今年は、4~6月は多雨、7,8月が干ばつ,日本とちょうど逆。干ばつにやられて、トウモロの収量は、地下水灌水で補えたところは平年の8割、そうでないと5割。図は11haの林中の低地にトウモロを作付し、不作のため飼料用に刈り取った跡地(下図と同位置)。
 来年、初めて、この11haに金網の柵を作り、羊を放ち、林間放牧を試行する。柵の費用は1万元。朝、羊を放ち、夕方、水を飲みに出口に集まる羊を畜舎へ誘導する、この間、羊を監視する必要がなくなる。夏は涼しい日陰で羊も元気に過ごせる。えさも自給できる。糞はよい肥料になり、土壌が改善される。間伐や、作物栽培もできる。
 これらの諸効果を総合して利益率がある程度高ければ、この方式を全体に広げることができる。