今日は中区だけでの練習となりました。4人ですが、3年生の園崎くんが来ていたので5人でやりました。外は風が強く小雨も降っていたのと、今日はゆっくり基礎についての話もしながら『どうせ人数が少ないし・・・』ではなく、『少ないからこそ!』と考えて、会話と説明をしっかりしながら個々に関わるようにしようと思いました。
体育館は中区の南小学校をお借りしましたが5人だったので広々と使えました(%笑う男%) 練習前にはサッカーテニスをしたりして一緒に遊んでいたのですが、始めるぞ!という声一つで昨日の雰囲気を思い出したようにしっかりと説明を聞く態度に切り替えてくれました。そして、まずは『いい選手になる為のピラミッド』を書いて説明し、みんなで考えて、そこから現状の自分達を知るようにしました。一番大事なのは基礎なんだよ、という話をしてからコーチも入って二人組になって、インサイドキックをしました。簡単にコーンを10回狙って何回正確に当てれるか?をしました。それを右、左をして、少し距離を変えて、さらに右、左をしました。合計一人40回を蹴って、まずはその成功率・・・つまり『現状の自分』を知ってもらいました。

コーチは3年生の園崎くんと組んでやりましたが、園崎くんも思うようになかなか当たらずに苦戦していました(%痛い男%) 結局40回の平均は、白川くんが最高で、4.75回でした。でも、最高で半分当たらない確率である現状を自分達でまずは理解出来たと思います。ちなみにコーチでも6.5回とまだまだの確率でした。。。
そこから、自分の確率を把握してから、『どこがいけないのだろう?』をみんなで考える。利き足と反対では急激に精度が落ちるのはどこが悪いのか?を考えました。すると、やはり考えると原因が見えてきます。軸足の角度、蹴る足の方向、重心、など。壁にボールを付けてそこに当てる形を自分で見る時間も作ってそれぞれに確認をしてもらいました。

そのまま、次はみんなで課題を探してみよう!と一人ずつ蹴ったのを見て、どこがおかしかったのか?などを言い合いました。細かく見るとやはり原因は出てきます。ミス=原因があるもので、狙っているコーンを外した子をみんなで見つけて言いました。
『軸足が真っすぐ向いていませんでした』
『蹴る足が真っすぐではなかった』
『体重が後ろに残っていました』
などです(%ニコ男%) 良く見ていたと思います。たかが、基礎。しかも基本のインサイドをここまで分析してやるのは簡単そうで難しいものです。意味を分かってやるのと、やらされているのでは大きな違いがあります。この1年間近く、しっかりやってきた1年生だからこそ、こうした原因が分かるようになってきたのは成長だな〜とコーチなりに思いました(%笑う男%)

インサイドの種類の話で、『どうやったら難しくなっていくのかな?』という問いに、『まずは止まったボールを狙った場所に蹴る』とスタートして、次は?と聞くと、『動いたボールを蹴る』と言いました。その通り!!ではその次は?と聞くと、『相手(プレッシャー)がある中で蹴る』と言いました。まさしくその通りです!!そこまで出来て、『インサイドが出来た』と言える状態だと思います。
なので、次に動いているボールを次に出すように3人組になってパス交換をしました。もらったパスをそのまま止めないように相手に出すまでを一つの動作としてやるように注意しながらやりました。なかなかぎこちなかった孝幸くんも、回数を重ねてゆっくり説明しながらやるとしっかりとスムーズに出来るようになってきました。精度は高い白川くんも足が止まる癖があったので、そこを注意しながらやると非常にいい流れで出来ていました。体が小さい康太くんは、もっと体重を乗せてキックしようというアドバイスを理解してからはいいパスを何回か出せていて、『納得いくパスが出来たら終わり!』というコーチの指示に、簡単に納得しないで最後まで妥協せずにやりきってくれました。意識さえすれば出来る子達・・・意識させるのが我々の役目。そう実感しました。

最後は全体でパス回しをし、中は一人が鬼になってパス回しをしました。普通にやれば取れないのですが、『必ずインサイドパス』というルール一つで、ミスも出てくるまだまだの技術でもありましたが、意識してミスをする事は悪い事ではありません。こういう意識を徹底した中でやるのは大切だと思います。そのままルールを、『ダイレクト』や一番難しい『必ず3タッチ』というのはかなり苦戦していました。鬼が近くにいても3回絶対に触らないといけないルールなので、この時のタッチの工夫や、アイデア、それも最後は試しながらやりました。でも、写真のように康太くんも『意識したインサイド』が出来ていました(かなりきれいなフォームになっています(%笑う男%)) 少ない人数でしたが、汗もかき、体も気持ちも充実したみんなの表情でした。
基礎という一番大事な『土台』を一番大きく作ろう!!そう最初に言いました。基礎が曖昧なまま、戦術がどうこうの話を詰め込んでも基礎のない選手では対応出来ないのです。それが『いい選手とそうでない選手』の違いなのです。だから、勉強も、生活面も、今が一番大事な『基礎』を作る時です。今日、中区のメンバーはサッカーでの基礎を考えてやりました。次は勉強でも、生活面でも、基礎となる事『一番やる回数が多いもの』をどれだけ大事に出来るか?がその子の『人間性』につながっていくと思います。この子達なら出来るとコーチは思いますが、やるかどうかはコーチが目の届かない場所での事なので『個々の意識』に任せるしかありません。だけど、先日の勉強会で見た『孝幸くんのすばらしいサッカーノート』のように、各自でも変化は出ているのです。その変化を温かく見守り、応援し、励ましながら自信と成果につながるようにしてあげたいと思います!!!
