昨日は、自分自身納得のいかない敗戦を喫しました。コーチはこの年代を少年から持ち上がって見ていました。その間に何回も何回もうまくいかないと悩む時期もありました。でも、落ち込んだと思えば誰かががんばりそれが自分の支えとなって、またがんばろう!!と思えるようになっていた。その繰り返しで今まで指導してきた。。。
自分が中学校の時の話をたまに子供にするけど、何もない環境を自分達で考えてやっていた。ある意味自主性ではあるけど、好きなように出来るだけで自由を与えられるだけでは中学年代、しっかり出来るはずがない。休みがあると好きな事をする。当たり前の事だし、先生が見ていなかったら気が緩むのもごく普通の事かもしれない‥。でも、大人になり、その年代の後悔を今でも持っているコーチはみんなに同じ思いをしてほしくないからこうしてFALCOを立ち上げた。その時は楽かもしれない。遊ぶ時間がいっぱいあって、好きな子と好きな時間をいっぱい使う‥でも、それは自分の将来には絶対『マイナス』なんだ。昨日みたいにコーチに怒られる事、部活に入っていればなかっただろう。でも、みんながこのチームを選んだ責任ってあると思う。好きな事をしたくてFALCOに入った子はいないだろう‥だったらその責任をしっかりと最後まで果たす義務は全員にあると思う。コーチだってそうだ!今回負けたからと言って、次の学年に気持ちを入れたりする事はしない。きちんと卒業するまでは3年生をメインに考える。そうしないと後悔しない中学生活を送らせてやれないからだ。みんなは結果だけを求めてサッカーしているのではないと思う。みんなの中に眠っている『たくさんの可能性』をいろんな経験の中から引き出してもらいたいし、サッカーで上を目指す事が全てではないと思う。みんなにはそれぞれの『個性』があって、それを最大限に生かそうと思えば『自分という人間を知る』事が大事だし、それが分かった時に一番すばらしい自分に出会えると思う。コーチは今、この仕事をしているけど10年前はコーチをするなんて夢にも思わなかったし、選手に懸けていた。中学、高校とサッカーを続けて『俺にはサッカーしかないわ!』と本気で思ったので、朝から晩までサッカーに時間をつぎ込んだ。それぐらい自分で自分のサッカー好きを認めたからがんばれたんだと思う。

コーチをやると分かっていたら自分は高校を出てすぐに資格を取っていただろうし、もっとすごいコーチになれていたかもしれない。でも、それは分からない事だし、選手を出来るところまでがんばって、それからコーチ業へ切り替えた事に後悔はない。選手をしたから分かる子供の気持ちもあるし、それはそれで生かせていると思うから(%笑う男%) 今はサッカー選手を作っているのではない。そんな話はよくしているが、一人の人間としてのカラーというものを多く出させてやりたい。面白い話をするのが得意だとか、真面目にがんばる事とか、何かを続けるとか、その子その子のカラーってあるしそれが中学年代でしっかりと自分で把握出来るようにしてやりたい。そうすれば高校から先の自分の進路や目標を明確化しやすいと思う。みんながサッカー選手になりたいと思ってもそううまくはいかない。だったら、サッカー以外でも自分を出せる場所があればそれで一人の人間としての価値は大きいと思う。FALCOで大切な仲間と出会い、一生の友達になると思う。でも人生は友達と一緒にいつまでも過ごせない。一人の人間として目標を持って生きていかないといけない。その中にFALCOの思い出があればそれでコーチはうれしいし、サッカーから離れてもサッカーは好きな人間でいてほしい。コーチは中学校の3年間は何も思い出がない。遊びはいつでも出来る事。それを中学年代の大事な時期にやってしまった事で(と言っても練習がないからやる事がなかった)一生の後悔になるほど大きい(%痛い男%) 今、みんなに出来るのは遊ぶ事ではない。校則を破る事ではない。サボる事ではない。今は、『自分を知る事』だ。まだ、みんなは本当の自分を知らないし、可能性はたくさん眠っている。ただ、その可能性は待っていても出てこない。自分で出すものだ。どうやったら出るの??見つけられるの??とにかく何事も一生懸命にやる。そうすれば本当にしたい事や自分に合ったものが見えてくるから。

ほんの少し興味があるぐらいで、それが自分の生きる道だと勘違いしないでほしい。本当にこれが自分だ!と思えるものに出会ったらどれだけ嫌な想いをしてもがんばれるはず。ちょっと嫌な事があったら、これは自分に向いていない、とか思ってる子は何をやっても本当の自分を発見できないまま人生を終えるだろう。何事にも、出来る出来ないは別として一生懸命がんばってみる。そしたら自分を最高に輝かせてくれる場にたどり着くはずだ!みんなの可能性はまだまだ10分の1ぐらいしか出ていないと思う。それぐらい自分も驚くような才能が誰にでもある。それを見つけようともしないままに人生を無駄に過ごす人もたくさんいる。犯罪を犯し、逮捕されるような人間も本当は違った意味でみんなに注目される天才だったと思う。自分の出し方を間違えるとそうなってしまう。みんな、何かの天才なんだ!!それが何かはコーチも分からない。でも、コーチがコーチをしたいとみんなを見て思えたように、みんなには誰かの心を動かす力がある。才能がある。今の自分を『本当の自分』と決め付けないでほしい。
中学とは、やりたい事もたくさん出て、好奇心も強い時です。全ての束縛は出来なくても、しないといけない部分もあると思う。放任と自由は違うから。『子供に任せている』と言う人の中には『関わらないだけ』の人もいる。それは意味が違う。勝手に子供は育つのではないと思うし、可能性を引き出す為に補助してやるのが大人の役目だと思います。親でもない僕ですが、子供としての立場から言うと、いい大人、見本になってくれる大人が自分の近くにいれば道を反れたりしないと言う事は言える。僕には市位監督がいた。監督は本当にサッカーを愛し、子供を愛していた。それが自分に伝わった。だからがんばれた。裏表のない純粋な気持ちの監督がいたのは自分にはものすごく大きい。いい子供を育てていく為にも、いい大人がたくさんいないといけない。今、一番大事な時期をみんなは過ごしている。覚えておいてほしい!みんな何かの天才である事を‥。。。。(%笑う男%)