<いじめ自殺から思うこと〜〜子どものグリーフケアについて>

滋賀県大津市のいじめ自殺について、毎日報道されています。

このような報道を聞くたびに、今から10年前
息子のクラスメート:17才で亡くなった不登校仲間のことを思い出します。

彼のお通夜の席で、息子と私がお母様に挨拶した折、
お母様は息子の肩をさわり、「〇〇君、学校に行ってるんやね……」と
声をかけてくださいました。
この言葉の意味を——『生きているんやね……』と感じた私でした。

息子も、「俺だけ生き残った……」と口にしました。
本当につらい経験でした。

思春期に大切な人が亡くなる経験をすると
やはり精神的に不安定になります。
大切な人とは、父親、母親、友達、兄弟、姉妹……いろいろです。

この不安定な気持を受け止めるためにも
子どものグリーフケアについて
もっと学校の現場の先生も含めて
大人は学んでほしいと思いました。

<参考図書>
大切な人を亡くした子どもたちを支える 35の方法
タギ—センター 全米遺児遺族のためのグリーフサポートセンター

発行:梨の木舎 定価1500円