7月3日(火)午後1時から、鷲宮町役場の1階会議室にて
第3回「子育て支援者ネットワーク会議」を行いました。

この日、参加してくださったグループは「ハッピー」の他に
「かわいいお話し会」「にこにこお話し会」「よむよむのお話し会」
「久喜おやこ劇場」「放課後遊びの会」の方々。
そして前回と同じく
「子育てサポーター」「子育てアドバイザー」「民生児童委員」の皆さんと、
町役場からは「子育て支援プロジェクトチーム」「町議会議員」のOさん。
参加者は合計16人。
主に鷲宮町で“子育て支援の活動”をされている方々です。
今回は、司会進行を「子育ち学ネットワーク」のFさんにお願いしました。

最初に「子育て支援プロジェクトチーム」のW氏より鷲宮町の子育て支援施策についての報告。
7月診療分から“こども医療費支給制度の対象年齢が拡大”されたこと、
8月からは「パパ・ママ応援ショップ」事業がスタートすることなどを伺いました。

参加者からは『子育て中の親子へのサービスが向上すると共に、
子育て支援活動をするグループやNPOへのサービスを行っている大手スーパーもある。
例えば店舗に、子育て情報を共有できるような「掲示板」を設置したり、
チラシを置かせてくれるだけでも助かる。』という声がありました。
(ハッピー!のチラシを置いてくださっている「おさむ青果」さん、いつも有難うございます!)

そしてこの日一番の話題だったのは、各地で行われている
「子ども祭り」のこと。
近隣の幸手や蓮田でも開催されたそうですが、
久喜では「おやこ劇場」さんが年に一度、
いろいろなグループが集まり、時には著名なゲストも呼んで、
会場は子どもむけの色々な催しで盛り上がっているそうです。

また、鷲宮町でも今年は「児童館まつり」を行う予定があると聞き、
この町で長く子育てをされてきた上内にお住まいのOさんから、鷲宮町の「子ども祭り」がどんな経緯を
たどって現在に至るのか、その<歴史>をお聞きすることが出来ました。

参加する親子からは『楽しかった。また開催してほしい。もっと回数を増やして欲しい』等の
要望があるものの、ボランティアで子育て支援の活動を“継続”していくのは大変で、
児童館の「母親クラブ」が消滅してしまったり、
各地域の「子ども会」の役員に負担を感じて、引き受け手がなかなか見つからなかったり、
運営するスタッフの確保が、だんだん難しくなる事は多いようです。

地域で子育て支援活動をサポートしてくれる人の存在の大切さを実感すると共に、
例えば大学生に活動に加わってもらうなど、人の輪を広めていく努力も不可欠なようです。
また、活動を継続していくには、スタッフ自身も、
イベントが終ってから『またやりたいね!』と言えるような、
無理のないやり方を模索していきたい。というのは「ハッピー」代表のMさんの弁。

各グループの活動を広めていくためには、「児童館」だけでなく、
「子育て支援センター」や「公民館」などとも連携していくのが良いかもしれません。

例えば、鷲宮町の「家庭教育学級」は、町内の保育園・幼稚園・小中学校に委嘱されて
いるので、未就園児の親子むけの「家庭教育学級」はありません。
社会教育活動の場として、公民館はもっと子育てのためにも活用されるべき。と熱弁を
ふるったのは「社会教育推進全国協議会」の常任委員でもある司会のFさん。

他にも、この「ネットワーク会議」中には、さまざまな意見が出ますので、
全てをここでレポートすることは出来ないのですが、今回は、
福祉課と並んで、町の子育て支援の中心的な役割を担っている「児童館」の
問題点なども多く浮かびあがってきました。

まず、その立地の問題。これは、以前から言われていることですが、
現在、子どもが多く住む“西大輪や桜田地区”から上内にある児童館へは
徒歩では行けず、バスなどの運行も無いため、個人の車で行くしかないのですが、
駐車場は入れる台数が少なく、また出し入れし難い。
(そう考えると、公民館なら役場の駐車場が利用できて便利です)

また、児童館が主催している「プチランド」や「幼児教室」の日程が、
「本読みの会」や「子育てサロン」の開催日と重なっているのは問題。
※この日程の問題は、来年度の事業が決定する前に、このネットワーク会議で
児童館の事業担当者と調整しましょう。という意見で一致しました。

他には、パパ(父親)たちにももっと積極的に育児の場で活躍してほしい。
男性どうしをつなげる働きかけは難しいけれど、
お父さんたちももっと子育てを楽しみ、育児仲間を地域で増やしていってほしい。
という意見も一致していました。

さまざまな意見を交わしながらの会議は、2時間あっという間でした。
次回、第4回の会議は、夏休み明けの9月4日(火)午後1時半〜の開催です。
この会議にご興味を持たれた方、参加を希望される方は、どうぞ「ハッピー」までご連絡ください。