先日、私が四国遍路に行っている間に、NHKで興味深い番組が放送されていました。
最近は「NHKプラス」があるので、見逃してもスマホ等で見れるので、非常に便利です^^♪
NHK松山放送局が制作された『密着 ひきこもり遍路 ~自分を探す二百万歩~』という番組です↓
認定NPO法人ニュースタート事務局が企画運営している「ひきこもり遍路」、かれこれ20年程されているそうです↓
番組の中では20~30代の5人のひきこもりの男性が、途中2人抜けつつも、2ヶ月程歩かれ結願されました。
それぞれの参加者がどうしてひきこもりになったのか?から、日々の苦悩、お遍路をしながらの心の変化を、“自然体”で切り取って一つの番組にされていて、爽やかな感動があり、見やすかったです。
私自身、12年前に歩き遍路をしたことがあり、そのことを思い出しながら、一歩一歩、自分自身のあるべき姿を観じ、気づいていくその有様やプロセスは、みんな一緒なんやなぁ~と思いました。
一度お遍路をしたからといって、劇的に何かが変わることは無いし、苦難がゼロになることは無いのですが、【何か】がいい意味で変わり始めることは間違いありません。
【何か】が分かるのは、もしかしたら、今生の人生が終わった瞬間かも知れませんが、その【何か】を求め、一日一歩を大切に、人生や遍路道を歩んでいく、その営みこそが尊いし、美しいですし、私たちが人生において、真に求めているもの、そのものであろうかと、最近は観じています。
社会問題の一つである「ひきこもり問題」は、社会の暗い影の部分であり、番組自体は暗いのですが、ひきこもりであろうとなかろうと、生きるということに正対し、真剣に考え歩いている姿は、みんなに必要なことですので、深い感銘を受けました。
これからも多くの方々に、歩きなどのお遍路にチャレンジして頂きたいなぁと、願っています。
5月15日(木) 午前0:00~午前1:00にNHK Eテレで再放送されるそうですので、興味ご関心おありの方はご覧くださいマセ~(=人=)☆
