2月9日、重い腰をやっと動かしてお稽古に行きました。
長いトンネルを抜けてお稽古場に着き、お見えになっている皆様に
ご挨拶すると、まさか今年初めてのお稽古と思っていなかったのでしょうね、
ご年配の方が、「何時頃お稽古にお見えになっていたの」と尋ねられた。

私は今年初めてのお稽古なんですよと答えると、「いつもお会いする方が
いらしゃらないと寂しいのよって」言って頂いた。
この様な言葉って凄く嬉しいし、励みになりますね。
こんな私でも待っていてくださって思うと嬉しいもんです。

でも、先生は厳しいお言葉を頂いた。
メールで、体の調子がいまいち芳しく無いのでお休み致します。
でも自首練習は致します、って書いたので、
「もう、セリフ覚えましたか」って、思わず、先生の意地悪って言ってしまった。

まあ時々台本を開いて読んではいたが、覚えるまで出来なかった。

難しんですよ、歌舞伎の様な言い回しであったり、
お腹から声を出、さないといけないので体力を消耗は激しいし、
ストレス発散が反対にストレスがたまる事もあったりで、なかなか難しいですよ。

でもね、3人のご夫人がお稽古にお見えになっておられます。
失礼ながらおいくつですかってきいたら「へへへ、と笑いながら、80歳なのよ」って
びっくり、さらにびっくり、今日ね、神戸大学病院の公開講座、興味あったから
聴講して来たのよって、資料をみせていただいた。
もう一人の方は、シニアーカレッジの院まで行かれ、まだ聴講生として
カレッジに通っておられたりで、絶えず頭を使う事をされてるので
長いセリフをいとも簡単に覚えて行かれる。
之は、私が「覚えられへん」って言うのは、自分を甘え貸して
いる、ごめんなさいの一言に尽きる。

長いセリフを覚えて居られる姿を見ていると、私は何と若輩者のように感じ
セリフを覚えられない事に嘆いていたり、仕事しながら覚えられへんって
嘆くのは、甘えかなっと反省をしている。

覚えられないと思う前に、毎日台本を開いて読み込みをしてない、
私の癖で、学生時代から試験勉強は、前もって試験勉強はした記憶は無く
いつも一夜漬けで、試験に望む癖がまだ抜けない、
狂言も、舞台公演が地下づくまで完全にセリフを覚えた事が無く
いつも先生の助け舟をあてにしている。
こんな」てのかかる生徒であっても優しくして頂く先生に
甘えてしまっていたが、真剣に覚えてお稽古に行くように
心入れ替えなくては、ダメだよね。

はーい、今年から真剣に狂言のお稽古に行きます。