アジア図書館の紹介

初めまして、今日から他のメンバーたちと一緒にブログを担当することになったドリえもんです。これからわたしたちICCC(あいとりぷるしー)とその協力者の活動を、いろんな人たちに話しを聞きながら、紹介して行きますので、ぜひ楽しみにして下さい。

「どりー夢共同作業所」では障がいをもつ人が働ける場所をつくり出す活動をしています。これから古本を集めて、将来的には販売したいと考えています。

そこで、現在のところ、地域の皆さまや団体さまから古本の寄贈を募っています。

こんな中、思わぬご縁によって、大阪市にあるアジア図書館から沢山の本を譲っていただけることになりました。こうしたわけもあり、今回はアジア図書館の紹介をさせていただきます。

 アジア図書館は大阪市東淀川区淡路にあります。この図書館は坂口勝春さんが中心になり、1981年に、日本とアジアが出会う場所をつくりたいと願って設立された任意団体です。30年にも及ぶ活動実績を経て、現在ではその理念に賛同する3000名近い会員さんたちが活動を支えています。

 アジア図書館広報誌「アジアンあい」(No.78)に掲載された「毎日新聞 大阪版 平成20年11月7日付」の記事によりますと、この図書館には30万冊の蔵書があり、将来的には100万冊規模の図書館を建設予定だそうです。また、20ヶ国語を教えるアジア語学スクールも運営し、50クラスに200人の生徒が通っているそうです。さらに坂口さんによりますと、日本文化の普及も目的に掲げ、中国やネパールなどに図書館の分室を設け、そこで現地の人が日本語を学ぶことができるように教材の寄贈も行っているそうです。

このように雄大な志をもつアジア図書館は、阪急電鉄の淡路駅から徒歩5分のところにあります。館内に足を踏み入れると、静謐な雰囲気の中で整理された図書が並び、そこにアジアの小物や楽器などが飾られて賑やかな異文化空間を演出しています。1階部分はびっしりと壁一面に本があり、幾つかの仕切りのある小部屋に分かれています。2階部分は交流スペースで、そこで語学スクールなどが行われているそうです。

これまでドリえもんは作業所のメンバーさんと一緒に、十数回もアジア図書館を訪問し、そのたびに段ボール箱にびっしりの古本の寄贈を受けて来ました。作業所に持ち帰った古本は五千冊をこえる分量に達しています。次回はその訪問の様子や本の仕分け作業の様子を報告いたします。お楽しみに!!