_山城げんき村 いよいよこの田んぼで最後の作業となる天日干し稲の脱穀

兵庫県小規模集落元気作戦のモデル集落を契機として、2年半年ぼど前に「山城げんき村」が結成されました。

神戸大学経済学部中川ゼミ大学生、子供たち、地元農家らが参加し、5月に田植えを行い、9月には神戸大学経済学部中川ゼミ大学生、地元農家らが稲刈りを行ってきました。

そして10月27日に地元農家らによって、脱穀が行われました。

はじめに「山城げんき村」の栗村会長が、1年の作業を振り返りながら、神戸大学経済学部中川ゼミの大学生と一緒になってここまで立派に育ててきた想いを噛みしめながら、みんなで9月に刈り取った稲が乾燥し最後の屋外での作業となる脱穀(稲からもみだけをとる)を行うことができる喜びを語りました。

続いて、地元農家の太田垣さんが、作業の方法や注意点を参加者たちに説明されました。

ちなみにこの脱穀機は今から30年ほど前に製造された物で、ほとんど骨董になりそうな品物です。

今日の作業のために修理したものだそうで、今回のお役目が終了したらこの脱穀機は廃棄される予定になっていますので、どうしても手に入れたい方はが居られれば回収に来てください。最期のチャンスです。

早速①稲を運ぶ班、②脱穀する班、③脱穀したわらをかたづける班の3班に分かれ作業開始です。

稲の運搬班は、稲木から稲をはずし脱穀作業する場所まで運びます。

乾燥して軽くなった稲は、稲刈りした時とは全く別物のよう。幾束も肩に掛け足取りも軽やかです。

みんなで作業すれば運んできた稲もあっという間に積み上がって山になります。

お米を脱穀するのにだいたい3時間くらいかかりました。

残った藁(わら)は近くの但馬牛へのプレゼントにとっておきます。

わらはお米をとったあとの茎の部分で、昔の人はわらでワラジや米俵などを作りました。稲は無駄なく全てが使われていましたが、これも昔の人の知恵なんですね。