生には今後とも、ご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。
 報告書のようになってしまいましたがお許しください。

 丹波市福祉部介護保険課予防係 金子・井上

2011/04/09のBlog
[ 15:41 ] [ 理解者・ネットワーク ]
2011年03月02日スリーA方式認知症予防フォーラム実行委員会が発足。
「認知症予防のためのゲームご存知ですか」(仮)という呼びかけで「認知症予防フォーラム」が下記の予定で開催されます。
首都圏に認知症予防ゲームを広めようという活動です。

■日時
 2011年4月9日(土曜日)午後
■会場
 東京しごとセンター セミナー室(東京都飯田橋)

127回目を迎えた京都市伏見区の《スズメの学校》は、今まで60名近い見学参加者がありました。
親御様が認知症ではないかと心配し、インターネットで検索し、「NPO法人認知症予防ネット」を探し当て、問い合わせ、スズメの学校を紹介され見学に見えた方、リーダー研修を受けたが、なぜゲームに2時間もかかるのか、と疑問に思い見学に来て、高齢の方々の動きや反応を見て納得され、自信を持ってリーダーとして活躍されている方、他府県からの見学、以前にご紹介した韓国からの見学など毎週確実に教室を開いているからこそ、見学のご要望に応えることが出来ました。

そして、何より100回を超えるゲーム経験者の教室の皆さまが活き活きとゲームを楽しみ、和やかな雰囲気をかもしてくださっているので、見学参加の皆さんもすぐお仲間になっていただけるのです。その結果、そのまま継続して参加する、あるいはここでの経験を生かして、ご自分の地域での活動に役立てて下さっているのだと思います。

この度、NPO法人認知症予防ネット髙林実結樹理事長を講師に東京で認知症予防ホーラムが開催されることになりました。
認知症予防ゲームをポストの数ほど広めたいという理事長の思いが奔流のように、それこそ津々浦々まで流れ広がるきっかけになることを期待しつつ、スズメの学校ではこれからも、優秀なリーダーのもと、スリーA方式認知症予防ゲームを堅実に継続して、毎週確実に実施しているという「ポスト」を守ってまいります。
(原悦子記)

2011/03/31のBlog
福知山市 認知症予防の会~スリーAチャレンジ~
村岡洋子


京都府福知山市では、平成22年11月2日~23年2月22日に平成22年度第2期スリーA増田方式認知症予防教室「脳いきいき元気アップ教室」(以下教室と略記する)を実施しました。

 教室は、福知山市中央包括支援センターの事業として平成21年度に福知山市認知症予防の会が協力して開催することが決定しました。

認知症予防の会(以下会と略記する)は福知山市に教室を導入することを目的として21年4月に結成され、7月に「NPO法人認知症予防ネット」のご協力を得て、「ゲームリーダー養成講座」を開設して60名のゲームリーダーボランテイアグループ(愛称スリーAチャレンジ)を養成していました。

教室の主催者は福地山市、会は協力団体として参加し、協働で教室を運営します。

会と市の役割分担

市の役割
①住民への周知・広報(市の「広報ふくちやま」にて、周知・募集)、参加対象者への連絡、教室の会場提供

②教室に関する講師派遣依頼、講師謝礼の支払い(市の依頼した者に限る)

③参加者の健康チェックや緊急事態への対応、参加者の個人情報の保管・管理と記録

④教室参加者(お仲間さん)の変化を評価するためのMMSテストやアンケートの実施

⑤ゲームの道具の保管・管理

⑥教室終了後のお仲間さんへのフォローアップ(訪問指導、関係機関の連絡など)

⑦苦情処理及び事故発生時の実施主体としての責任を負う。


会の役割

①教室で使用する道具の貸し出し(市の倉庫に保管、教室には、市の職員が持ち込む)。

②教室でのリーダーやゲームの補助、参加者への支援(お出迎え・お見送り、受付、所持品の預かり、お菓子代(200円)の集金、お茶の提供、お菓子の準備・茶話会のお茶。お菓子の接待など)。

③会場設営、教室での道具の準備、後かたづけ

④事前・事後カンファレンスに参加


教室の流れ

①12:00 会員による会場設営(第1図)

②事前カンファレンス お仲間さんの情報伝達、教室での役割分担を決める。

 出迎え係、受付:出席チェック、ファイル(健康チェックをしている保健師の所へ持参)など必要物品の手渡し、名札の貼り付け、お菓子代の集金、荷物や上着の預かり、開始までのお仲間さんへの対応(お茶、話しかけ)、ゲームに一緒に入るメンバーを決める、道具準備係、茶話会用のお茶・お菓子の準備・お運びなど

④お見送り(後片付けは送り出してから)
当然のことですが、役割分担は、一応その役割に責任を持って当たる人として決めますが、それに固定するわけではなく、スタッフ総掛かりで何でもこなしていきます。 

⑤道具・食器の後かたづけ、ゴミの始末、教室の復元

⑥事後カンファレンス:お仲間さんの名簿を渡して気付いたことを記録報告(名簿は回収する)、次回のプログラムの決定

注:教室は無料ですが、お菓子代を200円頂いています。もちろんボランテイア達も払います。
市内のお菓子屋さんが自家製のお菓子を毎回届けてくれます。お菓子の下に敷く紙と小さな紙袋がついてきます。お菓子は2個あるので、余ったら持ち帰って頂くためです。
お仲間さんのお一人が、お菓子代200円を集めて頂くのは、余った分を遠慮せずに持って帰れるので嬉しいです。といって下さいました。お菓子代を頂こうかどうしようかと少し迷ったのですが、それで、頂くことに踏ん切りがつきました。


22年度の予防教室の特徴

教室の回数がふえました
今回は16回開けたことです。目標の20回まであと一息です。

・お仲間さんの人数が20人から13人へ 

21年度の第一期「脳いきいき元気アップ教室」ではお仲間さんの募集人数は20人でしたが、今回はきめ細かい対応とコミュニケーションを図るためには、と募集人数を15人に減らしました。

2人が辞退され(ご家族が申し込まれたのですが地域包括の職員が伺ってもご本人が拒否されました)13人になりました。

特に、お仲間さん同士の細やかな心の交流が増え、スタッフもお仲間さんの顔と名前をすぐに覚えることができて教室の空気は回を追う毎に和やかになって一応この人数設定は成功のようでした。

 改めて、増田先生の"13人が最適"と仰っておられたことに思い至りました。


お仲間さんの特徴

市の広報にご自分で応募されたお仲間さんは、欠席の理由が、ボランテイアに行くから、講演会を聴きに行くから、というお元気な方が多くスタッフも最初の頃は??という気持ちもありましたが、何度もお出合いしている内にそれぞれ何らかの事情や悩みを抱いておられることが分かってきました。

もしかしたら、教室は本当の意味での"予防"になっていたのかもしれませんね。

・お仲間さんからの教室への積極的な参画

そのせいもあってか、前回に比べて、お仲間さんからの教室への積極的な参画が増えました。

○いつも素敵な手編みのセーターやカーデイガンを着て来られるAさんに伺うと全てご自分の作品だとのことです。すごーい!と感心した翌週、「もし使って下さる方があったら」と編み方の設計図をいただきました。恥ずかしながら、スタッフの多くは編み物に設計図があることも知らなかったのです。設計図をコピーしたところ何人かがもらって下さり、双方が大喜びしました。

○「言葉集め」で大好きな花は「蝋梅」とお仲間さんの一人が言われたので、「あーこの時期に盛りを迎える珍しい花ですねー。いいにおいがしますよね」と、話題になリました。その翌週、どなたかから、壷一杯の庭の「蝋梅」が届きました。本当にいい香りがして、みんな"幸せ"になりました。

○最終回のお別れパーテイーには、お仲間さんのお一人から「これからも皆さんがまめでいて下さるように」と黒豆ご飯の大きなおにぎりを28個も頂きました。


近隣の各市町から見学のお客様が

今回のもう一つの特徴は近隣の各市町から5回にわたって見学のお客様が来られたことです。

見学は、お仲間さんが教室になじまれてから、ということで、6回目以降と言うことにしています。

「ゲームについては皆さんの方が先輩ですから面倒を見てあげて下さいね」とお仲間さんに紹介してゲームの輪の中に入って頂きました。お仲間さんも最初はちょっと緊張気味だったのですが、回が進むにつれて年長者としてのゆとりと余裕ができてきて、貫禄たっぷりに「ここへお座り」、「こうしたらうまくいくよ」、「間違っても気にせんでもよいんやで」など、優しくお世話を焼いておられ、「優しさのシャワー」さながらの本当にほほえましい雰囲気が醸し出されていました。

長岡京市からのお客様は、涙が出ました、というご感想でした。見学に来られた市町は、綾部市、長岡京市(2回)、舞鶴市、丹波市です。

 嬉しいことに綾部市では、23年度には「認知症予防教室」を開くことが決まりました。運営スタッフの養成講座(7~8月)および教室の開催について、協力の要請を頂いています。どれだけのことができるか分かりませんが、一生懸命お手伝いをしようと思っています。

最終回のイベント
最終の22日(16回目)に塩見芳朗顧問(お出迎えの時に市役所の玄関前を偶然通りかかられたのをスタッフが教室に拉致してきました。産婦人科のお医者さんで地域包括連絡協議会の会長であり、この教室の誕生に大きなご尽力を頂きました。)と高齢者福祉課の山根課長が見学に来られました。

"お手玉"と"泥鰌さん"の大笑いにびっくりしたり、リーダーさんの巧みな誘導で太鼓の合奏の指揮を引き受けさせられたり、茶話会で、「地域包括支援センターのモットーは、『毎日楽しく生き甲斐を持って』です。今日ここでもう一言"フォーエバー"を付け加えます」とのコメントを頂き、いささかの緊張感と晴れがましさを演出してお仲間さんとスタッフをともに満足させていました。

最終回は昨年と同様、デコレーションケーキを奮発してお別れパーテイーを開きました。デコレーションケーキはお仲間さんが1/6、スタッフは1/8にカットしました。

最後の週だから、とボランテイアがいつもより沢山集まったからです。その上今年はお仲間さんから、前述のように、黒豆ご飯のおにぎりを頂きましたし、市内の緑風苑という病院付属のデイサービスに来ておられる方を対象にした、予防教室のスタッフが、スリーAチャレンジからのボランテイアの応援への感謝の気持ちに、と、素晴らしく美しい折り紙のお皿に可愛い飴を入れて、一人一人に配って下さったのでテーブルの上は満載、賑やかになりました。

スタッフはメッセージカードにそれぞれ思い思いのメッセージを書いてケーキに添えていました。お仲間さんからもメッセージを書いて頂きました。整理ができたら、お仲間さんの承諾を得て、またご紹介します。


夢の旅行顛末記------

今回の教室の最大のトピックスはなんと言っても夢の旅行でした。その中から3題をピックアップします。

①行き先は尖閣諸島。
おみやげの一番目は撮影された衝突の映像の全て。
50時間ぐらいもかかる長いものと言うけれど、全てを持ち帰ってこの教室で見てみたい。ただしいつも見ているテレビ放送の最後にぬっと出てくるおじさんの大きな後頭部は本人もいやだろうから削除してもらいましょう。

2つ目のおみやげは、
昔は日本の領土と言うことで日本人が住んでおられたそうなのでその方を招いて講演会を開きお話を聞きたい。

3つ目のおみやげは?
の問いにはしばらく声無し、の後、島と言うからには海岸もあるだろうし、そこで貝殻を拾ったら----とおずおず出された提案にみんなが急いで賛成しました。実現したかったですね。


②行き先はアメリカのナイヤガラ。
おみやげの一つに瀑布に架かる虹の橋。
うーんどうして持って帰れるの?と思いきや、次週の茶話会の始まる直前、先週の夢の旅行は-----と話しているちょうどそのとき、朝からの陰気な小雨が止んで曇り空に薄日が射し窓の外にうっすらと淡い虹が----期せずして起こった歓声と拍手。

ついにナイヤガラから福知山に虹を持ち帰ってしまいました。この教室ってスゴイ!!気紛れな今年の天候がくれた、何よりの優しい贈り物でした。

③11回目の行き先は「宇宙」。
"ばら星雲"というのがあるそうだけどそれを見たい!
何と次週には薔薇星雲に住む友人から、夜空に花開く世にも稀なばら色の美しい「ばら星雲」の写真がとどきました--------
実は村岡のPCのインターネットから写し取った映像でしたが皆さん"きれい!"と一応納得して大事にしまって下さいました。

 全てYさんの発案でした。
"とてつもない無責任な思いつきを本気で 取り上げて頂き嬉しかった"Yさんの最終回の茶話会のコメントでした。ビバ!!

≪Yさんのこと≫

 Yさんはまっすぐ前を見て口元を固く結び、口数の少ない、笑顔のない"孤高の人"でした。何かを話そうとしても短い簡単な答えしか返ってこないので、若い人たちは恐いという感じを持っていました。この教室に来ませんかとYさんを誘って下さった方から、昔は○○をしておられた偉い人やったんやで、と聞いていましたが、茶話会の時に伺うと「いいえ、ちがいます」と決して以前のお仕事のことには触れられません。

 ゲームでは、なかなか変化についてこられないことも多かったのですが、少しずつ楽しんで頂けるようになり、同時に笑顔も増えてきました。笑われるとすごく可愛い晴れやかなお顔になり、あー笑顔って素敵だなとつくづく思わせました。

 茶話会などで1対1で話すととても話題の豊富な方で、最初の2回ぐらいは最年長のスタッフSさん(88歳)と村岡(78歳)が話し相手になっていました。しかし、みるみるうちに皆さんと親しくなられ、花が開いていくのを見るようでした。Sさんとは最後まで、"大親友です"と腕を組んできめ細やかな心の交流がありました。

夢の旅行に対する発言は後半の7回目の頃から、活発に出してこられるようになりましたが、11回目の宇宙旅行の後は、私ばっかりでは厚かましいから、といってみんなの提案を笑って聞いておられました。

この教室をしていて思ったことの一つですが、リズムを始めとした、いくつかの軽いタッチがお仲間さんの文字通り自然な触れ合いの機会を促進しているように見え、お仲間さんは、来たときもお見送りの時も、失敗したときも、極く自然に笑いながら、たがいに軽いタッチを繰り返されるようになられ、それが、ここでしか表せない親密さをますます深めていく原動力になっているようです。

 でもYさんは太鼓の合奏の指揮だけは、絶対にいやです、と最後まで受けて頂けませんでした。お仲間さん全員が一巡して終えられて、少ししつこく薦めたりもしたのですが。最後には、これもYさんのステータスの一つかも、ということで、必ず「していただけます?」の声掛けはしながらも無理強いはしないことにしました。「とうとう最後まで太鼓の指揮はしませんでしたよ!」となんだか嬉しそうに見えたのは、私の欲目でしょうか。

 最後の茶話会の時に、
「認知症の世界に、半歩も一歩も踏み込んで迷っていたのに、おかげで、そこから戻ってくることができました本当に嬉しい」 
といわれて、私達を感動させて頂いたYさんでしたが、後日、地方新聞の投書欄に下記のような投書が掲載されていました。

<掲載新聞の写真を掲載予定>

 また、Yさんは教室の期間中に地方新聞に掲載された、予防
教室の記事をA4の大きさに引き伸ばして丁寧にラミネートして「はい、プレゼント」と私に下さいました。さらに教室終了一月後の同窓会の日には、宇宙行きの夢の旅行の時にインターネットから取り込んでお渡しした薔薇星雲の写真も、きれいなカラーコピーをラミネートしてお仲間さんに渡して下さいました。壁につるして毎日見られるね、とみんな大事に持って帰って頂きました。

Yさん、貴方は本当にユニークで素敵なお仲間さんでした。励まして頂いたのは、私達の方でしたよ。

≪Sさんのこと≫

 もう一人、Sさんは一人っ子のお嬢さんが、長女と同級生の親同士としてお知り合いの方でした。娘達は二人とも本が好きで暇さえあればどちらかの家で、本を読んでいる------おしまいには、相手がいなくてもさっさと部屋に上がり込んで夕方になると「おばちゃんありがとうさよなら」と帰っていくようなおつきあいでした。

お嬢さんは高校の教師になられて、京都住まい、お子さんが2人、Sさんご本人もまだまだしゃっきりとして、何の問題もないように見えました。

 しかし、何度目かの教室の後、
「私、時々穴が空いたようにいくつかの記憶が消えてしまって、いくら思い出そうとしても出て来なくなってしまうのです。それが一つ一つ増えてきて本当に恐くて」
といわれました。

お嬢さんは、結婚されて長い間子供が生まれなかったのに、10年目に続いてお二人のお子様に恵まれました。夫さんのご両親は大喜び、子供ができても教師は辞めたくないと言うお嬢さんのために近くに転居されて、付ききりでお世話をされているそうです。

「これまで、年に数回は実家に来て一緒に旅行にも行っていたのに、ぱったりと足が遠のいて、もう寂しくて寂しくて
-------」。

 そのSさんが14回目の教室の後、
「どうしても出てこなかった記憶を2つも思い出したのですよ。もう本当に嬉しい」
といわれていたといつも一緒に来られる方からお電話で知らせて頂きました。

 これが、教室の効果だと言うほどの都合のよい自信は持てませんが、Sさんの一見贅沢にも見えるけれど本人にもどうしようもない寂しさや記憶が消える淵を覗く恐ろしさ、思い出したときの喜びなどをいくつか共有できたのは、紛れもなく毎週お出合いしてゲームと笑い、お互いの優しさのシャワーを交換する機会を持てたからだと思います。

一ヶ月後同窓会でお会いして本当にまたお出会いできてよかったですね、と痛いほどしっかり手を握って心から喜び合いました。

これが、認知症予防ネット理事長の高林さんが、最近とみに強調されるようになった、一見全く問題ないようにみえる"一般の方の予防"なのだと気付きました。

≪おわりに≫

第2回目の教室を終えて、つくづく思ったことは、増田先生の「お仲間さんの数は13人、教室の回数は1クール20回」という数字の、根拠のある的確さでした。

前回の教室と違うところは、お仲間さんの人数と教室の回数からも来ているのだとつくづく思いました。今度は何が何でも20回やらなくては、と改めてスタッフ一同、決心しています。

そして、スリーAの教室を終えた方同志が、本当にお互いを思いやる"優しさのシャワー"を身に付けられ、交換されて、自分たちが作り出した和やかな雰囲気を楽しまれるようになっておられたことでした。

このことは心身の深い部分で、人への信頼感と生きていくことへの自信に結びつく、一生消え去らないスリーAならではの体験に基づいた特徴であり、何より認知症予防に繋がるのではないでしょうか。


これからのスリーAチャレンジ~
"ポストの数ほど"の教室実現を願って~


スリーA増田方式認知症予防教室を立ち上げた時の私達の願いは

①脳活性化訓練のゲームと優しさのシャワーで、認知症の予防・食い止め・引き戻しを実現し、お仲間さんに自信と意欲を取り戻して頂くこと

②地域の市民が認知症のことをきちんと理解して認知症の方を支援し、予防教室をポストの数ほど作って、福知山を「認知症になってもその人らしくいきいきと生きていけるまち」にすることでした。

3年目となる来年度は少しずつでもそれを具現化していく年にしていきたいと思います。

 せっかく沢山育ったボランテイア達が自分たちで教室を開催できるようにその力量を磨いて、各町内で気になる方の手を引いて集まり、ミニ予防教室を始める、さらに、いきいきサロンや老人会にスリーAを取り上げて頂いて教室の数を増やしていきたいと思います。

地域包括支援センターの「脳いきいき元気アップ教室」を頂点として、各グループが、市内のあちらこちらで自分たちの教室を展開していく-そんな町を作っていきたいですね。
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