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NPO法人 認知症予防ネット
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2019/12/23のBlog
“ゲームその1”の、指遊びが順番に進んで行くうちに数え歌では
「出来ひん(出来ない)の、出来ひんの」
と、泣きそうに言い立てる方がおられます。「パーだけ出来たら上等ですよ」と取りあえず力づけて言います。こういう時こそ、リーダーの指導力が問われます。
ゲームの目的は参加者さん一人ずつに楽しい思いに浸り、指の動きと声を出すことで心が弾むように持って行って、鈍りがちな脳を活性化することが眼目です。ですから皆と揃うようにキレイ第一では無くて、安心して頂いて、満足感に浸って頂くことが肝心です。
私の今日の対策=秘伝(?)は、
「あら、出来てましたよ」と先ず言って、指の動きを見せながら、「1,2,3,4」はややこしいですからね。5はパーですよ。5はシッカリ上等に出来ていますよ! 他の指はややこしいから5だけ。5本の指を、こう、開いてぱ~、としてくださいね」と言います。健常者ばかりの参加者さんの教室では、このような場面は起きません。認知症にどっぷり入って居られる方ばかりの教室では、このような励まし方が必要になる場合があります。決して否定をしないことが重要です。何か見つけて徹底して褒める事です。ウソは言えません。他の参加者さんが見ておられます。
5でパーが出来た時が肝要です。「パーができました~!」と言って自分もパーの5本の指をシッカリ指を開いて見せます。声のムードが大切で、“貴方と一緒”と言うムードを100%華やかな声を張り上げて褒めます。「これでいいの?」などと言われて反応されたら上出来です。
他の参加者さんも認知症ばっちりの方ばかりですが、一番ミスが多い人が褒められるのを見られると、大抵の場合は一体感で受け止められて、部屋中が安堵感に満たされます。リーダー冥利に尽きるというか、リーダーも内心、「良かった、これで成功~」と少しずつ良い意味での自信がつくようになります。
以上は私の体験から編み出した、認知症専用のデイサービス教室での一コマです。
皆さんと笑顔を交わしていると、皆が仲よしさんの雰囲気になられます。間違いを指摘して、特定の人を突き落とすような雰囲気ではリーダー失格です。教室内の皆さんが喜び合う雰囲気になるのを見ていると、自分の喜び、自分の脳活性化を自覚出来るようで、自分の帰りの足取りまで軽くなるのです。
自分の喜びの為に通っているような気がするのは自分の活性化? 自分の喜びのため? それしか答は無いのです。


2019/10/20のBlog
認知症の改善を願って私が活動を始めたのは、介護保険が制定される前、当時「痴呆」と呼ばれて、福祉からも医療からも閉め出されていた昭和の時代に、妹と二人で実母の在宅介護をし、介護殺人コースに入ったか、というような体験をしたことに依ります。
 
タイトルに「みんなの」とつけているのは、認知症当事者も健常者も、諸共に、同時に、という共生、共生きの願いからです。認知症予防教室は、認知レベル混在のままで行なって、共生社会の構築を目指しているのです。

私が、「地域包括支援センター」主催による、「頭いきいき教室」で、月1回の教室を担当させていただいた中での体験ですが、65歳以上ほぼ30人の中に、3人、1割ですね。認知症当事者が参加されていました。「みんなの認知症予防ゲーム」では、椅子を丸く一つの輪に並べます。皆の顔が互いに見えます。皆で童謡や昔の小学唱歌を歌いながら、手をグーやパーに動かす、いわゆる高齢者レクリエーションの、体を動かすゲームです。歌いながら指を屈伸させる等という二つのことが、3人には出来なかったのです。

若年から認知症になられた方は、流行歌などは驚くほど上手に歌われますが、童謡などの簡単な歌を歌いながら手や指を動かす、という二つの異なることを同時に行う、それが、難しいのです。
それを見た9割ほどの人たちが興ざめして、自然に冷たい目を向けられます。当事者の方は、その雰囲気を敏感に感じられるので、まるでイジメのようです。みんなが同時に楽しめる方法は無いのか?

そこで私は、日本の古典の音楽劇「能楽」の小鼓の奏法を援用してみました。すると、全員がもろともに、一度に笑顔になられました。

これだ! 小さいけれど、まさに共生社会の実現だ、と思いました。鼓の奏法とは、楽器の発する音と同時に「かけ声」が生命とも言える特性を持つ音楽です。
「かけ声」は肉声ですから、声に気を籠めて、静かにも、場面の急転開への変化も、舞台の後座、後ろの方に座ったままで、リード、あたかもコンダクターのような役目を担っています。
この小鼓の奏法を参考にして、三つの方法を考えて、ゲームに取り入れました。

 1の、5段階加速法とは、「どんぐりコロコロ」の歌の前奏段階で、加速を5段階に意識して進めます。 2の、ロボット方式とは、「お手玉廻し」のゲームの導入部分で、右隣の人にお手玉を渡す動きを区切って、ロボットのようにギクシャクさせます。 3の、ツーセット方式は、同じテンポで2回ずつ繰り返して、言い換えや加速をして、速度の切り替えが小さな刺激になるように、その変化を意図的に行います。

 この結果ですね。健常者は即座に「楽しさ倍増」とばかりに喜ばれました。
 発症者は、自然にリズムに乗れるようになられ、自然に柔和な笑顔になられました。それだけでなく、パーの指が蕾のように「固まっていた」のですが、指先が伸びて開くようになったのです。それを見た時は、閉塞状態の心が開いたかのようで、危うく涙が出そうに嬉しくなりました。

 社会生活上の変化としては、認知症当事者が予防教室に来られた時に、自ら挨拶をされるように明るく変化。
簡易テストではパーフェクトに答えられる。
他所のイベント会場で偶然出会ったときには私を見つけて、自分から声をかけて下さる。これがあの暗い表情だった同じ人かと、目を見張る思いでした。

「みんなの認知症予防ゲーム」は、この三つの技法が特徴です。

この三つの技法は、決して難しいものではありません。一度でマスターでき、誰でも、どこでも活用していただける方法です。
これを全国的に採用していただくならば、共生社会への道筋がつくのではないかと、示唆されていると考えます。このゲームのリーダーさんが日本中に大勢増えて、コンビニの数ほど「みんなの認知症予防教室」が誕生することを願って、地味な活動を続けています。

以上で、終わります。

口演の最後、質疑応答の時間に。
認知度のレベル混在型の教室に於きましては、混じっておられる3人の方へのリーダーの関わり方、ものの言いかた、などを、多くの健常者が間近に見られることによって、自然に優しい物言い、関わり方が出来るように変わって行かれたのです。こういうことが、現場での社会教育の実践ではないかと、考えています。

2019年10月19日(土)口演31-4 予防活動(介入効果)
「みんなの認知症予防ゲーム」に依るリズム感の回復
=認知症の予防と引き戻し=


2019/08/15のBlog
[ 22:49 ] [ 機関紙 ]
車の運転免許証の更新に出かけられた知人から、電話がありました。
「認知症と時計の絵は関係がありますか?」
「認知症のテストに使われていますよ」と答えました。
 免許更新の試験で、書けない人が数人おられたそうです。
 続いて「紙を裏返して、11時10分を書くように」との問題で、また書けない人が数人おられたそうです。
 認知症多発時代の前兆にショックを受けられたようで、「ナツメロの会」に誘ってあげたら効果があるだろうか、とのお尋ねでした。
 既に発症しておられる方には「ナツメロ」では手遅れではなかろうか」、と言いました。

 知人はフラワーアレンジでお忙しいなか「認知症予防」に関心をもたれたのです。この方に限らず、身近に認知症の前兆を感じたとき、何か出来ないかと思われる方は大勢おられます。ところが残念ながらほとんどの方の認知症についての情報は断片的です。そのため力になりたい、,寄り添いたい、という思いが無に帰す事もあります。

 お電話をくださった方も、「ナツメロ」では手遅れと聞かれて、がっかりされたことでしょう。お忙しい方ですが 認知症の改善と悪化の予防、発症の予防 に役立つ「みんなの認知症予防ゲーム」を紹介しました。
①ナツメロよりもっと古い幼少時の古い記憶に遡って、童謡や小学唱歌を歌いながら、
②前奏段階でのテンポアップの変化で計画的に心を弾ませて、
③手をグーやチョキやパー等に動かす関節の屈伸で血流の促進を図り、
④大きな明るい声とポーズで全員を褒めて刺激とし、
⑤間違えても指摘や修正をしない原則で素知らぬふりでプライドを守り、
⑥お手玉(おじゃみ)やリボンなどの小道具を目を見張るように整然と並べて、
、視覚からの刺激で即座に感嘆詞を言えるように脳の活動を自然に促し
⑦スタッフやボランティアさんとの共感で仲間意識を深めあって、
⑧失いがちな“イキイキとした“弾む心”を取り戻す、

という目的に終始するゲームを少しづつ行うことで、回復を現実の物としていることをお伝えしました。
ゲームを覚えて教室を開くことは御無理でも、「ナツメロの会」の代わりに「みんなの認知症予防ゲーム」という言葉を思い出し、各地にある教室に、きっと出会って下さることと思います。
2019/07/10のBlog
講 師:NPO法人認知症予防ネット 名誉理事長 髙林実結樹

【なぜ認知症にだけはなりたくないと誰もが言うのか?】 
治る筈がない? 人格を失って行く? 家庭が崩壊? 介護殺人までさせてしまう?

【認知症の症状】
◆物忘れ ◆理由の分からない突然の激怒・暴力 ◆幻視(幻覚)。 
認知症には物忘れから始まるアルツハイマー型の他、80ほど種類があると言われ、重度化へと進行していく。進行とは、アルツハイマー型から始まっても、レビー小体型、前頭側頭型など、他の症状が加わって、脳の衰えが広範囲に及ぶこと。

【認知症の人への接し方】 
 物静かに、返事を求めない平穏な声掛けを。「おはようございます」「朝から暑いですね」。返事が無くても穏やかに流す。物忘れ以外の不審な症状はメモして、医師への報告を心がける。

【認知症予防でめざすものは】
予防とは、健康な人だけのものでなく、発症した人には進行の予防と改善、重度化した人にもそれ以上の悪化予防と改善が重要。認知症になった人を排除して、健康な人だけが予防するような狭い考えは自己中。社会全体の幸福を願い、理性ある健全な共生社会に格上げする。認知症予防教室の全国展開を願っているが、認知機能のレベルが混在している教室が理想。全員が同時に楽しめて、脳機能が活性化するようにと、頭と体を同時に使い、小さな良い刺激を次々と行うので、一般参加の方の理解が深まり、共生社会がその場で実現する。じわじわ広がりますように。

【ゲームの効果】
◆脳梗塞後遺症をもつ人が、認知症予防ゲームの途中で「指が動いた」と叫ばれた(京都府)
◆精神病院でゲームを試行、参加者(患者)が笑顔で隣人と会話を交わした。(神奈川県)
◆老健施設入所で、寝たきりで何にも無反応だった人が、寝台のままゲームに参加し笑顔になられて付き添いの職員が驚いた。(栃木県)
◆全てに消極的だった軽度の方が見違えるように積極的になられ、医師のテストでパーフェクトに答え医師が驚かれた。(京都府)
◆何年も放置していた毛糸編み物を取り出して、仕上げられた。(京都府)
◆若年認知症で退職、重度に進行した人が、週1回教室の10回目頃から明るく冗談を言い交わすように変化。一週間前の約束を自ら果たすなど、記憶力も生活能力も改善された。(京都府) 

【2025年問題の市民で出来る対策】 
◆認知症を改善出来る教室とは、社会全般がレベル混在であるのと同じく、テスト無しで誰でも
参加できるレベル混在教室で「みんなの認知症予防ゲーム」を実施し、効果を挙げる。
◆脳機能テストが簡単にできるタッチパネルが公共機関に設置されるようになってきた。半年ごとの自己検診で早期発見が出来るようになった。認知症は、重度からの改善例も国内外で少なくない。
2019/06/09のBlog
[ 09:00 ] [ 認知症予防ネットの目的 ]
髙林の母の存命中のことです。母は認知症だったから変な行動をします。病院ではじろじろ見られたり、迷惑もいっぱいかけました。世の中、認知症を持っていても、あたたかく暮らせる社会にならないものか、と思っていました。入院中は看護婦さんを毎日困らせたから、治っていないのに「退院します」と言ったら、初めて笑顔になられました。
その日から36年経っての昨日、関東のYHさんからメールを頂き、胸がイッパイになって、涙がとまりません。同意を頂いたので、転載させて頂きます。
「みんなの認知症予防ゲーム」を拡げてくださっている方です。
~~~~~~~~~
火曜日の予防教室に、看護学校の生徒さん3人が実習にみえました。
参加者のみなさんは、孫より若く可愛い生徒さんたちと一緒にゲームができ、とても喜んでいました。(慣れているので、彼女たちよりスムーズにできることも多く)
最後の感想では、
「私たちは、看護学校で治療のことを勉強していますが、予防という考えは頭にありませんでした。高齢者のみなさんが、自ら予防に取り組んでそれも楽しく活き活き活動なさっていることに、とてもびっくりし、心強く感じました。」
私は、改めて、前向きな素晴らしいみなさんの、予防のお手伝いをさせていただいているんだ!と再認識でき、心が引き締まる思いでした。
~~~~~~~
認知症予防とは、重度化予防、改善も同じ重さで取り組んで、同時に行っています。
2019/05/31のBlog
[ 10:01 ] [ 活動報告 ]
食堂に行けば梅干しとキムチが選べる「故郷の家京都」の、デイサービスセンターに、ボランティアで受け入れて頂いて、二年が経過しました。デイサービスのご利用者さんとは、すっかり打ち解けた関係です。職員さんにゲームリードを覚えて頂くのが願望ですが、仕事で手いっぱいのようです。
しかし、昨日施設長、センター長とご一緒にお話しする機会を頂いて、2階の特養部門に短時間のお見舞いにゲーム訪問が出来ることになり、早速デイ教室の終了後に伺って、ゲームを30分ほど楽しんで頂きました。
皆さん個室にお住まいで、集会室に遊びに来ておられるようでした。
全員がゲームを楽しまれるには、体調など問題もありますが、昨日ご参加の方たちは、30分ほどでしたがゲーム各種が進むにつれて、興味深そうな方が半数以上と多く居られて、少し慣れてくださりそうな期待を持って、お暇しました。
デイサービスでも全員参加は難しく、ましてや特養なので、楽しんでいただけるのは人数では半数か、まだよくは分かりませんが、受け入れて頂いただけでも先ずはよかったと安堵しました。
敷地内の別棟ホールに飾ってある額の数々を見た者として、腕をこまねいてはおれません。閉め出されないかぎり、なんとか親善と健康回復のお手伝いをさせて頂きたいものです。 
国家的な親善とは違って、何十年と言う辛苦の末に、「暖かな日向ぼっこを少しご一緒しませんか、」という気持ちです。偽善とか、憐憫とかでなく、子どもの頃に泣いている幼い歳下の子を抱き起していたあの自然な気持ちと同じです。椅子にじっと座って黙っておられるのが穏やかで最高なのではない、他人と少しの交流、ほのかな人間同士という触れあい感情の動きを、ホンの少し10分か、20分とかでも、ほっこり浸って、また孤独の時間に戻られても、ハートの血流が少しでも良くなりはしまいか、認知症悪化予防の効果となりはしまいか、そういう時間をすこしだけ提供できたら有り難い。
これは認知症専用のデイサービスに、2年間通って得た感覚からの願望です。
2019/05/14のBlog
2004年に設立した当NPO法人の願いは、認知症本人も家族も、明るい気持ちで暮らせる社会になることでした。これは甘えではなくて、深く広い偏見の中では息が詰まる、生きていけないからです。気を取り直せるように、思わず笑ってしまう楽しいゲームの普及をめざして、手探りのような、ガムシャラなような活動に入りました。それが5年後には東京以西沖縄県まで、1都・2府・10県に拡がったのでした。
更に10年後の現在では、43都道府県に拡がっています。「みんなの認知症予防ゲーム」が良いからこそでしょう。韓国・アメリカへも共感者のお陰で広がってきました。携わられた一人一人が良いと感じられてのことです。
日本語テキストは、韓国語に翻訳されました。アメリカやカナダ、中国へも個人的には届いています。
テキストを読んだだけの女性が、認知症のお父様と指遊びから始めて、言葉集めゲームまでも家庭で楽しまれた、というお便りも頂きました。
ゲームの真髄だ、コツだ、20種類だなどと言わなくても、ひととき楽しい思いになるだけでも、家庭に笑い声が復活するだけでも良いのでは、と思います。その意味で私は、気楽に楽しむ派、コツを言語化して有効性を広報する派、どのような派もOKと思うのです。中には聞くもビックリな癖に傾いていく教室の噂を聞きますが、その地域においては無いよりはずっとずっと良い、閉じこもりを防げるだけでも良いではないかと、思うのです。
ゲームリーダーを育てようと立ち上がってくださる、当NPO法人の認定講師たちを含めて、ゲームリーダー1人ずつの活動によって、社会全般の認知症に対する偏見打破へと、自然になっていくに相違ない、自然になっていくのが、とても良いと思うのです。嬉しい共生社会、誰もの身の回りに拡がってほしいものです。
2019/03/13のBlog
[ 23:17 ]
京都府南部の高齢者施設主催の認知症予防教室は2007年から2月2回、3月2回の4回シリーズを2019年まで連綿と継続されてきました。去る3月12日には、今年度の3回目になる教室に伺ってきました。
この日の印象は例のない格別な展開となったので報告します。

下記のような言葉が思い出されるこの日の教室でした。
◆市民の、市民による 市民の為の認知症予防(リンカーン曰く「人民の人民による人民のための政治」)
◆歴史家は後ろを向いた予言者である(古代史専攻関西大学文学部教授故横田健一先生)

教室は20種類のゲームを四回に分けて、毎回実施する種目と、交代で行う種目を考えて1時間半の予定ですが、この日は参加人数が例に無く多く、特に初参加の方が多かったので、準備していた話の内容や予定のゲームなどをやめて、その場で即興的に初参加の方たち向けに、次のようなお話をしました。
◆認知症の意味(脳の一部が少しずつ正常性を失って行く病気。生あるものは必ず死ぬ=死は皆が受容している。死の直前に意識が混濁する、そして混濁時間は個人差がある。10年、あるいはそれ以上要するのが認知症と思えば忌避することはない。改善が出来ると知れば努力も出来る)
◆認知症予防の意味(一次予防から三次予防まで全てを同時に対象とする共生の予防教室)
◆認知症予防ゲームによる効果の実例(教室参加者の改善・変化の実例)
◆認知症混在社会の今後有るべき理想像(共生社会の構築)
を理解して頂きたいという思いで話し始めて、「認知症にだけはなりたくない」という大多数の忌避的願いを持つ方たちの観念を一段高めていただきたく、
◆だれでもなりたくないと思いながら認知症になるのだから、無策ではダメ
◆発症する前から行動すべき手段は、市民個人で可能な自己責任範囲で行える簡単なこと
◆施設や公共の集会所に常設されている血圧計設置サービスを活用するような感覚で、市役所等に設置されてあるタッチパネル診断の脳機能テストの結果表を、自分で保管しておき、年々の状態を比較する
◆なりかけ=発症が疑われる時に取るべき責務は早期受診に自ら行動を起こすこと
◆水頭症のように手術で完治する認知症もある(故金子満雄Dr)

以上のような具体的な方法をお伝えして、従来とは違って格段の手応えがあり、耳に留めて持ち帰られたと確信出来ました。
 このような咄嗟の、準備無しの略式講演、単なる一市民の話ですから準備無しで出来る・・・しかし母を昭和58年に見送って以後、クリスティーン・ブライデン女史の講演や、「このようなゲームで認知症は良くならない」と、吐き捨てるように言われたMDr(故人)の叱責など、後半人生35年の私の中での蓄積が一気に噴き出た話であったと、深い感慨に耽った帰途でした。
2019/01/19のBlog
認知症を 持たない人も 持つ人も
 ともに明るく 暮らせる社会
 
理想は手の中にあると信じて、認知レベル混在の楽しい教室を開催しています。 その中で、素晴らしい感動に出会っています。 「みんなの認知症予防ゲーム」の普及活動に、参加されませんか? ゲームリーダーの養成講座も開催しています。
2019/01/11のBlog
元は、と言えば平成5年に、偶然手にした雑誌を見たことから始まった、私の認知症予防活動です。
今も変わらぬエネルギーの全開ですが、当初の10年間は、一人で、認知症予防ゲーム此処にありと、言い続けましたが、耳を傾けてくれる人は一人もおられませんでした。10年間言い続けた結果、道がつき今に至っています。
下に転載させて頂いたように、東京でグループが誕生。100人規模という私にとっては天文学的規模のフォーラムを企画されて、招かれています。衆議院議員会館でのフォーラムは、実は二度目ですが、今回は私の加齢・引退直前の企画で、いわゆる花道なのかなと思います。このように認知症予防は、完全に市民権を得るところまで来ました。これ以上の結果は、私自身が見る必要はありません。世の中が必要に迫られて、自然に動いていくことでしょう。

多くの共感者が動いてくださって、感謝の他ありません。応援して下さった方たち、試練を与えて鍛えて下さった方たちに、心から厚くお礼申し上げます。なお今後は、余力のある限り現在3か所の施設訪問を継続し、困難に遭遇する都度、ゲーム進行法の改良を考えて参りたいと思っていますので、今後とも宜しくお願い申し上げます。(髙林)

~~~~~~~~~~~~~
(以下はご承諾を得て、FBより転載)

昨日、2月5日に衆議院議員会館で開催する「認知症予防ゲーム体験フォーラム」の実行委員会を開催しました。みんなでつくる手づくりイベントですが、目標は100人が輪になって認知症予防ゲームを体験するということです。「予防」ですので、参加者は私のような認知症予防候補者です。あるいは認知症予防に関心のある人です。つまりすべての人です。
写真を撮るのを忘れてしまいましたが、10人ほどが集まり、3時間も続きました。
いつも感ずるのは、女性の論の進め方と男性の論の進め方が大きく違うことです。そのため少数派の男性の私としては、いつもストレスフルなのですが、たぶんそれと同じくらい女性メンバーはストレスフルでしょう。
それがよくわかります。
実はここにこそ認知症問題を考える大きなヒントがある気がしています。
まあそれはともかく、2月5日に公開フォーラムはともかく100人以上の参加者を集めたいと思っています。
みなさんも参加されませんか。
たぶんこれまでとは違った楽しい体験ができると思います。
チラシを添付しますので、ぜひ参加をご検討ください
まわりにもどんどん広げてください。
できれば200人集めたい気分です。
それが実現できたら、次は東京ドームを目指したいですね。
前回、同じようなイベントを体験した時にもお話ししたのですが、国会議員にもぜひ参加してほしいです。
それもあって、議員会館で開催するのですが。
国会議員でも、まだ間に合う人はいるでしょうから。
ちなみに認知症状況になった人も、このゲームは効用がありますから、ぜひ重症の方も参加してほしいですが。
余計なことを書いたので、実行委員のみなさんから叱られそうですね。
困ったものです。
2019/01/01のBlog
① 
 NPO法人認知症予防ネットを立ちあげた15年前に書いた設立趣意書には、「スリーA方式による痴呆(当時)予防教室が、うねりとなる兆候をみるまで、社会に訴えていきたい」と書いたのでした。
 今では「認知症を持つ人も持たない人も、共に明るく暮らせる共生社会の構築」を目指すように、ゲームの目的のみならず、進行方法まで深く変わってきています。認知症専用のグループホームや、デイサービス訪問で、活動の巾が拡がった結果です。
 初期の思いを礎石として、共感者が全国に増えはじめ、各地での小さなうねりが其処此処に生まれてきました。それぞれの個性の上に、それぞれの枝や葉が茂りはじめ、寒風や酷暑に耐えながら、それぞれ異なる形・色の蕾がふくらんでくるのが目に見えるようです。全山同じ木の植林方式でなく、自ずと茂る雑木林のような様相です。1歩離れて見渡すと、深い感動と感嘆で胸がいっぱいになる平成30年でした。感謝!


 認知症専用のグループホームでの、月一回の定期訪問、4月から12月までの教室のあらましの報告です。
 スタッフ共で約10人前後の輪になって行っています。 
 その中の1人の女性入居者さんです。いつもにこやかな方なのですが、ゲームのルール説明は理解ができなくて、皆と一緒に揃える気が全くありません。できないことが自分で分かられるので、泣きそうになられます。たまたま良い具合に、私と隣り合わせになりました。ながら族のように、皆と一緒に手を動かしながら歌を歌うという、二つの異なる脳の働きをしますが、的確なタイミングで合いの手を入れ「ホイ」とか言われたので、リズム感だけはすばらしく確かなことがわかりました。そこで私は、
 「合いの手をいれるのは難しいのに上手に入れられますね~。次は合いの手係をお願い しますね。」
と言いましたところ、調子に合わせることがとてもうまく「ホイ、ホイ」と言うだけでなく、手拍子まで入れられました。「上手ですねえ」とお顔を見て褒めましたところ、本人が満足げな笑顔になられただけでなく、他の迷惑そうな顔つきだった参加者さん皆々が、我が子がほめられたかのような、とても良い雰囲気になられたのでした。自分たちは仲間同士、私は外来者という関係が皆さんにハッキリ認識されていると感じました。それを如実に感じた年末の教室でした。9回目に到達した結果と言えるでしょうか。
2018/09/30のBlog
[ 08:16 ] [ 認知症予防ネットの目的 ]
2018年9月23日(日)東京都千代田区日本教育会館で開催された「第8回日本認知症予防学会学術集会」のポスターセッションに参加しました。
ポスターのタイトルを、
“1次予防から3次予防まで同時に役だつ「みんなの認知症予防ゲーム」”
としました。
この表現に自信を持たせて下さったのは、認知度4から1の、認知症専用のデイサビスセンターの利用者さんたちです。
昨年の4月から継続してボランティア活動で通っているデイサービスセンターは、京都市内にありますが、その中のレベル3の方が、ある日の教室が終わって、私が帰り支度をしている時に、呟くように、「この時間が一番楽しいわ」と言われたのです。
デイサービスですから、職員によって各種のアクティビティが毎日さまざま行われています。その中で、「一番楽しい」との評価を頂いた・・・、是こそが私たちのNPO法人が全国普及を目指して取り組んでいる、「みんなの認知症予防ゲーム」に対する、当人からの評価でなくて何でしょう。
ゲームでの訪問を受け入れていただいて、レベルが混在している皆さんに喜んでいただいて、初めて聞いたナマの言葉で、深い感慨に浸りました。
それで今年の予防学会でのポスターのタイトルに、上記のように標榜しました。
デイーサービスの現場でも、一般社会でも、認知機能は人さまざまで、謂わばどこでもレベル混在社会です。
その中で、レベルを揃えた認知症予防教室を実施して改善・悪化防止の成果があがっても、家庭に戻ればレベル混在であり、ご近所、町内、地域全体がレベル混在社会です。換言すれば、認知症への偏見や不適切な関わりがある社会です。レベル混在の世の中で生きるに際しては、みんなが同じ人間同士という気持ちで暮らせる“共生社会”でなければ、折角症状にストップをかけ、改善されても、同時に社会の意識改革が実現しなければ、暮らしにくい中に居続けることになります。
私共NPO法人の設立時(2004年)に定めた定款の目標2箇条の一つは、「社会教育の推進」です。
個人の症状を改善すると同時に、受け皿として共生社会の実現がなくては、認知症に対する偏見社会の中に戻ることになるでしょう。

ポスターに、クリスティーン・ブライデンさんの述懐を紹介しています。京都市で初めて行われた“国際アルツハイマー病協会第20回国際会議・京都・2004”の時に、NHKテレビがクリスティーンさんを取材された放映を見たのですが、その中で彼女は、認知症になって困ることの一つとして、エスカレーターの降りの乗り場で、下へ下へと階段が機械のリズムで、すっ、すっ、すっと出てくる、そのリズムに足を合わせることができなくて、いつまで経っても1歩が踏み出せない苦衷を話されたのです。
私は実母の認知症介護を在宅で最後まで見送りましたが、母には、エスカレーターの経験はありませんでした。リズムに乗れなくなられたクリスティーンさんから、認知症になるとリズム音痴になると初めて教えられました。胸がふさがるような思いをズーッと持ち続けて、リズム音痴になる認知症への対策を、模索し続けていました。
私は実母が認知症を患うまでの前半生では、和楽の太鼓などのリズムに日常的に浸っていたので、リズム音痴の人の改善法は、子どもたちへの太鼓の練習体験を持っていたので、リズムを失った後の対策に関して、人一倍責任感のような思いを持ったのでした。
その対策を開発したのが、ポスターに書いた童謡の使い方、「5段階加速法」なのです。
今ではこの方法を使って、認知症専用のデイサービスや、健常者9に対する認知症発症者1の割合の教室、すなわちレベル混在の教室で、全員同時に楽しんでいただき、イキイキと和合して頂いています。

リズム感を取り戻した結果は明らかです。家族同伴で教室に参加していた若年発症の方は、会場に到着して部屋に入るときは堅い表情、下を向いて他人と視線を合わさない、頬の血色はグレイと言ってもよいような、硬直した雰囲気なのに対して、ゲームでリズムに乗るようになると、別人のように笑顔になり、声をあげて笑ったり、帰る時はピンク色の頬になって、「また来ます~♪」と明るく言うように変化されます。それを毎月くり返し、半年1年と経過すると、一人で参加ができるようになり、入室時から顔を合わせて挨拶をするようになり、外で出会っても顔を覚えて笑顔で挨拶をされるように変化されました。
こういうリズム感の取り戻し効果について、事例紹介を話すだけでは、ポスター展示場に集まられた皆さまのご理解は難しいと思い、その場で実際に体験していただき、体験に基づいてご理解いただくように、次のように言いました。
「まずは右手をチョキにしてください。左手はグーです。グーを上に載せてください。次は右と左を反対です。是を交互にくり返しますから一緒に言ってください」と言って「5段階加速法」を皆さんに体験していただきました。
ポスターの5段階加速法の説明の部分を、スマホで撮影する方、メモを取る方、大勢が関心を寄せてくださいました。
 今後は、データやエビデンスの資料を集めて、誰にもご理解いただけるように、その方法を考えていきたいと思っています。(髙林)

2018/08/04のBlog
宇治市内に3月にオープンした4階建ての(社福)京都認知症総合センターの2階フロアで行われている“認知症カフェ”に二度目の訪問。私は20数年前に病院で行われていた通院高齢者専用のカフェ的な集まりに一度だけ呼び出されて抹茶接待を担当した経験がある。
その時に夢見た“予防ゲーム訪問”が同じ病院系列の施設で実現したのだ。カフェに、職員さんの誘導で集まって来られるレベル・症状が一人ずつ異なる方たちを迎えると、介護保険制度が整ってきたお陰で、たとえ一人暮らしで認知症を発症しても、今日の食事、明日の心配もなく、安心して暮らせる社会制度(GH)の実現が、かつての時代を知る者としては、言葉もないほど有り難く、胸に迫るものを感じる。

ゲームの前の自己紹介も、臨機応変の変則スタイルで即応した。ルール説明をしても、理解意欲も無いような方は、どこ吹く風の表情。記憶に留める方もおられる中で、誰も傷つかないように淵あり、瀬あり式に流していく。これはさしずめ、集団の中での無言の個人授業とも言えるだろう。

「1から10」の指数えは、何故大切か、「1から10」の指数えでは、何故これが大切か、意義の説明をキチンと言う事が大事になる。
症状が進行している人に対しても、説明を大事に言う理由は、「自分も列座している」という認識で、聞く姿勢をきちんと保っている・・・、つまり社会人としての形を保っているという気分に浸って頂くチャンスとするためである。形を保つことで人格が保持される。
「1から10」の動作は、指を一本ずつ屈伸させるのだが、目的は指関節の屈伸によって、全身の血流促進の為のウォーミングアップの意味であり、数を数える習慣を取り戻すという、異なる二つの目的がある。口を大きく開いて、大きな声で「1から10」を言う、という慣例的発声も皆との協調性を養うものであり、大きな声を発することで気が晴れる。
このような幾つもの効果につなげる意識で、リーダーは一層おおきな明るいトーン、換言すれば声の調子によって誘導するので、皆との協働、自分も列座同権で発声しているというような、一種の人間宣言というような空気を、僅かでも醸成させる。だから、リーダーは気を籠めて、ゆっくりの「1から10」、速度を上げての「1から10」、終わった途端の、それも1秒で円座を一周して全員を褒める方法を、その都度繰り返すことが重要。結果として皆さんの、人格(存在)を認めてもらった~、とでも言いたい満足げな笑顔を引き出すのだ。その意図と微少な結果を見落とすと、「1から10」のゲームが無駄な時間というようなマイナス思考に陥る。
だから私はリーダー養成講座の時と同じように気をこめて、「1から10」を丁寧にくり返している。誰一人、イヤなムードを発散されないのが嬉しい。

ゲームその1が次々と進むにつれて、リズム感を失ったような人が、次第にリズムに乗れるようになり、全身で「愉快さ」を表出される。リーダー冥利に尽きる場面となる。
初回訪問時とは打って変わって、二度目ということで全員がリズムに乗り、楽しむようになられた。

解散してから、カフェの責任者と変化を認め合うことが出来た。来月も訪問の約束が受け入れられた。ヨカッタ~、と膨らむ思いで帰途についた。
後ろ向きの人を前向きにさせるのは、腕力では無い。自ら向きを変えさせる・・・この貴重な「やらせ」。是を私は誰から習っただろう? (髙林實結樹)
2018/07/03のBlog
6月30日、NPO理事長として愛知県一宮市の“認知症予防ネット一宮”のお招きで、一泊二日のリーダー養成講座に伺いました。二日目は午前・午後と連続で、全10時間の講座を終え、修了証を受講生の皆さんにお渡ししました。

当NPO法人は7月1日付けで人事異動があり、7月付けの修了証の発行人は新理事長の名前になります。違和感を持たれると困るので、世の多くのNPO法人は5年程度で消滅するやに聞きますが、良き二代目が理事長に就任して、事業が継続できる目出度さ!、ということに皆さん納得されて、非常に嬉しく思いました。

一宮市はこうして新人リーダーさんたちが、職場で、地域で、楽しい「みんなの認知症予防ゲーム」を広げて下さいます。
濃尾平野を高速道路から見渡すと、空の広さが果てしなく、見渡す限りの地平線近くまで白雲が浮かんでいます。山で区切られた盆地育ちの私には、非常に珍しい眺めで、東西南北の方向の確認も出来ず、ひたすら雲に身を任せるような感覚を味わいました。島国日本も広いものです。

NPO法人も二代目理事長の牽引力で活動が続いて行きます。二重、三重に新しい希望の持てる世界が開かれると感じました。
2018/06/21のBlog
[ 18:32 ] [ 理事長から ]
今日、6月21日午後、城陽市の認知症カフェに招かれて、ゲームを楽しんでいただきました。
到着された皆さん、順番に地震怖かったね~、の話から始まりました。

今日は参加者さんと職員さんとボランティアさんとで、珍しく19人という大勢でした。

ボランティアさんたちにも「みんなの認知症予防ゲーム」の有効なコツを知って頂きたいのと、いつもリズムに弱い男性参加者さんを意識して、5段階加速法と脳機能8種類の同時刺激の説明の仕方なども解説しながら進めましたところ、ナント!! 正客と目指していた男性が、初めて! 立派にリズムに乗って、終始笑顔で! リズムを楽しんで下さったのです。

涙が出そうに嬉しくなりました。
今日のボランティアさんは、「葦笛娘」グループさんでしたが、皆さん一度の体験でゲームのコツをマスターされたので、これまた嬉しく、常連の職員さんだけでなく、なんだか室内全員がルンルン気分になりました。

毎月1回、2年目伺っていますが、初めての大きな成果でした。
2018/06/18のBlog
2018年5月19日、第14回通常総会が開催されました。総会の報告はホームページと通信でご覧頂きますが、人事異動がありましたので、その報告をいたします。

髙林実結樹理事長が6月末日に任期満了を期に理事長を退任、新理事長に平田研一さん(元監事)の就任が、拍手多数で承認されました。
平田さんは、NPO法人の結成を強く提言し、今に至るまで監事として当法人の活動を背後から支えてこられましたが、この度は理事長として表に立つことを引き受けてくださいました。

設立当初のNPOの活動は「認知症予防ゲーム」を多くの人に紹介することでした。
次いで、予防教室を増やす必要性から、ゲームリーダーを全国規模に拡大するために、「リーダー養成講座」を開始し、現在は41都道府県にリーダーが輩出するに至りました。しかし、超高齢社会を目前にしてまだまだ不足という認識から、リーダーを養成出来る力を身につけた「リーダー養成講師」、NPOの認定講師資格を審査する審査会の制度を立ち上げて、日本中でリーダーを増員させることを目指すに至っています。

以上のように活動の巾が拡大した現在の当NPO法人の理事長には、組織運営に必要な広い視野と推進力を発揮出来る人材が必要です。その人材に相応しいと、設立当初から監事としてNPO法人の活動を把握されている平田さんの就任が満場一致の大拍手で承認されました。

なお前理事長には、NPOの庶務や用度や電話連絡係等を従来通りの担当とし、皆様にご不便をかけないように、「名誉理事長」という肩書きを作って、活動の継続が承認されました。以上、事務局より御報告といたします。ご理解、ご支援、宜しくお願い致します。(原悦子総務担当理事)

2018/06/02のBlog
6月1日(金)、「介護老人保健施設 えきさい大阪」デイサービスセンターに伺って、利用者さん23人に「みんなの認知症予防ゲーム」を楽しんで頂きました。
何年か前に、広島や栃木の老健のデイサービスに伺ったことがありますが、3か所とも、利用者さんの体調には、ずいぶん違いがあります。

今回は認知症の方は少なくて、要介護2程度の方が多く居られるとお聞きしていましたが、椅子から自力で立ち上がることが出来ない方や、片手の麻痺が強い方が、大勢おられるように感じました。

手や足がご不自由な方が何人もおられる・・・。私の乏しい経験からですが、身体状況が低下しておられる方が多くても、レベルの如何に関わらず、皆さん一緒にゲームが楽しいものだと感じて頂くのが役目と思っています。そのために動きの見本を少しだけして止めたり、5段階加速をさらにスローモーにしたり、とにかく皆で一緒に昔の童謡を歌いながら、手を動かしてリズムに浸って頂くように心がけました。

例えば3拍子のゲームならば、優しいほうだけにして、次の難しいほうは止めて、4拍子に進めました。職員さんの言わず語らずの上手なフォローのお陰で、皆さんリズムにしっかり乗られて、活発な方たちは大きな声で歌っておられ、満面の笑み以上に、体全体が笑顔になっておられるように感じました。

私の自己採点では合格と思ったのですが、職員さんの観察で、「みんなの認知症予防ゲーム」が不採用ということになるやもしれず、一抹の不安はありました。不合格では紹介してくれた人に申訳が立ちません。

最後にジャンケンゲームでお別れして控室に戻りました。控室に来られた職員さん三人が、リボンの8の字巻きを覚えようとされ、結局箱いっぱいのリボンを全部8の字巻してくださいました。この熱意がゲームへの合格証でなくて何でしょうか?
リボンを巻きながら、「皆さん、楽しそうでしたねぇ」と言われたので、私はひそかに合格だな、と思いました。

2018/05/27のBlog
[ 20:49 ] [ 理事長から ]
Kさま

最近宇治市に新しく出来た施設のカフェに、私は5月25日に行きまして、グループホームの入居者さん数人とゲームをしてきました。

以前、奈良のグループホームに一度行って、ゲームをほんの少し楽しんでいただいた経験があるだけでした。今回は2組のグループ、先組と後組と各20分程度ずつでした。合わせると3回、異なる顔ぶれで経験したことになります。

多くのリーダーさんは、一般高齢者65歳以上などの教室の筈ですから、認知症が始まって居る人は、恐らく10%程の混在かと思います。ですが、この点はK様のご体験では如何ですか?

私は在宅生活が無理になられた方たちの入居施設、グループホームの方とゲームをしまして、特別な進行法でないと出来ない、しかしゲームはきっと改善に役だつ、と感じました。
この経験、私なりの感想・考えを、機会を得て誰かと共有したいのです。リーダーさんたちが迂闊に、グループホームに行かれると、ゲームが逆効果になる恐れがあるかも、と感じたからです。
グループホームに行かれたことは、ありますか?
2018/05/26のBlog
[ 06:45 ] [ 理事長から ]
5月11日(金)、京都認知症総合センターのカフェご担当の理学療法士の方と、認知症予防ゲームのお話をする機会を得まして、それが具体的な提言となり、まずは試みとして今日、25日(金)にカフェに1人で伺いました。

センターの2階がカフェの部屋で、身長1メートルぐらいの真っ白なロボットが、可愛い顔で迎えてくれます。会話もできるようですが、今日は健康状態(接続?)が良くないらしく、その旨の報告を話してだんまり、動かなくなりました。

3階より上が居住空間のようで、ご入居の方たちが職員の誘導で2階のカフェに降りてこられます。理学療法士さんの優しい指導で、リハビリの体操が始まりました。
認知症総合センターの理学療法士さんは、同じ職種でも一般病院での患者さんへの応対とは全く違って、症状が進んだ方たち一人ずつへの言葉かけが、模範的理想的で優しく、聴力の衰えた方にも、聞こえやすい話し方で感じ入りました。

リハビリの体操のあとで、「頭の体操」というご紹介をいただいて、ゲームをさせて頂きました。
両隣の人の名前と自分の名前、合計三人の名前を各自が言う独特の自己紹介を、今日はお隣一人と自分の名前二人分に省略して、全員一周りして自己紹介を終わりました。次いで年月日の確認を皆で声を揃えて言い、「夢の旅行」はその場の判断で省略、指折りの「1から10数え」からゲームを始めました。かなりレベルが落ちておられる方もおられましたが、私としてはまごつくような事なく、ゲームの選択もでき、リズムに乗って頂くために開発した五段階加速法を、普段の倍ほどの時間をかけたので、皆さんに揃ってリズムに乗っていただけました。すると、グーもチョキも、右も左も出来ない方がリズムに乗られて、合いの手「ホイ」とか「ソリャ」とか、明瞭に適切な明るい声で歌うように入れられるので、その確かさにビックリしました。こうなると皆さん心底から楽しんでいただけます。

最後に大きな風船でのバレーと「青い山脈」を合唱されて終了、解散となりました。
静かになってから理学療法士さんが、「楽しいゲームですね~」と言ってくださり、月一回程度のペースで伺って、職員さんにゲームリードを覚えて頂く方向で、来月の日を決めてお別れしました。
認知症カフェと言っても、一箇所ごとに違いがありますから、参加される方たちのレベルに合った進行方法を行うだけでなく、時間を考えて短く終わる配慮も大事になります。ゲームリーダーは熱心だけでは難しい面があることを痛感しました。
2018/05/21のBlog
[ 06:19 ] [ 理事長から ]
究極のボランティア精神で始めたNPO法人認知症予防ネットの、第14回総会が5月19日、無事に終了しました。
発足当時には、NPO法人などと大きなことを社会に向かって宣言する、そのこと自体に耐える力があるのかと不安を感じつつ、何が何でも二年は継続しなければと、密かな覚悟をしたのでした。青ざめるような想定外の困難が次々と現れて苦しい思いもありましたが、助けて下さる方たちのお陰で、14回目の通常総会までこぎつけたことを、奇跡のように感じています。
 一番大きな変化と言えるものは、最高の後継者陣をバックに、理事長の役を降りることが総会で、拍手多数で承認された、と言う事実です。
法人立上げ以来、認知症の予防、近年は殊に認知症の症状改善と共に、発症の予防、認知症を患う人もろともに皆が生きやすい社会に変える、いわば福祉革命と言っても過言でない、和合社会に変えるという目的を、支持して下さる理解者に囲まれ、比類のない仲間たちにバトンを渡せることこそが、私の最高の成果だと胸を張って言える事が嬉しいです。6月末までの任期ですが、花道から退場でなく、次の適任者が現れるまでに庶務係の基礎を固めたいと思っていますので、今後とも宜しく皆様の応援をお願いいたします。
2018/04/27のBlog
平成30年4月26日、本が届きました。
「みんなの認知症予防ゲーム」のリーダー養成講座の『実録』です。是は誰にでも役だつのではないかと、自己満足のようですが、思ってしまいました。
内容は初期の講座の頃よりも体験を積み重ねたものです。
昭和58年8月から始めた私の活動が、風雪に耐えてここまで到達したという感慨に耽ってしまいました。

実際に読んで下さる方が、「役立つ」と思って下さるならば、録音を録るとか、テープ起こし=とっても手間暇かかりますのに、最後まで仕上げて下さったNさんと、Nさんが疲れられたときは横から励まし、慰められたHさんと、知らないところでの二人三脚で、本の形にしてくださったお二人には、お礼の言葉もないほど感謝しています。

完成品を読んで、一日経ってまた読みますと、今度はやはり自己満足だったなあと、一人で赤面しています。

知らないところで、大勢の方のお世話になっていることと、心から厚くお礼申し上げます。本当に有難うございました。


2018/04/21のBlog
数年前に愛知県でリーダー養成講座を受講して下さったAさんから、お便りをいただきました。
同居の母上が認知症を発症されて、毎日、不可解な行動をされるようになり、耐えがたい思いを募らせておられたそうです。それがあるとき、一変して、理解しがたい行動を見るのが、楽しみになったそうです。
母上を見送られたいま、母上の不可解な行動を見ることが楽しくなった理由と、行動の結果をユーチューブで公開されました。受け入れがたい思いがひっくり返って楽しみになったという理由を、下のアドレスでご覧になりませんか?
Aさん自身もその変化に驚いておられるのです。多くの人々に見て頂きたいと言っておられます。

https://www.youtube.com/watch?v=h4cTKFa7a_I

山ほどの苦労の介護の中で、楽しみに変換された母上の行動の結果。Aさんご自身の編集です。
解説を読みながら見ていると、母上の行動がほほえましく見えるから不思議です。
虐待に追い込まれる立場の時に、こういう発想の転換もあるのかと、ちょっとこの作者の考えに触れてみると、肩の力が一息、抜けるかも。ならばAさんも故人も喜んでくださると思います。
2018/04/20のBlog
[ 20:58 ] [ 理事長から ]
電車で二た駅の近い所に、新しい認知症カフェが出来ました。
今日、4月20日、1人でリュックにお手玉とリボンを入れて訪問してきました。
なぜか今日は、参加者さんが一人も居られませんでした。毎日、いつでも、誰でもどうぞ、という姿勢のようです。
昨日だったら何人も参加されていたそうです。
残念、と言うよりも、これ幸いと、一人で書き物をしておられた初対面の職員さんとお話をしてきました。
初対面でも、お話は尽きないほどあります。自己紹介をして、「みんなの認知症予防ゲーム」の良さ、効果を高める大事なテクニックと何より重要な心配り、よく理解して頂いたと、明るい気持ちになって帰りました。
また暇を見つけて、通いたいものです。
2018/03/25のBlog
3月24日(土)、今年度最後のボランティア活動で、故郷の家・京都に伺った。

デイサービスの部屋での教室の最中に、他部署の職員さんが用事で入ってこられて、ゲームの区切りの時に「研修会では有難うございました」と声をかけてくださった。きちんと挨拶ができる若者だなと感心した。ところがイキナリ大きな声で、
「グチョキパ、パチョキグ」
と “ゲームその1の6番目” の実習かのように、いきなり超早口言葉の実演をされたので、そのマスターぶりの鮮やかさに利用者さんもろともビックリ、口あんぐり状態となった。自己研鑽で練習をしないと不可能な発声法なので、感心するやら嬉しいやら。

「持ち場でやってられるのですね! 有難うございます」
と思わずお礼を言った。デイサービスの利用者さんたち皆が一斉に、満開の花のような笑顔になられた。
研修会に参加された職員さんみんなが、各自の持ち場で、ゲームを活用しておられるのだろうか?!

このような具体的な反響に出会ったのは初めてで、大きなご褒美を頂いたような気がした。
2018/03/12のBlog
昨年の4月から、念願叶って行きはじめた「故郷の家・京都」での認知症専用デイサービスセンターでの「みんなの認知症予防教室」、月3回のボランティア活動が今年度の最終月の3月に入りました。

全員が認知症の方で、レベルはまちまちです。
予測も出来なかった勉強をさせて頂いて、ボランティアでは足りなくて、月謝をお渡ししないと神様に叱られるような気分です。

韓国出身の方が多いので、政治がらみの恨み言を瀧のように止むことなく言い続けられる方や、時には思い込みで持ってきてもいない「ズボンが無い」と、半狂乱で部屋中を探し続ける利用者さんもおられました。
その時は“命の電話講座”で習った対応の仕方(反復)が効を奏して、我ながら納得した事もありました。

韓国やフィリピンや日本や、出身国のさまざまな職員の皆さんが、とても温かな優しい対応を自然体でされていて、「福祉に国境なし」というのが私の感想です。職員さんが苛つく場面をみたことがありません。虐待が起きない施設と言いたいです。

利用者さんにも感心しました。ズボン騒動に直面した時に、“3B”レベルかと推察できる方が、「ああいう病気の人なんですよ」と私に囁かれて、動じることなく温和に構えておられて、儒教の国の母だなと感服しました。

この施設創始者の母上、木浦(もっぽ市・韓国南西部に位置する港町)の孤児院を運営された故田内千鶴子=高知県出身で、韓国の文化勲章受章者の心が、此処に生きていると思えてきます。
2018/02/23のBlog
2月22日(木)の午後、国際ソロプチミスト奈良万葉のお招きで、橿原神宮の深い森にも早春の気がみなぎる中を通り抜けたところにある、ロイヤルホテルにうかがいました。

例会場では女性の社会活動を讃えるクラブ賞の授与式があり、私も賞をいただきました。その後、記念講演の形で、これまでの活動の原点と経過のお話し、続いて認知症予防と改善のゲーム体験会をさせていただきました。

50余人の方たちが、真剣な面持ちで聞いてくださり、続いての予防ゲーム実技を深くご理解くださって、要所では声を上げて笑われ、裏付けの理論や、五段階加速法の具体的な技法も理解され、8種類同時に脳の異なる機能を活性化させる説明の順番まで覚えてくださり、流石と敬服しました。

ソロプチミストの皆様は常に例会を開いて集まられる由で、その集まりの時に、このゲームを少しでもしましょうかと、話し合っておられるのを耳にしまして、ゲームの真意を確実にご理解いただいたと言う大きな喜びで、講師冥利に尽きる思いに浸りました。

西の空の夕茜も、畑になびく煙の色も、「みんなの認知症予防ゲーム」も、まさに“冬終わる”という言葉そのものに感じる帰り道でした。
[ 05:32 ] [ 理事長から ]
此処しばらくITの不調で音信不通、絶海の孤島ではありませんが、メールもHPも遮断されて、術もなく閉じこもり状態でした。やっと回復したようで、テストから再開しました。

2月19日には大阪の大東市でのリーダー養成講座4回シリーズの3回目で、カバンとリュックに道具を詰めて出かけました。
何年か前に京都で受講されて、自らも教室を始めているAさんが、≪カバン持ち≫の名目で見学に来られて、帰りの電車の中で、「とても勉強になった」と言われました。私が嬉しくなったのは、いつでもリーダー養成講座の受講生さんに、お手玉の縫い方見本を一個ずつプレゼントして、一生涯に一個でもよいから、縫い上げてくださいと、お願いしています。Aさんも勿論その中の一人で、その一個を縫い上げただけでなく、縫うのが楽しくなられて100個ほども縫い上げられたと聞いたことです。
道具と一心同体で教室が出来ていくだろうなと思いました。
2018/02/01のBlog
「みんなの認知症予防ゲーム」リーダー養成講座を修了した方が、ご自分の地域で小人数の教室を始められました。そのお手伝いに参加された方が、自分もと思い立たれて、養成講座を受講に宇治市までこられました。5回シリーズ講座の2回目から参加されたその日の別れ際に言われた言葉が耳に残ります。
「どこでもやっているゲームだと思っていたが、こんなに細やかな心配りで成り立っているのですね。涙が出ます」。
涙が出ます、なんて言葉を聞いたのは初めてです。私は勲章をもらったような気がして、私も涙が出そうになりました。恐らくこの方も、介護の悩みをお持ちだったのだろうなと察しました。みんなの苦労の上に花が咲き、認知症を持ちながらも悪化進行の予防改善で、明るく暮らせる社会に近づいていくのだと思います。

私の活動を理解されない人もおられるのは事実です。が、なぜ私が節を曲げずに活動を続けることが出来ているかといえば、それは十余年来、多くの方々が賛同・応援して下さっているお陰です。
年齢別の認知症発症率では、最高域に既に入った私は、心身共に老化現象を露呈していますが、終活に入る暇も無いので、いつも失敗を反芻しながら出掛けています。今日は雪降りです。

ふるさとは よしのの山の ちかければ ひと日もみゆき ふらぬひはなし

世界連邦の方から頂いた墨跡(古今集)ですが、辛い時の師表と思って眺めています。

2018/01/30のBlog
[ 07:27 ] [ 理事長から ]
大寒で、毎日のように積雪情報が聞こえてくる1月29日。京都南部は申訳ないような穏やかな日差しの中、大阪市の北にある大東市に伺いました。大東市社会福祉協議会主催による、「みんなの認知症予防ゲーム」リーダー養成講座4回シリーズの第一回です。
担当者が「驚いた」と言われたのは、募集をかけられたところ、定員20人がすぐさま18人の応募で、30人に枠を拡げられたのでした。市民の意識が高いというか、認知症予防に広く関心がもたれていて、まさに待たれていたのだと思いました。
座学では輪読方式を、ここでも行いました。終わってから言われたのは、
「座学で、一人も居眠りをする人がおられなかった」
というお気づきでした。午後のひと時、それも昼食あとですから睡魔がねらっている時間帯です。だから一人も眠くさせない、睡魔を寄せ付けない秘法、輪読形式で進めているのです。また別の職員の方の感想は、
「同じルールのゲームを指導していたが、進め方の配慮が全く違う、今までは間違われたときに、間違いを本人に指摘して上手に皆が揃うようにしていたが、認知症混在の教室では、その点が違うのですね」
と、一番大事な注意点を自ら気づかれたことに、すっかり嬉しくなりました。こういう学ぶ姿勢で受け入れて頂き、大東市に初めて伺ったのですが、すぐに市民活動に活かされるに相違ないと、確信することができました。2025年問題に間に合うようにとお願いしましたところ、皆さんが頷いて下さったので、今まで活動を続けてきて、本当によかったなと、つくづく思いました。帰りの電車では、輝く西日の光を正面から浴びて、身も心も力に満たされる心地でした。
2018/01/10のBlog
[ 21:02 ] [ 理事長から ]
今年の御用始めは、1月9日(火)、大阪市旭区の「コミュニテイトレーニングクラブ」第88期開校式の第2部に招かれての講演とゲーム体験会でした。
夕茜が暗闇に移っていく絵のような空を眺めながら、初めての駅に降り立つと、真向からの烈風が、これぞNPOの試練だと耳朶に響くようでした。

最近は「認知症予防」という言葉への反論がよく聞かれます。それを逃げないで正面から、NPOの命名の決意を表明しないといけない時期になって居ることが思われて、風に吹き飛ばされまいと商店街を歩きながら、短時間で話す内容を再確認しました。

「認知症予防」という言葉の意味が、一次予防・二次予防・三次予防に亘っていること。
認知レベルが混在している教室で、全員に対して同時に効果を上げるものでないと世の中の役に立たないこと。
ランクの異なる全員に、同時に、予防と改善に役立つゲームの独特の進行方法を体得していただくこと。
これらを伝えねばと願って、その体験会を目指しました。

100人以上の参加者さんに、ご理解頂けた感触でホッとして、帰途につきました。
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