まだまだワールドカップの興奮が残ったままですが、本当にいい試合は気持ちが入っていて見応えがあるものです。昨日の3年生の試合も全員がとても気持ちが入っていて見ている側にとっても面白い試合でした(%笑う男%)
土曜日に練習を終えてから3年生とはとても大事な話をしました。今のみんなの置かれている状況、周りからの目、きちんとした生活をやる意味‥決まった事が出来なければどういう事になるか、などです。こういう話はする側にとっても気持ちのいいものではない。でもしないといけない事だってある。昨日の相手の高校生を見ても思ったのですが、高校生になってからではやはりしたくても出来ない事や、しないといけない事への意識が低い事が分かりました。その現実を見て、尚更今の自分が小学生や中学生に何をしてやれるのかを考えさせられました。高校の友達は一生の友達になる事は少ないと思う。やはり一生の友達は『小学校や中学校』で出来ると思う。それは何故?なんだけど、考えてみるとやはり純粋な感情がある時に、一緒に思いっきり笑ったり、泣いたり、そういった感情を出し合えるからだと思った。もちろん本気で魂込めてやっているトップレベルの集団なら高校でも十分な感情を出せるとは思う。けど、やはりそれはあくまで『集団の全員が本気になった』場合のみだと思います。

今の時代の高校の先生と話をすると、厳しい事を少し言ったり、しんどい練習したらすぐに『辞めます』と言うらしいです(%ショボ男%) 楽してやろうと考える時点で間違っていると思うのですが、それが『今の時代の学生の意識』のように思います。こうなってしまったのは何故なのかを考えたら、やはり小学校や中学校のきちんと事の善悪が分かるようになった時に『がんばらせる』『感動させる』などの心を思いっきり出すような事を指導者が与えないといけないと思った。どうして今、自分はがんばれるのか?と考えたらやはり今の教え子とは小学校の頃からメンバー発表で悔しい思いをして泣いた子に胸を痛めたり、試合に出れなくて悔しい悩んで考えこむ子を見たり、その悔しさをバネにがんばったり、全員のがんばりで優勝したり‥心を動かされた経験がたくさんあったから自分もがんばれているし、みんなもがんばれるんだと思う。心を思いっきり出す事は、新しい自分を発見出来る場でもある。そうしてチームも自分も成長していくんだと思う。つまり、そういう経験を共にしてこそ、『信頼関係』が生まれ一生の友達としてのつながりになっていくと思った。楽しい時にだけ一緒にいる友達では、本当に自分が苦しんだ時に心を痛めてくれはしない。本当の友達とは、自分が苦しい事をも理解し、受け入れてくれる友達だと思う。ただ、それを理解してもらうには、一緒に『戦ってきた』事がないと無理な事でもある。そんな本気の仲間をみんなは持っていると思っている。心の痛む話をしたけど、それはみんなを信頼しているからこそ出来る話でもある。コーチはコーチを始めて本当に良かったと思う。

心の痛む話は本気の気持ちをお互いにぶつけ合う。だから痛みもともなう‥だけど表面だけの仲良しや、うわべだけの付き合いで、気持ちを出す事すら怖がっている子供が多いのでないでしょうか?またそれを隠したままに、出させないように押さえつけるだけの大人が多いのではないでしょうか?言う事を聞く。すべてを聞く。それがいい子ではないと思う。子供なりの考えを聞いて、それが間違っているのなら子供が納得出来るように話をする。納得しなかったら納得するまで話をする。それが子供ががんばれるかどうかにつながる要因なのでは?と思います。昨日の高校生を見ていろいろ考えました。いい意味で(%ニコ男%) 悪い面を指摘しているのではなく、『人のフリ見て我がフリ直せ』と言うように、見て足りないものは同じような部分が高校で出ないように今指導したいと思った。いい部分は真似をする。悪い部分は同じようにさせない!これが他のチームを見る、多くの人と出会い、話をする事で得られる『経験による勉強』です。コーチとは一生勉強がいるものです。成長していく子供に置いていかれないようにするには一緒に考え、成長していかないといけない。問題はいつになってもあるもの。でも、目をそむけずに、しっかりと向き合っていきたいです!FALCOでの友達が一生の友達・仲間であるのと同じく、コーチも出会った生徒はみんな一生のサッカー仲間であり、大切な教え子でもあり、親友でもあります。一人の人間としてこれからも付き合っていけるようにしたです。自分の教え子がみんなである事を誇りに思い、みんなもこのチームを将来にでも誇りと思ってほしい。それが分かった時‥‥
口では絶対に伝えられないこのチームでのコーチの想いが分かると思う。
指導をするのに大事な時期である事。それは、宝物を預かっているという事。コーチは偉大な仕事をしている事に誇りを感じ、これからもがんばっていきます(%笑う男%)(%王冠%)
