「ひきこもり」にとっての「ノマドワーカー」という生き方①

◇◆何かしら得意技一つさえあれば、生きていける◆◇

少し前から、決まった仕事場を持たずに
PCやタブレット端末で仕事をして、
生活費や娯楽費を得て生活する
「ノマドワーカー」という生き方が
話題になっていますね。

有名な「ノマドワーカー」の方は、
テレビ等メディアにもよく出ていて、
気になっている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。

私個人は「いいなあ、自分もそうなりたいなあ」と
憧れる反面、「自分にそれだけの能力はないよなあ」と
あきらめている部分もあります。(いいえ、正確には以前はありました。)

果たしてどうなんでしょうか。
自分には本当にそれだけの能力はないのでしょうか。

けっきょくそこですよね。
自分が身一つで(PC一つ)で生きていける能力を
兼ね揃えているのならば、ホントにいろいろな制約のない
「ノマドワーカー」という生き方っていいよなあと思いますよね。

見出しの「何かしら得意技一つさえあれば、生きていける」ですが、
まさにそれなのですね。一芸あれば、今の世の中って
十分に生きていけると思うのですね。
もちろん、それは「ひきこもりパーソン」にとってもです。
私にはそこが一番大事だったりします。

私は週2日ほど、自宅から隣町のNPO法人で事務アルバイトを
しています。収入はお小遣い程度です。自らの事務能力の
低さはよく知っているつもりですので、文句はまったくないです。
それどころか、よくこんな(PC作業も満足にこなせない)私を
5年間以上も雇い続けてくれているよなあと
NPO法人には本当に感謝しています。

では、こんなPC作業も満足にできない
私には「ノマドワーカー」になれるのか、
いや無理なのでは、、、という(人生をかける)問いに
関して考えていこうと思います。

結論から申し上げると、一芸あれば、
現在の社会では十分に生きていけると思うのですね。
「ひきこもりパーソン」であってもです。むしろ「ひきこもり」だからこそ
この生き方って合うのではないでしょうか。

「ひきこもり」はコミュニケーションが苦手だったりすることが
とっても多くあるかと思います。ひきこもりでコミュニケーションが
得意な方のほうが少ないくらいですよね。

私個人は挨拶や軽い会話は人並みにできると思います。
問題は電話対応、メール等ビジネス文書作成ですね。
この能力には(経験が少ないということもあるでしょうが)、
元々の資質として苦手なものがあるのだと捉えています。

何でも「発達障害」で片づけたくはないのですが、
もともとそういう素分があるのだと思っています。
苦手なものは苦手なので(あきらめているわけではないのですが)
伸びしろが少ないのだと思うのですね。

だったら、自分の得意技で生きてゆく方が理に適っているかなとも
考えるわけですね。私にとってその得意技は
「(ひきこもりなりの)青くさい文章」なのですね。
ある意味、それしかできることはありません。
そこまではっきりしていかないと前に進んでいけないと
考えるようになりました。

というわけで、下段に続きます。