ニホンアカガエルの産卵

今年はスタートが例年よりもゆっくりでしたが、順調にニホンアカガエルの卵塊が増えています。
写真は産んでまだ日が浅いと思われる卵塊です。周りのゼリー状の部分が透明で小玉。これが日数が経つともっと大きくなって、透明感もなくなってきます。
 散歩している方が「色が変わったなとか、観察しながら散歩しています。」とおっしゃていましたが、こんな風に楽しみながら見守ってくれているってとっても嬉しいです。

 さて、卵は水辺に産むので、冬にも水をはった田んぼにももちろんたくさん産卵します。
が、谷津のほとんどの田んぼは私有地です。畔に降りるのはNGです。ハケの道(歩く道)からぜひ観察してください。ニホンアカガエルの里の池や、ひかりもの池、ポンプ小屋周辺の水辺でも見られますよ。

 こんなことを書くと、卵塊を持って帰ってしまう人がいないか心配にもなりますが、そういうことのないよう善意の皆さんで小さな命を見守ってください。この小さな命は谷津の生態系ピラミッドの底辺を支える大きな命です。