今月のセクシュアリティ講座

キララが月に一度実施している『セクシュアリティ講座』

今月のお題は「性の多様性」。
「私は、身体的に男性、心の性が男性、社会的に男性の役割を生きている、
そして恋愛の対象が自分と正反対(異性)、
あるいは、身体的に女性、心の性が女性、社会的に女性の役割を生きている、
そして恋愛の対象が自分と正反対(異性)」と
思っていないお3人をお招きし、性別とは?、自分とは?、好きな人の性別は?の
ワークをしていただきました。

ワークをしながら、講師の一人が「自分の『今』は、昨日と今日で違う」というお話に、
とてもうなずいてしまいました。

多様な性を生きる人を、「トランスジェンダー(TG)」「トランスセクシュアル(TS)」
「性同一性障害(GID)」「ゲイ」「レズビアン」「バイセクシュアル」「インターセックス(IS)」
などと一応カテゴライズできるのですが、
彼らはひとりひとり違うし、
それぞれの考え方、生き方、自分の性の捉え方、恋愛対象があるのです。

そして、TG、TS、GID、IS、同性愛、バイセクシュアルじゃなくても、
ひとりひとり違っているはずだし、
違っていることが自然なのですよね。

従って、「少数派—多数派」というように、単純に二項対立で考えることは
できないものなのです。

そうすると、セクシュアル・マイノリティ(性的少数派)って誰のこと?
誰をセクシュアル・マジョリティ(性的多数派)なのでしょうか?
ひとりひとり違うのだから、みーんなマイノリティ。
みーんな、ひとつだけの「性」「生き方」なのです(%笑う女%)