平成24年度夏期集中講義「地域で働く」

こんにちは、全県キャンパスプログラムコーディネーターの三村です。

9月4日(火)〜7日(金)
全県キャンパスプログラム夏期集中講義「地域で働く」が開講されました。
姫路書写キャンパス5202教室にて理学部・環境人間学部・工学部・看護学部・経済学部などから約80名の学生が受講しました。

環境人間学部の山本先生・友繁先生がご担当されました。

この講義では、地域で活躍している方々を講師にお招きして、「地域で働くことの意義や仕事観及び人生観」などを聞き、様々な働き方があることを学びました。

毎回の講義終了後の「講師の仕事や人生観を聞いて①共感したこと、および②その理由についてのアンケートの提出、課題Ⅰ「何にために働くのか」(800字) 課題Ⅱ「私の自己実現への挑戦」(1,000字)のレポートの課題もありました。

9月4日(火)
1時限目は、山本豊教授による「オリエンテーション」「職業と自己実現」が行われました。
学生へのレポート課題は
「講師の仕事観や人生観を聞いて、共感したこと、およびその理由について」です。

2時限目は、大坪愼一税理士事務所 大坪愼一さんに「税理士に聞く」のタイトルで講義していただきました。

「税理士の仕事」「税金」「年金」についてのお話やDVDなどで「税」に関わる暮らしや社会についていろいろと学びました。
税理士の知識を活かしての社会貢献への積極的参加(税の無料相談など)や暮らしのパートナーとして、財産を守る「税理士」(命を守るのは「医者」権利を守るのは「弁護士」)などのお話し。
簿記および税法は、ライフステージの様々な局面で、役に立つ学問です。

講師の仕事観や人生観を聞いて、共感したこと、およびその理由
(学生アンケートより)
・さまざまな基本的な税のお話しをされて勉強になった。その中でも、税理士の仕事として社会貢献について熱心にお話しをされていたように感じた。今日の講義も、その社会貢献の一つで、私たち学生向けにお話しをして下さったのが、とてもわかりやすく、ありがたい機会だと感じた。税の種類を知るだけでなく、実際に自分たちに“税”という形でどれだけのお金がかかっているか、それによって、どれだけの期待が込められていたり、サポートされていたりという本質的なものを理解しなければならない。今回は実際に私たちが学生として、どれだけお金をかけられているか数値として表していただいたので、改めて自分にかけられた期待の大きさを知ることができた。他にも査察官のビデオをみて、税に関する悪の取り締まりにも携わっているということを知った。税の専門家といわれるだけあって、税に関する知識はもちろん、細かいところまでしっかりと取り締まるという税理士の使命感がしっかりと伝わった。(環境人間学部Oさん)

大坪先生の新聞記事より

(週刊 税のしるべ 平成24年10月8日)

(平成24年9月5日 神戸新聞・朝刊)
(平成24年8月30日 日刊・朝刊)

3時限目は、大阪ガス株式会社 姫路地区支配人 篠原祥さんに「税理士に聞く」のタイトルで講義していただきました。

大阪ガスが担う都市開発事業についてなどや、個人的活動である「まちづくり活動」についてなど、お話しいただきました。
関西について思うこと(自己紹介をかねて)、住んでいるまち、学んでいるまち、働いているまちに興味を持とう、関心を持とう。

講師の仕事観や人生観を聞いて、共感したこと、およびその理由
(学生アンケートより)
・“よく知られている魅力”と“埋もれている魅力”の2種類があるが、今後者が注目されており、ひとりでも魅力を伝えることができる。魅力を伝えたい思いがあれば、人数など関係ない。少人数でも、まちを考えることができるんだと感じた。また我々市民でしか伝えられない魅力もある。
住所も業種もまったく異なる5人があまり知られていない通りを紹介しているがメディアにも取り上げられるほど注目された。誰かが率先することで、後からでも多くの人がついてきて、大きな力になりうる。走り続けていてば、結果は後からついてくるとはよく聞くが、人も同じでついてきてくれると知った。
提案だけでは、まちは動かない。実践することが重要。気軽に長く続ける。提案は多くの人が可能だが、実践できる人は少ない。行動することがいかに大切かを知った。(工学部Mさん)

4時限目は、兵庫県立大学地域創造機構 畑正夫教授に「大学教師に聞く」のタイトルで講義していただきました。
「柔軟力を身につける」「経験値をあげる」ことの大切さを学びました。
講師の仕事観や人生観を聞いて、共感したこと、およびその理由
(学生アンケートより)
・人との出会いで変わる。色々な人と関わることで、自分の価値観を広げるためには必須だと思った。
ボーダーラインで働く。一つのところにこだわるのではなく、色んな所で働きたい。
文章を書くことで考えがまとまる。考えているだけでは、そこから先に進まないことが自分でもよくあるので、文でまとめることを実践してみようと思う。
仕事にわくわく感は大切。どんな仕事にもやりがいを見つけていきたいと思いました。(工学部Mさん)

9月5日(水)
1時限目は、NPO法人コムサロン21事務局長 有元純さんに「キャリアコンサルタントに聞く」のタイトルで講義していただきました。

・キャリア・コンサルタントとは?
・毎日どんな仕事をしているのか?
・どんな相談に乗っているの?

実際に相談している様子の再現モデル
実際の一般常識テストをやってみる

・これから就職活動を始める学生へ
①自分の目と耳で確認し、情報を整理 (自分で行ってみる)
②決定は自分で!
③『私ついてるかも?!』が増えれば内定が近づく

○○を通じて社会の役に立つ、人の役に立つ
企業や経営者の経営理念に共感できるかいなか。

・まとめ
これから社会へでていくあなたへ
人生は転機の連続である(米 ナンシィ・シュロスバーグ)

大きな転機
進学・就職・結婚・出産・大切な人との別れでは、自分で決める。(アドバスは参考にしつつ・・)

(学生からの質問)
1.どのようなことを心がけてコンサルタントをされていますか? 
 また、コンサルタントのやりがいは何ですか?
2. 今までで一番時間がかかったコンサルタントについて教えて下さい。
3. 働きたくないという人の相談には最終的にどのように対応されていますか?
4 .相談が長引くことがあると思いますが、その間に心がけておられることは何ですか?
5. 一日に何人の人の相談に乗りますか?
また、相談の後うまく行った人とそうでない人の割合はどうですか?
6. ニートやフリーターを社会に出すためには動機付けが必要だと思います。時給さえもらえるのならバイトのままでもかまわないと思っている人に対しては、どのようにして正規に働く動機付けを引き出そうとされていますか?

講師の仕事観や人生観を聞いて、共感したこと、およびその理由
(学生アンケートより)
・道は自分でつくる。道は自分で開く。人の作ったものは、自分の道にはならない。
人に言われたこと、言う通りにするのではなく、自分で考えて行動することが大切なんだと思いました。
自分に向いている仕事がわからないという質問が多いこと。私も自分に向いている仕事が何なのか、何がしたいのか、まだしっかりと見えてこないので、自分だけで考えるのではなく、誰かに相談しようと思います。
まわりからの情報はうのみにせずに、自分の目や耳で確認。ネットや噂だけで判断してはいけないということを学びました。(工学部Mさん)

2時限目は、姫路信用金庫総務部次長 谷田美穂さんに「金融機関で働く女性について聞く」のタイトルで講義していただきました。

人事部から総務部へ
「自分がなりたいもの、やりたいことを決めてる人は?」
「働く」とはどういことか?
①与えられた仕事に興味と使命感を持ち、積極的に取り組む。
②仕事に対する誇りや満足感は自分で作るものである。

(学生からの質問)
1. 男性の中で育児休暇を実際にとった人はいましたか?
2. 育児休暇中の自分の心のコントロールはどのようにされていましたか? 
仕事のことが気になって仕方がありませんでしたか?
3, 女性の上司として男性の部下に対してどういう風に向き合っていますか?

講師の仕事観や人生観を聞いて、共感したこと、およびその理由
(学生アンケートより)
・ほめられえて成長するということ。ずっと怒られていると、ぎゅうっと縮こまってしまって、新しいことに手を出しにくい。しかし、ほめられると、次もっとやってみせよう、次は何を!!というふうに前へ前へと進もうと思う。
コミュニケーション能力が大切。コミュニケーションがとれるから上下関係のことが考えられる。お客様と会話ができる。会社になじんでいくことができる。コミュニケーションは何事においても、基礎となる土台だと思う。(環境人間学部Kさん)
・女性は結婚や出産が人生の目的となり、仕事は二の次になりがちですが、谷田さんのように、結婚、出産を経験しても仕事にやりがいを見つけられる女性は、本当にかっこよくて強いなと感じました。非常に意欲的で前向きで、体や心にプレッシャーを感じても、それを乗り越えられるひたむきさは同じ女性としても、人間としても尊敬します。私は仕事にそこまで頼らず、家庭を大切にしたいと考えていましたが、谷田さんのように、意欲と楽しみ、工夫、自信をしっかり持ち合わせていれば、仕事と家庭の両立も可能なことだと実感しました。女性の立場から、とてもポジティブな体験や意見をきくことができた。自分も就活に向けて頑張ろうと思いました。“自分の満足は自分でつくる”という言葉にも共感しました。まず、その仕事や環境よりも、自分自身を高めることが大切だと感じました。(環境人間学部Oさん)

3時限目は、トータルマナー研究所所長 河本栄味子さんに「トータルマナー講師に聞く」のタイトルで講義していただきました。

・相手に好印象を与えるマナーがあることを知る。
・言葉が持つ力を知る。

(学生からの質問や意見)
1. 相手のいいところを探して口に出すのは良いことだと思いますが、男女の場合では、男性が女性の見た目に関することについては難しいことが出てくると思いますが、それ以外ではどのように褒めるのがいいでしょうか?
2. ビジネスマナーで敬語の使い方について気をつけなければな
 らない点を教えて下さい。
3. 人前で話す時に緊張して早口になるのですが、早口を直すに
 はどのようにすればいいですか?

講師の仕事観や人生観を聞いて、共感したこと、およびその理由
(学生アンケートより)
・一番初めに“上座はこの教室でどこか?”という問題でした。私は解答を「教壇の前だと」発表すると、何と「その席に座りなさいとおっしゃられたので座った。後ろの席に初めはいたので、あまり聞いていなかったが、前に移動したことで、熱心にきくことができた。今回すべてを通して“人と人との会話の仕方”を学んだ。途中、先生もおっしゃられていたが、人間関係を豊かにすることは大事だと思う。そのためにもコミュニケーションの取り方はすごく大切だと思う。
最後に声を鍛えるということで、発声練習をさせていただいた。普段から私は、声がはきはきしている方で、自信があったが口の大きさまでは気をつけていなかった。
今の学生は、人とコミュニケーションをとることが苦手な人が多いと思う。メールや電話の多様で、対面、顔を見ながら話していないからである。私は昔からコミュニケーション能力には長けているので、最近は周りをみて、それが苦手な人にアドバイスしたりしている。(工学部Sさん)

4時限目は、関西電力株式会社 所長 辻井浩一さんに「工学部卒業生に聞く」のタイトルで講義していただきました。

人との出会いや縁を大切にする。
学生時代から姫路ESSに所属し、社会とのネットワーク・社会人との交流を深めました。
姫路信用金庫育英会からの奨学金が縁で、毎年1回のOB会で人とのつながりを深めている。
Facebookを使っての交流などについて。

(学生からの質問)
1.夏は特に電気をよく使いますが、家庭で節電する良い方法を教えて下さい。
2.関西電力は環境についてどのような取り組みをされていますか?
3.節電は夏にはよく言われるのですが冬についてはどうでしょうか?
4. くらげが原因で発電所が止まりましたが、これに対する対処法は何ですか?
5. 原発の稼働について一個人としてどう思われていますか?

講師の仕事観や人生観を聞いて、共感したこと、およびその理由
(学生アンケートより)
・人との出会いは、自分から行動を起こしたり、自分の意識一つで素晴らしいものとなる可能性を秘めている。できる限り人とのつながりを増やしていくことが、自分の行動の幅を広げることになる。日々を感動し、親しみ、大きく生きることで「自分」を引き出せる。
学生のうちに、色々な選択をして、経験を培っていかなければならないと感じた。私も人に会うのが億劫で何もしなかった時期があるが、その時期に得たものは、将来に役立つと
胸をはっていえるものはあまりない。人は自分をうつす鏡である。人と関わらなければ、自分を理解することは難しい。先生のご縁の話をきいて、自分も周りの人を大切にしようと思えた。(経済学部 Uさん)

9月6日 (木)
1時限目は、ブンセン株式会社 顧問 田中満智子さんに「農学博士・管理栄養士に聞く」で講義していただきました。

・プラス思考が人生を良い方向に導く
・価値観を変えることで辛さを克服し、成長できる。
(学生からの質問)
1.「命が助かったのだからハンディーキャップは当然」という考えに至ったのはどのようなきっかけがあったからなのですか?
2.すでに会社で活躍されていたにも拘らず、神戸大学の大学院まで行かれて勉強されたのはなぜですか?

また「おからのコロッケ」に関する感想も多くの学生から発表されました。

講師の仕事観や人生観を聞いて、共感したこと、およびその理由
(学生アンケートより)
・価値観というものは人それぞれ違うものなので、自分以外の人間を理解することは、とても困難であるということに、改めて気づきましたし、それがまた人付き合いの面白いところなのかなと思いました。またそれを理解することで、自分も成長できるのだなと思いました。
自分の求めることを突き詰めていくことは、とても大事なことだと思いました。(工学部Mさん)
・環境が変わると価値観が変わる。自らが望んで変える場合は辛さも克服、成長できる。その選択も価値観によるものである。やむを得ない状況により環境の変化も自分の気持ちの方で、良い方に持っていくことができる。(工学部Hさん)

2時限目は、グローリー株式会社 品質・環境推進部 杣田洋子さんに「環境人間学部卒業生に聞く」のタイトルで講義していただきました。
・私が就職活動に向けて取り組んだこと
①プラスαの能力(資格)を取得する。
②経験できることがなんでもする。
・社会人として充実するために、なりたい姿を常に描く。

(学生からの質問)
1.社会人になってから学生時代にやっておけばよかったと思うものはありますか?
2. 環境人間学部で学んでよかったことは何ですか?
3. どのような基準でグローリー株式会社に採用されましたか?
4. 大学生活で是非やっておくべきだと思うことがあったら教えて下さい。
5. これまでに悩んだり挫折したことがあれば教えて下さい。
6. 大学で学んだ事が実際に会社の仕事で役立っていますか?
7. TOEIC以外で何か他に資格を取っておいたらよかったと思うものは何ですか?
8. 1993年から2005年は就職氷河期だったとのことですが、今の状況と当時の状況を比較するとどうでしょうか?
9. どの時点で希望の会社への申し込みを決められましたか?
10. 会社で意見の合わない人とどう向き合っていますか?働いていて悩むことはありますか?
11. 仕事に関する野望はありますか?また仕事でどのように専門性を生かしたいですか?

講師の仕事観や人生観を聞いて、共感したこと、およびその理由
(学生アンケートより)
・経験を豊かにすることが重要だとおっしゃったことについて、自分を育てるという点でも重要だと思いました。長い大学生活の中でより多くのことを体験したいと思いました。
 なりたい自分になるために言い訳の余地を作らない、ということについて自分も努力しようと思いました。やりかけの仕事やしたいことに本気で取り組もうと思いました。(理学部Mさん)
・いろいろなことを経験していくことが大切だと考えられていることに共感しました。何故かというと、今は関係がないと思える経験でも、いつかは役にたつかもしれない。自分の選択を決める時に手助けになるかもしれないからです。
 会社を選ばれた基準に、上司と部下の人の関係がアットホームに見えたからといわれたこと。どうしてかというと、会社を選ぶ基準として、仕事内容や給料についてはよく考えますが、会社の雰囲気も見落としがちだからです。でも、仕事を続けていくうえで環境が一番が大切だと思ったからです。(理学部Sさん)

3時限目は、アトリエリーフノート主宰 みやざきあゆみさんに「カラーセラピストに聞く」のタイトルで講義していただきました。

・第一印象に寄与する自分のパーソナルカラーについて知る。
・自分の好きな色を通して自分を見つめなおすキッカケにする。

(学生からの質問)
1. 普段どのような方がカラーセラピーにいらっしゃいますか?
2. 自分に似合う服を着ていたら5歳若く見えるというのは本当ですか?

講師の仕事観や人生観を聞いて、共感したこと、およびその理由
(学生アンケートより)
・普段何気なく身の周りにあるものでも配慮が意識されていて、それがとても重要なこと。色についてよく考えたことがなかったが、実際、青は「寒い」「クール」赤は「熱い」「情熱的な」など意識していなくても直感で感じるんだと驚いた。自分が物を製作などする時にも、その用途などに合って色を選ぶとよいことが分かったから。(工学部Oさん)
・色によって人や物の印象が変わるというのは共感できました。さらに好きな色と似あう色は違っているのも共感できました。自分に似合う色を探していきたいと思いました。選んだ色での心理ゲームはとても面白かったです。(工学部Tさん)
・「色」の力を借りて、自分の魅力を大きく引き出してやることも時には大切。人は第一印象で多く相手を判断しているからである。「見た目」は全てではないとはいえ、第一印象はとても大切であり、相手にいい印象を与えるためにも、自分に合ったものを探す努力をしてみてもよい。
 実際自分も第一印象で人を見ることが少なくなく、そこから得た印象で接し方を選んでいることに覚えがある。もちろん長く付き合えば様々なことがわかってくるのだが、そうなる仲の人はごく一部であるし、どうせなら多くの人にいい印象で見られてみたいと思うので、そうなると必然的に自分の魅力を引き出す何かを学ぶことが生活するうえで有益であると考えます。(経済学部Uさん)

4時限目は、兵庫県産業労働部 観光監 藤井英映さんに「公務員に聞く」のタイトルで講義していただきました。

・経験値を積む
① 一度やるのとやらないのでは雲泥の差がある。
② 第六感が働くようになる。
・公務員にもスピードが求められる時代に入っている。

(学生からの質問)
1. 公務員をやっていて嫌な事はありますか?
2. もし中学2年生の時に教科書を盗まれていなかったらどうなっていたと思いますか?
3. お話の中で「転機」がキーワードとして出てきたと思いますが、仕事を始めてからの転機はどのようなものでしたか?
4. 民間企業の人たちに対してうらやましいと思うことはありましたか?またこれまで仕事を通して充実感や幸福感を感じることはありましたか?
5. 公務員のデメリットは何ですか?
6. アメリカ等におられたそうですが、それ以外にはどのような所を旅されましたか?
7. 観光についてですが、民間の旅行会社にはできない観光のアピールの仕方はあるのでしょうか?

講師の仕事観や人生観を聞いて、共感したこと、およびその理由
(学生アンケートより)
・経験値を上げることが大切だ。ということに共感しました。やはり、人生は一度きりですし、経験を通して今までにない型破りなアイディアが出てくるかもしれないからです。
(理学部Sさん)
・「何でもやってみる」「経験値にもとづく第六感(動物的な感)」のお話しに共感しました。
とくに第六感という話は非常に新鮮でした。しかし実際自分の落とし込んで考えてみると、今も自分のメンタルと自分の置かれている環境や人間関係がきれいにつながっているように感じます。前向きになると、プラスの感が働いて、良い出会いや機会が巡ってくるのを感じるので、それこそが藤井さんのおっしゃる第六感なのではないかと思っています。それに気づけると本当に楽しくなります。そういった気づきを心がけていきたいと感じました。(環境人間学部Oさん)
・実践するのと見ているだけでは経験値が全然違う。
 行動を起こすのをためらっていたら、経験値を得ることができず、肝心な時に力が発揮できないと思うので、失敗してもよいからチャレンジすることを忘れないようにしたい。

9月7日(金)
1時限目は、株式会社 本田商店 本田龍祐さんに「五代目蔵元に聞く」のタイトルで講義していただきました。
・仕事のやりかたには「やる」「本気でやる」の選択肢しかない。
・自分が一番力を入れていることは、「日本酒をのむ機会を増やす」仕掛けを行うことである。
(学生からの質問)
1. お酒はどれくらい飲まれるのですか?
2. お酒はどうしたら強くなりますか?
3. 今まで飲んだお酒で一番おいしかったお酒は何ですか?
4. 食べるお米とお酒を造るお米の違いは何ですか?
5. 酒造りについてですが、これまでの古い伝統を残していこうと思われているのか、あるいは何か新しいものを造ろうとか品質の改良を考えておられますか?
6. 本田商店では、新入社員の採用を決定する際、応募者の専門分野を考慮していますか?
7. 本田商店では、甘口あるいは辛口のどちらのお酒に重点を置かれていますか?
8. お酒の初心者にはどのようなお酒がお薦めでしょうか?

講師の仕事観や人生観を聞いて、共感したこと、およびその理由
(学生アンケートより)
・お酒や蔵は地域によって味が変わってくるので、その地域性や蔵の個性を追求するという姿勢に共感しました。本田さん自身がお酒の歴史や仕組みについて、よくご存じで、その知識もそれをご自身の蔵のために生かす努力も素晴らしと感じます。お酒というのは料理の脇役であり、料理を引き立てるものだということがよくわかりました。神社で行われる縁日なども地域とのかかわりを非常に大切にしていらっしゃるということが伝わりました。また自分の仕事に自信と誇りを持っていらっしゃるところが話し方などからも伝わってきました。品質を新しくするのではなく、伝え方を新しくする時代だというお話しも、とても素晴らしく感じました。(環境人間学部Oさん)
・食を通して、歴史の勉強にもなった。歴史と技術の発達は密接に関してるんだなと思った。よく会社の歴史を知ることは大事だというけれど、その理由がわかった。
話をしている雰囲気が本当に楽しそうだった。確かにお酒の観点から歴史をみてみるとおもしろい。面白いから仕事を楽しめるのだと思った。(工学部Oさん)

2時限目は、NPO法人ソーシャル・デザインファンド理事長金森康さんに「NPO法人 理事長に聞く」のタイトルで講義していただきました。

・さまざまなNPOを見学して、自分たちの立ち上げるNPOの役割を明確にした。
・当初のやりたいことができるようになるのに約10年かかった。
・あなたの頑張る姿を見ている人は必ず居る。

(学生からの質問)
1. 日本の福祉サービスが北欧のそれと比べて落ちている要因は何ですか?
2. 将来、技術者になりたいと思っていますが、日本の技術は世界で求められているのでしょうか?

講師の仕事観や人生観を聞いて、共感したこと、およびその理由
(学生アンケートより)
・NPO法人で、地域に対して沢山の貢献をしていて、社会の一部であると感じることのできお話しであった。
 とても興味深い内容であり、聞き入りやすかったこともあるが、具体的にどのような活動をしているのか明確にわかった、地域を通してグローバルな活動もできるのだとなと様々な知識が増えた。(工学部Sさん)
・見てる人は見てる。誰も自分が頑張っていたり、苦労しているところをみていないわけではない。必ずどこかで誰かが見ている。
 ャンスを見落とさない。きっとどこかにチャンスは落ちているものである。それを見落とさないように拾っていけば、必ずいい出会い、物事、出来事に巡り合えると思う。(環境人間学部Kさん)
・身近なものをビジネスにする高齢者から、周りの価値あるものに気を付ける目を持ちたいです。
 「TABLE FOR TWO」から、自分が健康になりさらに気軽に寄付ができるという発想がすごいなと思いました。
 「ヨーロッパではホームレスがいない」から、政府が責任を持って援助して社会復帰できるまで面倒をみるということはすごいと思いました。
 「途上国からブランドを」から、貧しい人々に仕事を提供できて、さらにそれを先進国でも使えるレベルの品質に上げていくのは、どちらの国にも良いことなので色々なビジネスがあるんだと思いました。(工学部Mさん)

3・4時限目は
 課題Ⅱ「私の自己実現への挑戦」(1,000字)のレポートの作成と提出の時間でした。