推理小説作家、森村誠一から教わった

皆さん、こんにちは! 毎日暑いですね! 今日は長崎に原爆が投下された日ですね!合掌
さて、先日、推理小説作家の森村誠一さんが亡くなり、数十年ぶりに彼の本を読みました。昭和51年初版、第一作目の「人間の証明」です。筋書きはともかく、彼の言葉・意図に興味を持ったのは、(1)ニューヨークにはあらゆる「世界一」が肩を並べている。しかし、成功者はほんの一握りの人間だけ。他は人間の形をした「野獣」だらけ、(2)詩や小説は想像力のたくましい人間が言葉を弄んで作り上げた「虚構の世界」だ、(3)子どもから見る「母と子の関係」は永遠だ。親はそれを分かっているのか、(4)「本当の不幸」、或いは「どんなにあくどい」のか知らないのが「人間」だ。これが「人間の証明」だ。彼の作品はこの意図をもって作りあげているようです。色々と感じさせてくれました。