第2回 KOBE カンタービレ・コンサート

時間がまた空いてしまいましたが・・・

2月20日(日)、神戸市長田で開催された、第2回KOBEカンタービレ・コンサート〜
とおくからきた なかまとともに〜チャリティーに行ってきました。

写真は開演前なので閑散としてるようにみえますが、実際は席が全部埋まるくらいの大盛況♪

こちらのコンサートは、定住外国人子ども奨学金実行委員会のみなさんが中心になって運営されており、おまつり実行委員の一人もメンバーです。

活動の主旨は、兵庫県内で暮らす外国人の中学生の進学率の低さの一つの要因である経済的困難さを、チャリティなどを通じて集めた奨学金で乗り越えようというものです。

当日は、コンサートは演奏の素晴らしさはもちろん、裏方でいろいろと動かれているスタッフの方たちの、充実感あふれるようすが目を引きました。

特に、大学生のボランティアさんたちが街頭の道案内や受付にと一生懸命に活動していたのが、印象的。

第1部のコンサートと、第2部のコンサートの間では、実際に奨学金を受給されている
奨学生が壇上に立ち、自分たちの高校生活の様子や、将来の抱負をインタビュー形式で語ってくれました。

奨学生のみなさんはとても緊張されていたようでしたが、さまざまなバックグランドを持つ子どもたちが、現在の日本では学んでいるという現実を頭で知識として学ぶのではなく、その現実に心で触れることができ、生の声を聞けたことは貴重でした。

深江多文化こどもまつりも、普段「多文化共生」や「外国とのつながりをもつ子どもの問題」に関心が特にない人に足を運んでもらい、心に触れる機会を創りたいという思いがあるので、コンサートというイベントを実施することで、たくさんの参加者が来ているカンタービレの運営に大いに興味を抱きました。

その一方、来場者は結構中高年の方で大半が占められていました。もちろんこの世代の方が時間の融通も利くし、チャリティーで寄付するお金もあるのかもしれませんし、とても素晴らしいことなんだけど、ちょっと残念でもあり。

今年の多文化まつりでは、もっと多世代の人たち、特に同じ子どもを学校に通わせる世代の人にも足を運んでもらえるような仕掛けを考えていけたらいいな・・・。

それには、子連れOKのファミリーコンサートとか?

言うは易し、実現は本当に難しいということは身をもって体験済みではあります!

いろんな想いはあれど、奨学生たち、ボランティアスタッフの方、素敵な音楽に元気をもらって、また準備をがんばっていけそうです!!

今回会場となった、新長田の駅前には、鉄人28号が元気にそびえたっていました。

おおおか