いろいろな料理に「えのき氷」 成分を効率よく吸収

ナスとシシトウの南蛮漬け

 今夜のごはんは何にしよう? 

悩ましい問題です。そんなとき、作りおきのおかずが1品、冷蔵庫にあると、ひと安心。

今回ご紹介するような「野菜の常備菜」なら、さらに気持ちをラクにしてくれます。

しょうゆや酢、だしの代わりにぽん酢しょうゆを使うので、調理も手軽です。

 ナスは油と相性のよい野菜。油で揚げたいところですが、ちょっと手間を省きました。油がなじみやすいように、皮をしま目にむき、ごま油をまぶしてから焼く方法です。

先に油をまぶすのは、焼きムラ防止にもなり、ナスのしぎ焼きを作るときにも使える方法です。

 地域によっては、シシトウが入手しにくいかもしれません。その場合は、ピーマンかパプリカを使ってください。

ピーマンなら3〜4個、パプリカなら1個の種をとって、シシトウの大きさをめやすに切ります。

材料(4人分 1人当たり 129kcal)

・ナス4本(約300グラム)
・シシトウガラシ1パック(80グラム)
・ごま油大さじ3
・A(ぽん酢しょうゆ大さじ4、水大さじ1、砂糖小さじ2、ラー油小さじ1/2)

作り方(調理時間15分)

(1)ナスはしま目に皮をむき、厚さ1.5センチの輪切りにする。ボウルに入れ、ごま油大さじ2をまぶす。

(2)シシトウは軸を5ミリ残して切りそろえる。Aは合わせる。

(3)フライパンにごま油大さじ1を温め、いったん火を止めて、(1)のナスを並べる。中火で、両面を色づくまで焼く。シシトウを加え、ふたをして弱火で5分焼く。最後にふたをとって強火にし、ざっと混ぜる。熱いうちにAにつける。

献立の例 サバの塩焼き、ワカメのみそ汁、ごはん

ひとくちメモ

 辛いシシトウ シシトウは、とても辛いものが混ざっていることがあります。栽培中のストレスのせい、辛い品種との交配など原因は諸説ありますが、残念ながら見分ける方法はないもよう。「当たる」のがいやな方は、少し食べて確認するしかないようです。

(ベターホームのお料理教室、写真は大井 一範)