武庫山の森づくり 会報(№57)2009年1月1日発行

【活動報告】
●12月6日(日)
降水確率が午前、午後とも20%以下、最高気温は12℃で雨の心配はありませんでしたが強風注意報が発令され冷たい風が吹く作業日に25名の方が参加されました。
作業は宝松苑ルートや横断作業路の整備、育樹畑や湿地の改善など前回の続きを行いました。宝松苑ルートの整備では、森に入って初めて見つかる枯れ松があり、それらの処分をしました。横断作業道の整備では塩谷川ルートから中央ルートへの横断作業道を整備しながらその周辺の伐採を行ないました。

更に、土留めネットの点検を行なった結果、「ネットは問題ないが、ネットを支える杭が腐食していて交換することとネットに溜っている土砂の撤去が必要」とのことでしたが、当日は資材の準備が出来ていなかったため作業は次回以降にすることにしました。

育樹畑では、例によってイノシシに荒されていた畝を作り直し、ポットで育ててきた苗を直植えにしたり、秋に採種した樹木の種を植えました。湿地は前日の雨でタップリと水がありましたが、来年春のカエルの産卵にそなえて、更に広く深く掘り起こしました。塩谷川ルートの入り口付近は急斜面の直登であるためバイパスを検討すべく森に入りましたが、この日は適当なルートが見つからず結論は出ませんでした。

 
●12月19日(土)
2日前からの寒波襲来で、最高気温予測が7℃、平年より4℃も低く冷たい風が吹きぬける作業日で、参加者はいつもより少な目の20名でした。
作業は前回と同様で宝松苑ルートでは南谷堰堤手前で枯れ松の伐採を行ないました。遠望では目立ちませんが森に入ると枯れ松が多くあり作業はまだまだ続きそうです。

塩谷川ルートでは午前中はルート際のヤシャブシの伐採を行い、午後からは土留めネットの補強としてネットの下側に杭を打ち込みとネットに溜っている土砂の取り除きをしました。補強したのはごく一部分であり今後も作業を続けていきます。

湿地では5ミリほどの氷が張り、水分を含んだ土砂は凍っていましたが、そんな土をツルハシで掘り起こし更に拡大しました。四季を通して昆虫や鳥が集まり、水生動物が棲めるような場所にしていきたいと考えています。葉っぱが全て落ちた柿の木にメジロやエナガが群れになり残り少なくなったカキをつついていました。

作業を早めに終え、大きな事故も無く過ごせた一年間を振り返り、それぞれの好みに合わせた飲み物で打ち上げを行い、今年の締めを行ない解散しました。

【連絡・報告事項】 
●会員数は49名になりました。

●TV放映
県広報番組「週刊ひょうご夢情報」に当会の活動の一部が紹介されます。
テーマ :「はばタン 土砂災害を学ぶ(仮題)」
放映日時:1月24日(日)12:00〜12:30 サンテレビ
(再放送 月曜日18:30〜)
 なお、収録が1月12日(火)朝に行なわれますので、ご都合のつく方はご協力をお願いいたします。

●H21森林環境教育リーダー研修・兵庫
 日時:平成22年1月29日(金)〜31日(日)
 会場:兵庫森林管理署 兵庫県宍粟市山崎町今宿100−1
 主催:森林共生フォーラム(事務局 全国森林レクリエーション協会)
 興味のある方は村上(0797-77-0184)までお問い合わせください。

●県民局より提供されました
 県民局より鉄筋を提供していただきました。サイズは従来品を同等です。土留めや階段の横木止めなどに木製杭では出来ない場所で活用してください。

●新年を迎えて
平成17年1月に当会が設立され満5年が経過しました。その間、会員皆さんのの奮闘により武庫山は見違えるように整備されてきました。我々の作業に納期はありません。
急がず、あわてず安全第一で活動をしていきましょう。

●1月の予定
①荒れている散策路の整備をします。
②枯れ松、不要樹木の伐採をします。
③湿地、育樹畑の整備をします。

●今後の活動予定
1月16日(土)、2月7日(日)、20日(土)
1月3日(日)の作業はお休みです。

当日の天候による活動の実施、中止の連絡はしません。各自で判断され無理のないご参加をお願い致します。但し、午前7時前のNHKの予報で、降水確率が午前、午後のいずれかが50%以上なら活動は中止とします。