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NPO法人 認知症予防ネット
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2018/09/30のBlog
[ 08:16 ] [ 認知症予防ネットの目的 ]
2018年9月23日(日)東京都千代田区日本教育会館で開催された「第8回日本認知症予防学会学術集会」のポスターセッションに参加しました。
ポスターのタイトルを、
“1次予防から3次予防まで同時に役だつ「みんなの認知症予防ゲーム」”
としました。
この表現に自信を持たせて下さったのは、認知度4から1の、認知症専用のデイサビスセンターの利用者さんたちです。
昨年の4月から継続してボランティア活動で通っているデイサービスセンターは、京都市内にありますが、その中のレベル3の方が、ある日の教室が終わって、私が帰り支度をしている時に、呟くように、「この時間が一番楽しいわ」と言われたのです。
デイサービスですから、職員によって各種のアクティビティが毎日さまざま行われています。その中で、「一番楽しい」との評価を頂いた・・・、是こそが私たちのNPO法人が全国普及を目指して取り組んでいる、「みんなの認知症予防ゲーム」に対する、当人からの評価でなくて何でしょう。
ゲームでの訪問を受け入れていただいて、レベルが混在している皆さんに喜んでいただいて、初めて聞いたナマの言葉で、深い感慨に浸りました。
それで今年の予防学会でのポスターのタイトルに、上記のように標榜しました。
デイーサービスの現場でも、一般社会でも、認知機能は人さまざまで、謂わばどこでもレベル混在社会です。
その中で、レベルを揃えた認知症予防教室を実施して改善・悪化防止の成果があがっても、家庭に戻ればレベル混在であり、ご近所、町内、地域全体がレベル混在社会です。換言すれば、認知症への偏見や不適切な関わりがある社会です。レベル混在の世の中で生きるに際しては、みんなが同じ人間同士という気持ちで暮らせる“共生社会”でなければ、折角症状にストップをかけ、改善されても、同時に社会の意識改革が実現しなければ、暮らしにくい中に居続けることになります。
私共NPO法人の設立時(2004年)に定めた定款の目標2箇条の一つは、「社会教育の推進」です。
個人の症状を改善すると同時に、受け皿として共生社会の実現がなくては、認知症に対する偏見社会の中に戻ることになるでしょう。

ポスターに、クリスティーン・ブライデンさんの述懐を紹介しています。京都市で初めて行われた“国際アルツハイマー病協会第20回国際会議・京都・2004”の時に、NHKテレビがクリスティーンさんを取材された放映を見たのですが、その中で彼女は、認知症になって困ることの一つとして、エスカレーターの降りの乗り場で、下へ下へと階段が機械のリズムで、すっ、すっ、すっと出てくる、そのリズムに足を合わせることができなくて、いつまで経っても1歩が踏み出せない苦衷を話されたのです。
私は実母の認知症介護を在宅で最後まで見送りましたが、母には、エスカレーターの経験はありませんでした。リズムに乗れなくなられたクリスティーンさんから、認知症になるとリズム音痴になると初めて教えられました。胸がふさがるような思いをズーッと持ち続けて、リズム音痴になる認知症への対策を、模索し続けていました。
私は実母が認知症を患うまでの前半生では、和楽の太鼓などのリズムに日常的に浸っていたので、リズム音痴の人の改善法は、子どもたちへの太鼓の練習体験を持っていたので、リズムを失った後の対策に関して、人一倍責任感のような思いを持ったのでした。
その対策を開発したのが、ポスターに書いた童謡の使い方、「5段階加速法」なのです。
今ではこの方法を使って、認知症専用のデイサービスや、健常者9に対する認知症発症者1の割合の教室、すなわちレベル混在の教室で、全員同時に楽しんでいただき、イキイキと和合して頂いています。

リズム感を取り戻した結果は明らかです。家族同伴で教室に参加していた若年発症の方は、会場に到着して部屋に入るときは堅い表情、下を向いて他人と視線を合わさない、頬の血色はグレイと言ってもよいような、硬直した雰囲気なのに対して、ゲームでリズムに乗るようになると、別人のように笑顔になり、声をあげて笑ったり、帰る時はピンク色の頬になって、「また来ます~♪」と明るく言うように変化されます。それを毎月くり返し、半年1年と経過すると、一人で参加ができるようになり、入室時から顔を合わせて挨拶をするようになり、外で出会っても顔を覚えて笑顔で挨拶をされるように変化されました。
こういうリズム感の取り戻し効果について、事例紹介を話すだけでは、ポスター展示場に集まられた皆さまのご理解は難しいと思い、その場で実際に体験していただき、体験に基づいてご理解いただくように、次のように言いました。
「まずは右手をチョキにしてください。左手はグーです。グーを上に載せてください。次は右と左を反対です。是を交互にくり返しますから一緒に言ってください」と言って「5段階加速法」を皆さんに体験していただきました。
ポスターの5段階加速法の説明の部分を、スマホで撮影する方、メモを取る方、大勢が関心を寄せてくださいました。
 今後は、データやエビデンスの資料を集めて、誰にもご理解いただけるように、その方法を考えていきたいと思っています。(髙林)

2018/08/04のBlog
宇治市内に3月にオープンした4階建ての(社福)京都認知症総合センターの2階フロアで行われている“認知症カフェ”に二度目の訪問。私は20数年前に病院で行われていた通院高齢者専用のカフェ的な集まりに一度だけ呼び出されて抹茶接待を担当した経験がある。
その時に夢見た“予防ゲーム訪問”が同じ病院系列の施設で実現したのだ。カフェに、職員さんの誘導で集まって来られるレベル・症状が一人ずつ異なる方たちを迎えると、介護保険制度が整ってきたお陰で、たとえ一人暮らしで認知症を発症しても、今日の食事、明日の心配もなく、安心して暮らせる社会制度(GH)の実現が、かつての時代を知る者としては、言葉もないほど有り難く、胸に迫るものを感じる。

ゲームの前の自己紹介も、臨機応変の変則スタイルで即応した。ルール説明をしても、理解意欲も無いような方は、どこ吹く風の表情。記憶に留める方もおられる中で、誰も傷つかないように淵あり、瀬あり式に流していく。これはさしずめ、集団の中での無言の個人授業とも言えるだろう。

「1から10」の指数えは、何故大切か、「1から10」の指数えでは、何故これが大切か、意義の説明をキチンと言う事が大事になる。
症状が進行している人に対しても、説明を大事に言う理由は、「自分も列座している」という認識で、聞く姿勢をきちんと保っている・・・、つまり社会人としての形を保っているという気分に浸って頂くチャンスとするためである。形を保つことで人格が保持される。
「1から10」の動作は、指を一本ずつ屈伸させるのだが、目的は指関節の屈伸によって、全身の血流促進の為のウォーミングアップの意味であり、数を数える習慣を取り戻すという、異なる二つの目的がある。口を大きく開いて、大きな声で「1から10」を言う、という慣例的発声も皆との協調性を養うものであり、大きな声を発することで気が晴れる。
このような幾つもの効果につなげる意識で、リーダーは一層おおきな明るいトーン、換言すれば声の調子によって誘導するので、皆との協働、自分も列座同権で発声しているというような、一種の人間宣言というような空気を、僅かでも醸成させる。だから、リーダーは気を籠めて、ゆっくりの「1から10」、速度を上げての「1から10」、終わった途端の、それも1秒で円座を一周して全員を褒める方法を、その都度繰り返すことが重要。結果として皆さんの、人格(存在)を認めてもらった~、とでも言いたい満足げな笑顔を引き出すのだ。その意図と微少な結果を見落とすと、「1から10」のゲームが無駄な時間というようなマイナス思考に陥る。
だから私はリーダー養成講座の時と同じように気をこめて、「1から10」を丁寧にくり返している。誰一人、イヤなムードを発散されないのが嬉しい。

ゲームその1が次々と進むにつれて、リズム感を失ったような人が、次第にリズムに乗れるようになり、全身で「愉快さ」を表出される。リーダー冥利に尽きる場面となる。
初回訪問時とは打って変わって、二度目ということで全員がリズムに乗り、楽しむようになられた。

解散してから、カフェの責任者と変化を認め合うことが出来た。来月も訪問の約束が受け入れられた。ヨカッタ~、と膨らむ思いで帰途についた。
後ろ向きの人を前向きにさせるのは、腕力では無い。自ら向きを変えさせる・・・この貴重な「やらせ」。是を私は誰から習っただろう? (髙林實結樹)
2018/07/03のBlog
6月30日、NPO理事長として愛知県一宮市の“認知症予防ネット一宮”のお招きで、一泊二日のリーダー養成講座に伺いました。二日目は午前・午後と連続で、全10時間の講座を終え、修了証を受講生の皆さんにお渡ししました。

当NPO法人は7月1日付けで人事異動があり、7月付けの修了証の発行人は新理事長の名前になります。違和感を持たれると困るので、世の多くのNPO法人は5年程度で消滅するやに聞きますが、良き二代目が理事長に就任して、事業が継続できる目出度さ!、ということに皆さん納得されて、非常に嬉しく思いました。

一宮市はこうして新人リーダーさんたちが、職場で、地域で、楽しい「みんなの認知症予防ゲーム」を広げて下さいます。
濃尾平野を高速道路から見渡すと、空の広さが果てしなく、見渡す限りの地平線近くまで白雲が浮かんでいます。山で区切られた盆地育ちの私には、非常に珍しい眺めで、東西南北の方向の確認も出来ず、ひたすら雲に身を任せるような感覚を味わいました。島国日本も広いものです。

NPO法人も二代目理事長の牽引力で活動が続いて行きます。二重、三重に新しい希望の持てる世界が開かれると感じました。
2018/06/21のBlog
[ 18:32 ] [ 理事長から ]
今日、6月21日午後、城陽市の認知症カフェに招かれて、ゲームを楽しんでいただきました。
到着された皆さん、順番に地震怖かったね~、の話から始まりました。

今日は参加者さんと職員さんとボランティアさんとで、珍しく19人という大勢でした。

ボランティアさんたちにも「みんなの認知症予防ゲーム」の有効なコツを知って頂きたいのと、いつもリズムに弱い男性参加者さんを意識して、5段階加速法と脳機能8種類の同時刺激の説明の仕方なども解説しながら進めましたところ、ナント!! 正客と目指していた男性が、初めて! 立派にリズムに乗って、終始笑顔で! リズムを楽しんで下さったのです。

涙が出そうに嬉しくなりました。
今日のボランティアさんは、「葦笛娘」グループさんでしたが、皆さん一度の体験でゲームのコツをマスターされたので、これまた嬉しく、常連の職員さんだけでなく、なんだか室内全員がルンルン気分になりました。

毎月1回、2年目伺っていますが、初めての大きな成果でした。
2018/06/18のBlog
2018年5月19日、第14回通常総会が開催されました。総会の報告はホームページと通信でご覧頂きますが、人事異動がありましたので、その報告をいたします。

髙林実結樹理事長が6月末日に任期満了を期に理事長を退任、新理事長に平田研一さん(元監事)の就任が、拍手多数で承認されました。
平田さんは、NPO法人の結成を強く提言し、今に至るまで監事として当法人の活動を背後から支えてこられましたが、この度は理事長として表に立つことを引き受けてくださいました。

設立当初のNPOの活動は「認知症予防ゲーム」を多くの人に紹介することでした。
次いで、予防教室を増やす必要性から、ゲームリーダーを全国規模に拡大するために、「リーダー養成講座」を開始し、現在は41都道府県にリーダーが輩出するに至りました。しかし、超高齢社会を目前にしてまだまだ不足という認識から、リーダーを養成出来る力を身につけた「リーダー養成講師」、NPOの認定講師資格を審査する審査会の制度を立ち上げて、日本中でリーダーを増員させることを目指すに至っています。

以上のように活動の巾が拡大した現在の当NPO法人の理事長には、組織運営に必要な広い視野と推進力を発揮出来る人材が必要です。その人材に相応しいと、設立当初から監事としてNPO法人の活動を把握されている平田さんの就任が満場一致の大拍手で承認されました。

なお前理事長には、NPOの庶務や用度や電話連絡係等を従来通りの担当とし、皆様にご不便をかけないように、「名誉理事長」という肩書きを作って、活動の継続が承認されました。以上、事務局より御報告といたします。ご理解、ご支援、宜しくお願い致します。(原悦子総務担当理事)

2018/06/02のBlog
6月1日(金)、「介護老人保健施設 えきさい大阪」デイサービスセンターに伺って、利用者さん23人に「みんなの認知症予防ゲーム」を楽しんで頂きました。
何年か前に、広島や栃木の老健のデイサービスに伺ったことがありますが、3か所とも、利用者さんの体調には、ずいぶん違いがあります。

今回は認知症の方は少なくて、要介護2程度の方が多く居られるとお聞きしていましたが、椅子から自力で立ち上がることが出来ない方や、片手の麻痺が強い方が、大勢おられるように感じました。

手や足がご不自由な方が何人もおられる・・・。私の乏しい経験からですが、身体状況が低下しておられる方が多くても、レベルの如何に関わらず、皆さん一緒にゲームが楽しいものだと感じて頂くのが役目と思っています。そのために動きの見本を少しだけして止めたり、5段階加速をさらにスローモーにしたり、とにかく皆で一緒に昔の童謡を歌いながら、手を動かしてリズムに浸って頂くように心がけました。

例えば3拍子のゲームならば、優しいほうだけにして、次の難しいほうは止めて、4拍子に進めました。職員さんの言わず語らずの上手なフォローのお陰で、皆さんリズムにしっかり乗られて、活発な方たちは大きな声で歌っておられ、満面の笑み以上に、体全体が笑顔になっておられるように感じました。

私の自己採点では合格と思ったのですが、職員さんの観察で、「みんなの認知症予防ゲーム」が不採用ということになるやもしれず、一抹の不安はありました。不合格では紹介してくれた人に申訳が立ちません。

最後にジャンケンゲームでお別れして控室に戻りました。控室に来られた職員さん三人が、リボンの8の字巻きを覚えようとされ、結局箱いっぱいのリボンを全部8の字巻してくださいました。この熱意がゲームへの合格証でなくて何でしょうか?
リボンを巻きながら、「皆さん、楽しそうでしたねぇ」と言われたので、私はひそかに合格だな、と思いました。

2018/05/27のBlog
[ 20:49 ] [ 理事長から ]
Kさま

最近宇治市に新しく出来た施設のカフェに、私は5月25日に行きまして、グループホームの入居者さん数人とゲームをしてきました。

以前、奈良のグループホームに一度行って、ゲームをほんの少し楽しんでいただいた経験があるだけでした。今回は2組のグループ、先組と後組と各20分程度ずつでした。合わせると3回、異なる顔ぶれで経験したことになります。

多くのリーダーさんは、一般高齢者65歳以上などの教室の筈ですから、認知症が始まって居る人は、恐らく10%程の混在かと思います。ですが、この点はK様のご体験では如何ですか?

私は在宅生活が無理になられた方たちの入居施設、グループホームの方とゲームをしまして、特別な進行法でないと出来ない、しかしゲームはきっと改善に役だつ、と感じました。
この経験、私なりの感想・考えを、機会を得て誰かと共有したいのです。リーダーさんたちが迂闊に、グループホームに行かれると、ゲームが逆効果になる恐れがあるかも、と感じたからです。
グループホームに行かれたことは、ありますか?
2018/05/26のBlog
[ 06:45 ] [ 理事長から ]
5月11日(金)、京都認知症総合センターのカフェご担当の理学療法士の方と、認知症予防ゲームのお話をする機会を得まして、それが具体的な提言となり、まずは試みとして今日、25日(金)にカフェに1人で伺いました。

センターの2階がカフェの部屋で、身長1メートルぐらいの真っ白なロボットが、可愛い顔で迎えてくれます。会話もできるようですが、今日は健康状態(接続?)が良くないらしく、その旨の報告を話してだんまり、動かなくなりました。

3階より上が居住空間のようで、ご入居の方たちが職員の誘導で2階のカフェに降りてこられます。理学療法士さんの優しい指導で、リハビリの体操が始まりました。
認知症総合センターの理学療法士さんは、同じ職種でも一般病院での患者さんへの応対とは全く違って、症状が進んだ方たち一人ずつへの言葉かけが、模範的理想的で優しく、聴力の衰えた方にも、聞こえやすい話し方で感じ入りました。

リハビリの体操のあとで、「頭の体操」というご紹介をいただいて、ゲームをさせて頂きました。
両隣の人の名前と自分の名前、合計三人の名前を各自が言う独特の自己紹介を、今日はお隣一人と自分の名前二人分に省略して、全員一周りして自己紹介を終わりました。次いで年月日の確認を皆で声を揃えて言い、「夢の旅行」はその場の判断で省略、指折りの「1から10数え」からゲームを始めました。かなりレベルが落ちておられる方もおられましたが、私としてはまごつくような事なく、ゲームの選択もでき、リズムに乗って頂くために開発した五段階加速法を、普段の倍ほどの時間をかけたので、皆さんに揃ってリズムに乗っていただけました。すると、グーもチョキも、右も左も出来ない方がリズムに乗られて、合いの手「ホイ」とか「ソリャ」とか、明瞭に適切な明るい声で歌うように入れられるので、その確かさにビックリしました。こうなると皆さん心底から楽しんでいただけます。

最後に大きな風船でのバレーと「青い山脈」を合唱されて終了、解散となりました。
静かになってから理学療法士さんが、「楽しいゲームですね~」と言ってくださり、月一回程度のペースで伺って、職員さんにゲームリードを覚えて頂く方向で、来月の日を決めてお別れしました。
認知症カフェと言っても、一箇所ごとに違いがありますから、参加される方たちのレベルに合った進行方法を行うだけでなく、時間を考えて短く終わる配慮も大事になります。ゲームリーダーは熱心だけでは難しい面があることを痛感しました。
2018/05/21のBlog
[ 06:19 ] [ 理事長から ]
究極のボランティア精神で始めたNPO法人認知症予防ネットの、第14回総会が5月19日、無事に終了しました。
発足当時には、NPO法人などと大きなことを社会に向かって宣言する、そのこと自体に耐える力があるのかと不安を感じつつ、何が何でも二年は継続しなければと、密かな覚悟をしたのでした。青ざめるような想定外の困難が次々と現れて苦しい思いもありましたが、助けて下さる方たちのお陰で、14回目の通常総会までこぎつけたことを、奇跡のように感じています。
 一番大きな変化と言えるものは、最高の後継者陣をバックに、理事長の役を降りることが総会で、拍手多数で承認された、と言う事実です。
法人立上げ以来、認知症の予防、近年は殊に認知症の症状改善と共に、発症の予防、認知症を患う人もろともに皆が生きやすい社会に変える、いわば福祉革命と言っても過言でない、和合社会に変えるという目的を、支持して下さる理解者に囲まれ、比類のない仲間たちにバトンを渡せることこそが、私の最高の成果だと胸を張って言える事が嬉しいです。6月末までの任期ですが、花道から退場でなく、次の適任者が現れるまでに庶務係の基礎を固めたいと思っていますので、今後とも宜しく皆様の応援をお願いいたします。
2018/04/27のBlog
平成30年4月26日、本が届きました。
「みんなの認知症予防ゲーム」のリーダー養成講座の『実録』です。是は誰にでも役だつのではないかと、自己満足のようですが、思ってしまいました。
内容は初期の講座の頃よりも体験を積み重ねたものです。
昭和58年8月から始めた私の活動が、風雪に耐えてここまで到達したという感慨に耽ってしまいました。

実際に読んで下さる方が、「役立つ」と思って下さるならば、録音を録るとか、テープ起こし=とっても手間暇かかりますのに、最後まで仕上げて下さったNさんと、Nさんが疲れられたときは横から励まし、慰められたHさんと、知らないところでの二人三脚で、本の形にしてくださったお二人には、お礼の言葉もないほど感謝しています。

完成品を読んで、一日経ってまた読みますと、今度はやはり自己満足だったなあと、一人で赤面しています。

知らないところで、大勢の方のお世話になっていることと、心から厚くお礼申し上げます。本当に有難うございました。


2018/04/21のBlog
数年前に愛知県でリーダー養成講座を受講して下さったAさんから、お便りをいただきました。
同居の母上が認知症を発症されて、毎日、不可解な行動をされるようになり、耐えがたい思いを募らせておられたそうです。それがあるとき、一変して、理解しがたい行動を見るのが、楽しみになったそうです。
母上を見送られたいま、母上の不可解な行動を見ることが楽しくなった理由と、行動の結果をユーチューブで公開されました。受け入れがたい思いがひっくり返って楽しみになったという理由を、下のアドレスでご覧になりませんか?
Aさん自身もその変化に驚いておられるのです。多くの人々に見て頂きたいと言っておられます。

https://www.youtube.com/watch?v=h4cTKFa7a_I

山ほどの苦労の介護の中で、楽しみに変換された母上の行動の結果。Aさんご自身の編集です。
解説を読みながら見ていると、母上の行動がほほえましく見えるから不思議です。
虐待に追い込まれる立場の時に、こういう発想の転換もあるのかと、ちょっとこの作者の考えに触れてみると、肩の力が一息、抜けるかも。ならばAさんも故人も喜んでくださると思います。
2018/04/20のBlog
[ 20:58 ] [ 理事長から ]
電車で二た駅の近い所に、新しい認知症カフェが出来ました。
今日、4月20日、1人でリュックにお手玉とリボンを入れて訪問してきました。
なぜか今日は、参加者さんが一人も居られませんでした。毎日、いつでも、誰でもどうぞ、という姿勢のようです。
昨日だったら何人も参加されていたそうです。
残念、と言うよりも、これ幸いと、一人で書き物をしておられた初対面の職員さんとお話をしてきました。
初対面でも、お話は尽きないほどあります。自己紹介をして、「みんなの認知症予防ゲーム」の良さ、効果を高める大事なテクニックと何より重要な心配り、よく理解して頂いたと、明るい気持ちになって帰りました。
また暇を見つけて、通いたいものです。
2018/03/25のBlog
3月24日(土)、今年度最後のボランティア活動で、故郷の家・京都に伺った。

デイサービスの部屋での教室の最中に、他部署の職員さんが用事で入ってこられて、ゲームの区切りの時に「研修会では有難うございました」と声をかけてくださった。きちんと挨拶ができる若者だなと感心した。ところがイキナリ大きな声で、
「グチョキパ、パチョキグ」
と “ゲームその1の6番目” の実習かのように、いきなり超早口言葉の実演をされたので、そのマスターぶりの鮮やかさに利用者さんもろともビックリ、口あんぐり状態となった。自己研鑽で練習をしないと不可能な発声法なので、感心するやら嬉しいやら。

「持ち場でやってられるのですね! 有難うございます」
と思わずお礼を言った。デイサービスの利用者さんたち皆が一斉に、満開の花のような笑顔になられた。
研修会に参加された職員さんみんなが、各自の持ち場で、ゲームを活用しておられるのだろうか?!

このような具体的な反響に出会ったのは初めてで、大きなご褒美を頂いたような気がした。
2018/03/12のBlog
昨年の4月から、念願叶って行きはじめた「故郷の家・京都」での認知症専用デイサービスセンターでの「みんなの認知症予防教室」、月3回のボランティア活動が今年度の最終月の3月に入りました。

全員が認知症の方で、レベルはまちまちです。
予測も出来なかった勉強をさせて頂いて、ボランティアでは足りなくて、月謝をお渡ししないと神様に叱られるような気分です。

韓国出身の方が多いので、政治がらみの恨み言を瀧のように止むことなく言い続けられる方や、時には思い込みで持ってきてもいない「ズボンが無い」と、半狂乱で部屋中を探し続ける利用者さんもおられました。
その時は“命の電話講座”で習った対応の仕方(反復)が効を奏して、我ながら納得した事もありました。

韓国やフィリピンや日本や、出身国のさまざまな職員の皆さんが、とても温かな優しい対応を自然体でされていて、「福祉に国境なし」というのが私の感想です。職員さんが苛つく場面をみたことがありません。虐待が起きない施設と言いたいです。

利用者さんにも感心しました。ズボン騒動に直面した時に、“3B”レベルかと推察できる方が、「ああいう病気の人なんですよ」と私に囁かれて、動じることなく温和に構えておられて、儒教の国の母だなと感服しました。

この施設創始者の母上、木浦(もっぽ市・韓国南西部に位置する港町)の孤児院を運営された故田内千鶴子=高知県出身で、韓国の文化勲章受章者の心が、此処に生きていると思えてきます。
2018/02/23のBlog
2月22日(木)の午後、国際ソロプチミスト奈良万葉のお招きで、橿原神宮の深い森にも早春の気がみなぎる中を通り抜けたところにある、ロイヤルホテルにうかがいました。

例会場では女性の社会活動を讃えるクラブ賞の授与式があり、私も賞をいただきました。その後、記念講演の形で、これまでの活動の原点と経過のお話し、続いて認知症予防と改善のゲーム体験会をさせていただきました。

50余人の方たちが、真剣な面持ちで聞いてくださり、続いての予防ゲーム実技を深くご理解くださって、要所では声を上げて笑われ、裏付けの理論や、五段階加速法の具体的な技法も理解され、8種類同時に脳の異なる機能を活性化させる説明の順番まで覚えてくださり、流石と敬服しました。

ソロプチミストの皆様は常に例会を開いて集まられる由で、その集まりの時に、このゲームを少しでもしましょうかと、話し合っておられるのを耳にしまして、ゲームの真意を確実にご理解いただいたと言う大きな喜びで、講師冥利に尽きる思いに浸りました。

西の空の夕茜も、畑になびく煙の色も、「みんなの認知症予防ゲーム」も、まさに“冬終わる”という言葉そのものに感じる帰り道でした。
[ 05:32 ] [ 理事長から ]
此処しばらくITの不調で音信不通、絶海の孤島ではありませんが、メールもHPも遮断されて、術もなく閉じこもり状態でした。やっと回復したようで、テストから再開しました。

2月19日には大阪の大東市でのリーダー養成講座4回シリーズの3回目で、カバンとリュックに道具を詰めて出かけました。
何年か前に京都で受講されて、自らも教室を始めているAさんが、≪カバン持ち≫の名目で見学に来られて、帰りの電車の中で、「とても勉強になった」と言われました。私が嬉しくなったのは、いつでもリーダー養成講座の受講生さんに、お手玉の縫い方見本を一個ずつプレゼントして、一生涯に一個でもよいから、縫い上げてくださいと、お願いしています。Aさんも勿論その中の一人で、その一個を縫い上げただけでなく、縫うのが楽しくなられて100個ほども縫い上げられたと聞いたことです。
道具と一心同体で教室が出来ていくだろうなと思いました。
2018/02/01のBlog
「みんなの認知症予防ゲーム」リーダー養成講座を修了した方が、ご自分の地域で小人数の教室を始められました。そのお手伝いに参加された方が、自分もと思い立たれて、養成講座を受講に宇治市までこられました。5回シリーズ講座の2回目から参加されたその日の別れ際に言われた言葉が耳に残ります。
「どこでもやっているゲームだと思っていたが、こんなに細やかな心配りで成り立っているのですね。涙が出ます」。
涙が出ます、なんて言葉を聞いたのは初めてです。私は勲章をもらったような気がして、私も涙が出そうになりました。恐らくこの方も、介護の悩みをお持ちだったのだろうなと察しました。みんなの苦労の上に花が咲き、認知症を持ちながらも悪化進行の予防改善で、明るく暮らせる社会に近づいていくのだと思います。

私の活動を理解されない人もおられるのは事実です。が、なぜ私が節を曲げずに活動を続けることが出来ているかといえば、それは十余年来、多くの方々が賛同・応援して下さっているお陰です。
年齢別の認知症発症率では、最高域に既に入った私は、心身共に老化現象を露呈していますが、終活に入る暇も無いので、いつも失敗を反芻しながら出掛けています。今日は雪降りです。

ふるさとは よしのの山の ちかければ ひと日もみゆき ふらぬひはなし

世界連邦の方から頂いた墨跡(古今集)ですが、辛い時の師表と思って眺めています。

2018/01/30のBlog
[ 07:27 ] [ 理事長から ]
大寒で、毎日のように積雪情報が聞こえてくる1月29日。京都南部は申訳ないような穏やかな日差しの中、大阪市の北にある大東市に伺いました。大東市社会福祉協議会主催による、「みんなの認知症予防ゲーム」リーダー養成講座4回シリーズの第一回です。
担当者が「驚いた」と言われたのは、募集をかけられたところ、定員20人がすぐさま18人の応募で、30人に枠を拡げられたのでした。市民の意識が高いというか、認知症予防に広く関心がもたれていて、まさに待たれていたのだと思いました。
座学では輪読方式を、ここでも行いました。終わってから言われたのは、
「座学で、一人も居眠りをする人がおられなかった」
というお気づきでした。午後のひと時、それも昼食あとですから睡魔がねらっている時間帯です。だから一人も眠くさせない、睡魔を寄せ付けない秘法、輪読形式で進めているのです。また別の職員の方の感想は、
「同じルールのゲームを指導していたが、進め方の配慮が全く違う、今までは間違われたときに、間違いを本人に指摘して上手に皆が揃うようにしていたが、認知症混在の教室では、その点が違うのですね」
と、一番大事な注意点を自ら気づかれたことに、すっかり嬉しくなりました。こういう学ぶ姿勢で受け入れて頂き、大東市に初めて伺ったのですが、すぐに市民活動に活かされるに相違ないと、確信することができました。2025年問題に間に合うようにとお願いしましたところ、皆さんが頷いて下さったので、今まで活動を続けてきて、本当によかったなと、つくづく思いました。帰りの電車では、輝く西日の光を正面から浴びて、身も心も力に満たされる心地でした。
2018/01/10のBlog
[ 21:02 ] [ 理事長から ]
今年の御用始めは、1月9日(火)、大阪市旭区の「コミュニテイトレーニングクラブ」第88期開校式の第2部に招かれての講演とゲーム体験会でした。
夕茜が暗闇に移っていく絵のような空を眺めながら、初めての駅に降り立つと、真向からの烈風が、これぞNPOの試練だと耳朶に響くようでした。

最近は「認知症予防」という言葉への反論がよく聞かれます。それを逃げないで正面から、NPOの命名の決意を表明しないといけない時期になって居ることが思われて、風に吹き飛ばされまいと商店街を歩きながら、短時間で話す内容を再確認しました。

「認知症予防」という言葉の意味が、一次予防・二次予防・三次予防に亘っていること。
認知レベルが混在している教室で、全員に対して同時に効果を上げるものでないと世の中の役に立たないこと。
ランクの異なる全員に、同時に、予防と改善に役立つゲームの独特の進行方法を体得していただくこと。
これらを伝えねばと願って、その体験会を目指しました。

100人以上の参加者さんに、ご理解頂けた感触でホッとして、帰途につきました。
2018/01/02のBlog
[ 07:11 ] [ 理事長から ]
新年おめでとうございます。
本年もよろしくお願いします。
NPO法人設立以来の、認知症本人の願いと、取り巻く周りの嘆きを、希望と喜びに代えるという変らぬ目的で歩み続けたいと、思いを新たにしています。
昨年までに少しはその目的は実現して、少数でも喜んでいただきました。これを力に、もっと拡げるための努力を続けたいと、思いを新たにしています。
共感、ご支援、ご参加、ご援助、よろしくお願いいたします。




2017/12/28のBlog
[ 12:25 ] [ 理事長から ]
12月27日、西山は雪で白く、京都駅前でも雪が舞っていました。
「故郷の家京都」の認知症専門デイサービスセンターでの、今年最後の教室は全員で9人の輪でした。

皆さん馴れてくださって、最初の頃とはうって変わって自己紹介、年月日の確認も立派に声を揃えて鮮やかに言ってくださいます。夢の旅行はまだ省略です。
今日のメンバーさんは皆さん軽いレベルの方のようでしたので、スイスイとゲームを進めることができました。
ゲームその1の6種類が全部できたことに感動します。
2拍子、3拍子、4拍子もスイスイできました。お手玉回しも本式で、みんながお隣さんの手のひらに渡す事ができて、初めての成果に部屋中が楽しさに溢れました。

韓国の習慣では、旧暦でお正月をされますので、年末年始の挨拶はしません。また来月3回の日程を決めてお別れしました。
4月の教室開始時では、「グーチョキパー」が分からなかった方も、そのような事は感じさせない鮮やかさでゲームを楽しむようになってくださって、リーダーも楽しませてもらっています。

ご褒美は年明け1月、全館フロアの職員さんが集まってくださって、ゲームを体得される学習会が行われることになりました。このようなことは予測していませんでした。夜学になりますが、道が暗いなんて何でしょう。何の妨げにもなりません。最大の私へのご褒美だと思って、ルンルン気分で今年最後の教室の帰途につきました。
電車を降りたら寒くて、目がショボショボしました。

2017/12/15のBlog
[ 08:08 ] [ 理事長から ]
やみくもに、ただ一生懸命、認知症予防に効果的なゲームの極意を身に付けていただきたい思いでやってきた「リーダー養成講座」です。
全国の、受講してくださったリーダーさんに呼び掛けて開催した、レベルアップ研修会と交流会の2回目が、師走8日に終わりました。溜まっていた仕事の半分が片付いたところで、振り返っています。

昨年度の研修会と違って、今年の研修会で驚いたのは、皆さんのゲームでの手の動きが、格段に上達しておられたことです。ゲームでの手の動かし方はとても大切です。繰り返し繰り返しお伝えしても、なかなか身に付かない、その場では納得し、覚えられたかに見えるのですが、次回に出会うと元の木阿弥になって居るのが通例でした。

ところが今年の研修会は違っていました。大多数のリーダーさんの手の構えが出来ていたのです。それを見て嬉しいを通り越して、内心、感動してしまいました。
尤も全員ではなくて、大多数の人でしたが、それでも画期的なことで、くどくどと言って来たことが、各地で花が咲くまでになったと感じられて、胸が熱くなったのです。

これほど嬉しいことが世の中に有るでしょうか。完全に私の努力は報われいる、もう何処で終わっても満足です。生きている間に報われるなどと、思いもしませんでした。
なんと有り難い事でしょうか。
2017/11/30のBlog
昨11月29日は、嬉しい一日でした。東京都新島村民生委員協議会の事業として、新島村役場民生課福祉介護前田係長のお世話で、伊豆諸島の中の新島と式根島から、8人ものお客様をお迎えして、「みんなの認知症予防ゲーム」の研修会が実現したのです。
小さな島とおっしゃっていましたが、飛行場まである大きな島です。
皆さんが青空か太平洋のように明るくて、兄弟姉妹のように仲良くて、積極的で、4時間の接触で私もその色に染めていただいたような気分で、余韻に浸っています。

ご縁は、一般社団法人みんなの認知症予防ネットの加藤さんによる体験会で、「みんなの認知症予防ゲーム」の良さを知ってくださったことからです。滋賀県に研修旅行に来られ、宇治まで足を延ばして下さいました。

このようなチャンスはまたと無いので、前夜からそわそわして会場のJR宇治駅前市民交流プラザ「ゆめりあ うじ」に向かいました。
1時から5時までびっしり、ゲームリーダー養成講座ができました。

「みんなの認知症予防ゲーム」は誰でも声を上げて笑う楽しいものですが、予防教室においては笑うだけで満足しては、目的が達成しません。
目的とは認知症の予防と改善の2本の柱です。医学知識の無い私たち市民に許される一次予防のゲーム、といっても一般高齢参加者さんの1割程度は認知症を発症しておられます。認知症予防ネットとしては市民にできる、市民にしかできない予防と改善のツールを身に付けたリーダが輩出してほしい。レベル混在教室で成果を上げてほしい。日本中、津々浦々まで、と願って活動を続けているのです。
ですから内実は、認知症の一次予防だけでなく、発症した人への改善目的、症状悪化の予防、元の生活への引き戻しを忘れてはなりません。単なる楽しいゲームでも構わないと言いますが、改善と悪化の予防も出来なければ、ゲームの名前が泣きます。それを実現させる力を、ゲームリーダーが体得していないと、単なる笑いになってしまうのです。

4時間で、ゲームリードの実技は時間いっぱいギリギリまで追求しましたが、少々時間切れで割愛部分もありました。一人ずつの体験を丁寧にしたからですが、思い残しも出たのが正直なところ。
完全無欠ではないが、大事な中枢は皆さんにお伝え出来、記念写真では「2~、2~、2~」と皆が笑顔だったと思います。熱い篤い握手でお別れしました。
2017/11/28のBlog
[ 05:49 ] [ 理事長から ]
毎月3回伺っている故郷の家京都デイサービスの11月27日教室は、利用者さんが少なくて、職員共で5人の輪でした。ところが小人数なればこその奇跡のようなことがありました。
今年度24回目の訪問ですが、毎回必ず逃げるように居室から出ていかれるD子さんが、今日は初参加されたのです。その理由は、交通事故で頸部をしっかり保護されて動けないかのようなデイサービス利用新人の方に衝立の陰のベッドを譲られて、ゲームを行う居室のイスに居られたので、自然に初参加となったのでした。
自己紹介から年月日の確認も一緒に出来て、1から10は「むつかしいなあ」と言われたのですが、なんとグーパーゲームの5段階加速に立派に乗られて、リズムを堪能されたのです。その様子を見るだけでも満足したのですが、そのあとの感想の表現に、得も言えぬ最高の喜びを頂きました。可なりのご高齢で、お口もとは歯が全く無いようで、もごもごしか聞き取れないのですが、「ドングリころころ」と「でんでん虫」が終わった時に、始めてみる明るい笑顔で「この辺がこうなるよ」と言いながら、両手で胸の前で大きな円を作って、それを大きく拡げるポーズを2回もされました。リズムが楽しくて胸が膨らむ・・・、という表現だと受け止めて、涙が出そうに嬉しくなりました。
これだけではエビデンスと言えないことは百も承知ですが、本人の証言を頂いて、今日まで毎月3回通って、ご褒美をもらった心地です。
骨折が治られたA子さんもおられたけれど、手が痛いからと言われてゲームには参加されませんでした。しかし、リズムに乗って手拍子を取っておられました。手が痛いのは指の関節の殆どに、“あかぎれ”が切れて、血が滲んでいたのです。帰る時に手を見せて下さったので、思わず痛そうな手を包んで「早く治られますように」と言ったら、これまで見たことのない柔和な優しい表情を向けてくださいました。
2017/11/25のBlog
[ 06:37 ] [ 理事長から ]
11月24日(金)、故郷の家・京都(高齢者複合施設)が主催される近隣の福祉事業所や、民生委員ほか地域役員対象の、健康講座が、3回の予定を無事に終わりました。
今日のゲーム体験は、2チームに分かれ勝敗を争う、活気を取り戻すゲームでしたが、想像以上の盛り上がりでした。
皆さん年齢の慎みや、役職の体面を、文字通りかなぐり捨てて、童心に帰られての大熱中となりました。
ビーチボールサッカーで燃え、ボール入れ競争では2チームの点差が大きすぎて大笑い。3回戦では、手でボールをポケットに落とし込むのは反則と、皆さん心得ておられるので、どうなったか奇想天外、3~4人がくっついて立ち上がり、胸の力でボールを操縦されたのです。ひっくり返るような大笑いとなりました。日ごろ責任のある仕事をしておられる皆さんです。たまには声を上げての大笑い、良いじゃないですか。
最後のジャンケンゲームではお相撲さんも負けるほどの四股踏みよろしく、慎み深い方が優勝決定戦まで進まれました。
このように笑ったり燃えたり、認知症の一歩手前の方も、認知症を身に持つ方も、もろともに楽しんでいただき、いきいきしてくる教室が、町のあちこちに出来ますようにと願って、さわやかな笑顔でお別れしました。
帰り道、紅葉が真っ赤でした。
2017/11/20のBlog
[ 21:18 ] [ 理事長から ]
認知症予防の薦め

1) 認知症予防は共生の基本理念、拒絶や排斥ではない。
2) 早期発見は、日常生活の中での気づきから。
3) 市民にできる、市民にしかできない、非薬物療法の、「みんなの認知症予防ゲーム」を、レベル混在の教室で行う。
4) レベル混在教室こそ、認知症を持ちながらみんなと一緒に明るく暮らせる社会構
築実現への第一歩。

「みんなの認知症予防ゲーム」は認知症対策であると同時に、介護者を筆頭に、
気力が衰えた人、ストレスのある人みんなに有効。

2017/11/18のBlog
[ 13:21 ] [ 理事長から ]
11月16日、大阪市城東区の区民センターで、城東区認知症予防推進連絡会・城東区地域包括支援センター連絡会ほか2団体の共催による、
「認知症であっても住み慣れた我が家、この町で過ごすために、城東区民ができる・区民しかできない“みんなの認知症予防”」
という長いタイトルの講演会にお招きいただいて行ってきました。講演会は2部式で、認知症サポート医の高田淳先生による、認知症の基本的なお話があって、そのあとを担当させていただきました。
次のようなレジメを用意していったのですが、440人というご参加皆さんと対面した途端に、レジメとは異なる切り口で、話を進めさせていただきました。学問的な内容とは打って変わって、実生活に根差した体験談からの話ですので、皆さん共感しつつ納得されて、予防ゲームをどのように行うか、脳の機能が正常な一般の方と、衰えが進みつつある方、発症しておられる方、つまりレベル混在で地域で暮らし続けるための「みんなの認知症予防ゲーム」の使命、およびその実践者となって頂きたいという願いを、しっかり受け止めて頂いた手ごたえを感じることが出来ました。当日配布して頂いたレジュメを、以下に貼り付けます。共生社会を実現させるのは誰だ? 市民だ、区民だ、家へのお土産にゲームを覚えて持って帰って、家族と、ご近所さんと、間違えても大丈夫だから、一緒にやってみてくださいと、心を込めてお願いしました。

認知症予防とは 認知症予防ゲームとは
2017年11月16日(木)
於・城東区民センター 
主催:城東区認知症予防推進連絡会 城東区地域包括支援センター連絡会 
一般社団法人大阪市城東区医師会 城東区居宅介護事業者連絡会(ジョネット)
二部:講師:髙林實結樹(NPO法人認知症予防ネット理事長)

1)早期発見は家庭で、市民力で、意識の改革で
2)認知症予防は、拒絶や排斥ではなく、共生の基本理念
3)市民にできる、市民にしかできない、非薬物療法の「みんなが共に楽しめる予防ゲーム」を、レベル混在の教室で行う
4)レベル混在教室であってこそ、認知症を持ちながら暮らしやすい社会を構築する基盤
5)「みんなの認知症予防ゲーム」は認知症対策であると同時に、介護者を筆頭に、気力が衰えた人、ストレスのある人みんなに有効

2017/10/28のBlog
「みんなの認知症予防ゲーム」の体験会に初めて参加した方であっても、ゲームがなぜ認知症予防に良いかという根拠のある説明を、家族の方への土産話として或いは知人や友人に経験談とするためにも覚えて帰ってほしい、というのが長いあいだの願いでした。

中でもデンデンムシのゲームは、幼児向けの童謡を歌いながらですが、ゲームは脳の異なる機能を8種類も同時に僅かずつ活性化させていると、どこででも話します。
説明の内容が適切で、しかも分かりやすければ「認知症予防ゲーム」への世間の偏見打破が、可能になっていく筈である・・・、どうしたら忘れずに覚えて帰っていただけるか、どうも難しそうだなと、内心思いつつ、長い期間の自分への宿題でもありました。

2017年10月27日、京都市南区の“故郷の家・京都”での勉強会で、宿題の答えを発表することが出来ました。一挙に記憶してもらえる方法です。
34人の参加者さんが、声をあげて笑いながら私の説明を聞かれて、8種類の脳の異なる機能を活性化させている、その“8種類とは”を、ほぼ全員が一度で記憶されて帰られた手ごたえを感じたのです。嬉しくて、ルンルン気分になりました。

① 他人の話を頭にしっかり聞きとめる(ヘルメットの絵を高い位置に描く)
② 一番は頭出せ、二番は目玉出せ、古い記憶の引き戻し(ヘルメットの下にマルを描く)
③ 二番まで続けることでルール記憶継続訓練になる(ヘルメットの下に二つ目のマルを描く)
④ 歌を歌うことで発声機能の活発化を図る(マル二つの中間の少し下に下弦の月、半円を描く。顔になってくる)
⑤ 音程・速さを揃えようとするので聴覚の刺激(耳の絵を描く、顔が完成)
⑥ チョキとグーの絵を、口よりも下のほうに描く
⑦ 腕を高めに構える筋力アップ(肩から肘の絵を描く)
⑧ 最後はリズム感の取戻し(下のほうに長~い音符を裾広がりに描くと2本の足になる)

図解は右上の枠をクリックしてください。

絵は下手で、下手なだけでも笑われるのですが、何を描くのだろうと言う好奇心が誘われて、参加者さんの目と耳がホワイトボードに集中。我ながらこれは良い方法だなと密かに感じました。

是より下手は無い、という絵が記憶を誘う効果になる、苦心の方法なのです。内緒にしておきたいです。
誰かぜひとも教えてと迫られたら、さて、どうしましょうか?

画像を掲載してもらうことが出来ました!!! クリックして大きくしてご覧ください。</>b>
2017/10/12のBlog
10月12日(曇りのち小雨)は、京都市南区にある「故郷の家・京都」の、認知症専門のデイサービスセンターに毎月3回、通い始めて19回目の訪問でした。職員さんとはすっかり顔なじみです。
利用者さんは、今日はお顔ぶれがいつもと少し違って、初めてお会いする方が、2人おられました。なじみ深いA子さんもB子さんもMさんも今日はお休みでした。

少しずつゲームに馴れていただいて、最近では自分一人だけの普通の自己紹介を取り入れる事が出来るようになっています。しかし今日初めての方はご自分の名前が言えません。その方の名前を職員さんは教える態度はとられません。皆が自然体で流して行く事が習慣になってきたことが私には満足です。人前では教えない、上手に出来ることを目的としない、と言う私の方針を会得しておられるのです。

日付の確認は皆で大きな声で曜日まで続けて言えるようになっていて、新顔の方も一緒に言えたつもりになってくださいます。レベル5まで進行しているC子さんは、前2回の教室体験と同じく、リズム加速が心地良さそうに、「兎と亀」「ドングリ」「でんでん虫」「故郷」まで歌声をピッタリ揃え動作もリズムに良く乗って心地良さそうに笑顔になっていかれます。違和感が少しもないのです。
ここまでは見学者がおられたとしても誰もレベル5の人とは信じないでしょう。ところがやはりお手玉は無理でした。右と左、掴む、摘まむ、隣の人に手渡す・・・、全て言葉の意味を理解出来ません。この状態でお手玉を始めることはまず不可能です。出来ないことで傷付けます。そこで私の得技と言いたい臨機応変で、全員諸共楽しむ時間に切り替えました。

皆が大きな椅子にゆったりと座ってテーブルを囲んだ状態のため、膝を手で打つなどの膝を使うことが出来ないのです。全てのゲームをテーブルの上で行うため、お手玉1個ずつ直接テーブルに置いて、置いたお手玉を弾くように、テーブルの上で勢いを付けて滑らせて、目標の相手にカーリング宜しく届ける、という新発明のゲームを始めました。
是が皆さんに大受けで、半泣きになりかけていたC子さんが上機嫌になって、皆で大混戦「そら、行け、えいっ」と賑やかなひとときを過ごして頂きました。

ジャンケンゲームも此処だけの特別ルールです。リボン5本を首にかけることが出来ない方も居られるので、5本とも手で持ったままです。ジャンケンに「負けたら一本プレゼント」から始めるのは標準通りですが、1対1でなく全体をテーブル別に2組に分けて始めました。移動が出来ないため、動かない特別様式です。
この時間帯は総勢7人でしたので、3人組と4人組に別れて、それぞれの勝者が最後に優賞決定戦としました。いつもはゲームに乗り気でなくよそ目で見て居るだけの女性が燃えるようにジャンケンで活気づかれて、優賞決定戦で惜しくも準優勝でしたが、初めてのご参加で、是までの冷ややかな彼女とは別人のようでした。

最後のゲームは小太鼓でアリランの歌の合唱を、二遍、三遍、四遍と繰り返し、私が韓国語の歌を間違いなく歌えたら、終わりです。韓国語の歌詞を、一生懸命に家でくり返し歌って覚えて行くのですが、いざ太鼓を叩いて大声で歌うと、詰まったり、発音をチョット間違えてしまうので、何度もやり直しになるのが皆さんには殊に楽しいようです。太鼓が最後というのも臨機応変の此処だけの特徴です。

帰りは天気予報通り小雨で、秋の気配が濃くなりました。
2017/10/05のBlog
今年2月3日、ブログに初めて次のような質問が寄せられていたのを、ホンの今見つけて、慌てて返事を書きました。
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[知りたがり屋] [2017/02/03 08:55]
「グーチョキパー」と称している腕の運動の、加速の付け方によって全員をほとんどど同時に振り落とすような計画的な働きかけを必要とするゲームの実技、その意義・解説
「ほとんど同時に振り落とす」 ことを計画的にすると言う目的はどういうことでしょうか。
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目的は、脳の働きが弱ってきた、認知症と目される参加者さんは、最初のころはどのゲームも失敗ばかりされて、自分の能力に落胆、がっかりされます。
やる気を全く失われるのです。放置していては、認知症に余計に追い込むことも懸念されます。その悲哀観を少しでも早く癒して、意欲を持っていただきたいので、全員もろとも急激な加速で、「できないよ~」、と笑って頂く、共感に誘うためです。
実際にやってみると健常者の方も、できないことが可笑しくなって、部屋中に大笑いが沸きます。脳機能が低下してきた方が、ご自分で、全員の出来ない様子を見て、自分だけではない。誰も出来ないのだ、と確認されることが “自覚による癒し” になるのです。

これまでブログの記事には、反響や質問がかつて無かったので、コメントを見ることを全く怠っていたため、お返事がこんなに遅くなってすみません。反省します。
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