・期 日 2011年10月 1日(土曜日)
・場 所 松尾湿原
・参加者 小川、山根、安藤、納田、政元、能勢、森田、大下、西村(昭)、久利ご夫妻、岡崎 12名 
 講師; 福井先生 

今日はマイクロバスの送迎が無い為、会員の乗用車3台に4名づつ分乗し予定通り宝塚自然の家に向いました。小学校では運動会が最盛期、道端の彼岸花も盛りを過ぎた様子。自然の家の気の早いもみじは赤い衣装に衣替えしているものも有り、暑かった夏もいよいよ終わり、秋本番。

現地到着後3班に別れ、福井先生の説明の後、植生調査に掛かりました。今日の調査対象は、コイヌノハナヒゲ、ヌマガヤ、キセルアザミ、サワギキョウの4種類。
今の時期、草がかなり生い茂り見分けが付きにくいものもあり、福井先生に確認を取りながら、調査を進めました。(右上の写真は植生調査の様子)

モニタリング調査
モニタリング調査は始めての会員も多く、福井先生に説明・指導を受けながら調査を進めました。調査の目的は、モニタリングポイントの1メートル四方の枠内の植物の変化、健康状態を調査する事で、湿原全体の状態を知り次の対応を取る事で、調査の時期も秋(10月〜11月)に行う必要があるとの事。各班毎にモニタリング調査を実施しました。ちなみに9番のポイントでは、1メートル角の枠内に、14種類の植物が生育していました。また、ミズゴケの背丈がかなり伸びていました。
(右の写真はモニタリング調査の様子)

午前中に植生調査、モニタリング調査が一通り終わったので、午後は引き続きモニタリング調査を2班で行いました。

爽やかな空気の中での調査は順調に進んだ様でした。
(右の写真は終了後の集合写真)

帰り道
調査を終わって湿原から事務所棟に帰る際に、左手山側の土が露出し、水が沸きでいる場所で、熱心に写真を撮っている人がいたので聞いてみると、”ムカシヤンマ”の幼虫がいると言う事で、福井先生と一緒に写真を撮らせてもらいました。残念ながら、幼虫は何処にいるかは判りませんでしたが、崖で水の染み出している所で育つのだそうで、この様な場所を大事にしなければと感じました。
(写真はムカシヤンマの幼虫がいると言う5センチ程の穴の様子)

帰路、空を見ると秋特有のうろこ雲が一面に広がり、気持ちの良い一日でした。
参加された皆さん、お疲れ様でした。(記 岡崎)

(お詫び)
添付した写真に入っている日付けが9月30日になっていますが、10月1日の誤りです。