昭和12年の風景

(%雨%)

雨は上がりましたが、夏至の今日、キャンドルナイトが行われた地域がかなりあったのでしょうか。東京・銀座の画廊を中心に「キャンドルの明かりの中で見る夜の画廊めぐり」があったようです。

世田谷においても、ものづくり学校で「キャンドルナイト2007」があり、有楽町の「地域資源活用サポーターズサミット」の帰りに寄ってみたところ、300名の入場予約が一杯であると言われました。

ITバブル以降、スローライフが叫ばれているのでしょう。

さて、前回の上映会の時にSEPARAに持ち込まれた「何が写っているか分らない」という16mmフィルム、幹事会員2名で再生を試みました。フィルムは、長らく倉庫に眠っていたものらしく、ネガフィルムでリールもない状態。ポジフィルムを作成するには、かなりの費用が必要です。そこで、ネガフィルムを映写機に掛けて、それをビデオ撮影し、PC上でネガポジ反転他の画像処理をして、見てみました。

「おお〜」
そこには、戦前の九谷焼の風景が写されていました。早速、フィルム保存さていた方に、その画像を数十点添付したメールをお送りしたところ、

「フィルムが昭和12年のものと知り驚きました。」
「戦前の九谷でふたりの人によって記録され、今時間を超えてふたりの人によって映像が再生されたことに感動します。」
と返事があり、うれしく思いました。

石川・九谷のみならず、昼間の甘利大臣も言われていたように、それぞれの地域には忘れてしまっている「地域資源」があるものかもしれません。古い映像は、そんなことも気づかせてくれるものだと思っています。

7月7日のSEPARA第8回上映会の次の第9回は、8月11日(土)に決定しています。
キャンドルナイトと同じように、全地球的な「Home Movie Day」に参加し、8mmフィルム映写会になる予定です。ご期待ください。