上映:「架け橋 〜東日本大震災 宮城の被災ろう者は今〜」に参加してきました

名古屋での上映会にちまちま工房の中村さんと私とで参加してきました。
http://www.genkinokaze.com/hokoku.html

夏を思わせるよく晴れた昼下がり
名古屋の鳴海駅からてくてくと歩いて会場へ

3階のエレベーターを降りたら
60名定員と聞いていた会場には
80名以上の参加者、NHKや静岡のTV局の取材の人々
会場は満員御礼の風吹かせながら
スタート!

「元気の風」の夏目代表が司会。
今村さんのあいさつから始まる。

お二人は聴覚に障害があるので
会話は手話。

20代前半手話サークルに通っていた懐かしいころを
思い出し
必死に読み取る。

もちろん聴者の通訳者が通訳をする。

上映が始まる。
静かにはじまりいつも穏やかな顔の今村さんは険しい顔で
状況を伝えるため(目で見るニュースの取材)
渾身の撮影の様子が続く。

箕面でもこの「架け橋」を上映する。
そして今第2弾を編集しているので
二本立てで箕面では見ることができると打ち合わせで分かった。

上映30分の後、夏目さんと今村さんのトーク。
休憩を挟み東海集中豪雨を経験した平野さんからの報告があり
会場との質疑応答。

年配の男性がこのようなイベントは初めて参加したとおっしゃった後
「今わたしは孤独感でいっぱいです。今何をすればいいでしょう。
一つだけでいいです。教えてください。」

今村さんは
「参加いただけたことにまず感謝します。
そして、まず障害を持っている人が避難所で
困っていることや日常で困っていることなどについて
気持ちを共有してほしい。
手話ができなくてもかまわないんです。
聴覚障害者だけの活動している人だけでなく
様々な人が関わっていくことが共に生きる社会になるんです。
どうぞ、これからも一緒に考えて動いていきましょう。よろしくお願いします。」
と質問した男性に深く感謝し、答えていました。

今村さんは最後の一言
「これで終わりではないのです。
これから3年先、いや、東北の暮らしや笑顔がもどるまで
取材を続け撮り続けていきます。」

この一言は私の深いところにしっかりと響きました。

盛況に終了し、その後、箕面で開催する上映会&シンポジウムの
打ち合わせを今村さんと元気の風http://www.genkinokaze.com/index.html
の方としてきました。

6月12日、参加いただける方々と一緒に
明日につながるものにしていくために
頑張って準備を進めていきます。

障害もっている方々の救援活動している方の報告も合わせて
シンポジウムにて行う予定です。

ぜひこの企画を 応援してください(>_<) よろしくお願いします。