_殿(朝来市) 葉月の竹田城跡からの眺望

お盆なんですが、まだまだ暑い日が続きそうです。

こんな休日には、涼しさを求めて、いつも行かないところに、行って見たくなるものですよね。

山の頂上なら少しは過ごしやすいかも、と思い立って、竹田城跡に登城してみました。

竹田城跡の中腹の駐車場に、こんな案内板があるのです。
殆どの観光客のみなさんは、あまり目も留めずに行ってしまわれるのですが、実は重要な情報が書かれたりしているのです。

竹田城跡は国指定の史跡ですから、道案内の標識はこの駐車場にしかありませんし、パンフレットもここにしか置いてありません。

そしてトイレも駐車場にしか、設置されていません。もちろん竹田城跡には、ノドが乾いてもコンビニも自動販売機ありませんから、脱水症状にならないためにも、自分で飲料水を持っていかなくてはいけません。

そしてここからが運命の分かれ道。竹田城跡に登るには”うさぎさんコース”と、”亀さんコース”がありまして、

”うさぎさんコース”なら約10分。

”亀さんコース”なら約15分と書いてあります。

なぜだか?すべての観光客の皆さんが、急峻で険しい”うさぎさんコース”を登っていかれるのです。

ハイヒールやサンダルでの登山は、とっても危険ですから、”亀さんコース”で登城していただきたいものです。

竹田城跡への”亀さんコース”は、中腹の駐車場の竹田城山門をくぐって向かいます。

”亀さんコース”は舗装してありますから、女性でも年配の方でも、少し時間が掛かるかもしれませんが、ゆっくり安全に登城していただけます。

”うさぎさんコース”は、はっきり言って登山靴で、山登りの経験のある方のコースだと思います。

そうして、どうにか竹田城跡に登ってきましたら、山頂はまるで別世界のような、開放感とさわやかな風が吹いていました。

八月は葉月ともいいますけれど、城跡の高石垣に座って、夏草が風になびく音を聞いていました。

しばらくなんにも考えずに、風景を眺めていたら、思わず眠ってしまいそうになりました。

もしかして、お昼寝にはもってこいかも。