皆さまこんにちは。ころころ通信委員のムニュです。

今年も一気に初夏の陽気となってきました。
地中深くに眠っていた蛙や様々な虫たちも、晴れやかな季節を謳歌して行くでしょう。
人の世の憂き事に頭をもたげても、ふと薫る風に心を軽くしてゆきたいです。

さて、日々生きていると、様々な衝突に見舞われることがしばしばあります。
何気ない小競り合いから、大きな喧嘩など様々な争いがあります。

その中で強い攻撃を受けると、怒りや悲しみの衝撃で心が大きく乱されることがしばしばあります。

その時に強く感じた怒りはわかりやすいのですが、時として心の深いところで気持ちが混迷してしまうときがあります。
まるで、心の深いところで何かが壊れて渦巻いているような、気持ち悪い感覚です。

心の中でいろいろ恨んでみたり、誰かのせいにしたり、言い逃れをしたりと、一生懸命状況を整理しながら自分の気持ちの落ち着き先を探しているようです。

その気持ちは、時に何か月、何年、もしくはそれ以上引きずることもあります。
そこまでして気持ちを抱えるのはなぜかと思いますが、気持ちを抱え込んでも、つらくても、大きくはやがて「許す」ことを無意識に望んでいるのかもしれないと思います。

やがて心の深いところの大きな断絶が薄れ、傷が結合して行き、ゆっくり怒りが浅くなる、その過程が「許す」ことなのかもしれないと思います。

いびつながらも傷が癒えて、少しぼんやりとした過去となる。そして、「忘れて」行くのかもしれません。
 ムニュ