皆さまこんにちは。ころころ通信委員のムニュです。

いつもの年より早い雨の季節が訪れて来ています。
大きな夏の空気が膨らむ中、地中の今年のセミの幼虫はどんな反応を示すのかと少し心配になります。

さて、生き物は死ぬと、「土にかえる」という表現がありますが、実際のところ、生きていたものはやがて命を終えると、「大地」に飲み込まれて行きます。
地球ができて生物が発生してきた今まで、地球上にあったあらゆる生き物の残骸は、みな「土」となり地上にあります。

その「土」、あらゆる生き物の痕跡でできたもの。
その「成分」は、いろんな有機質、無機質、ミネラルなどがあると思いますが、かつては生きていた生き物の細胞、骨、排泄物などが分解されて堆積してきたものかと思います。

それは、あらゆる命が生まれてはやがて帰るところ、命を終えては崩れて行くのを大きく受け止めるという大きな包容力を秘めたあたたかさがあると思います。

そして、その何億年もののサイクルを経て積み重ねられた「大地の成分」のなかから、また新しい命の種が発生して、新たな芽吹きを見せる。
あらゆる「死」の積み重ねから、新たな命が生まれる。
地球上の生物の生まれる元となるざっくりとした原料が、大地の成分には秘められているような気がします。 
 ムニュ