「Bやん」さんプロデュースで約2週間にわたってお送りしてきた「新規モデル集落ご紹介シリーズ」、いかがでしたでしょうか。
新しい集落の皆さんとこれからどんなご縁ができていくのか、集落元気応援隊一同、わくわくどきどきです(%ニコ男%)(%ニコ女%)。
その間にも各集落ではイベントや懇談会などが普段どおりに行われていました。
今日からはまた普段の「小規模集落元気日記」に戻って、むらの動きなどをお送りしたいと思います。
引き続きよろしくお付き合いください。

7月3日(日)、以前「イベント案内」でご紹介した「『大切な森林(もり)を守ろう』フォーラム2011」が大阪・梅田の阪急電鉄本社で開催されました。
日曜日の昼間の時間帯にかかわらず、ざっと見たところ200人近くの方が参加していらっしゃったでしょうか。
「森林」「水」といったものに対する世間の関心が高まっていることを感じます。

第1部では、「森林保全活動の紹介と取組」として、阪急阪神交通社ホールディングスの皆さんが「企業の森」活動を実施している篠山市大芋地区の宮代集落における活動などの発表が行われました。

(%エンピツ%)森づくりに企業が参加することで1回あたり50人以上のマンパワーが確保できる。このマンパワーは大きな力。
(%エンピツ%)森林から出る養分が農地、河川、海洋の生物、つまり人間の食となるものを支えており、まさに「健全な森林は生命を育む森林」。
(%エンピツ%)宮代集落では「企業の森」の活動をきっかけとして、地域住民が間伐作業に参加するようになるなど、住民の森に対する意識が着実に変わってきている。今後は山を通じての交流だけでなく、休耕田を活用した地元産の農産物づくりにまで活動を発展させ、年間を通じた交流の場づくりを行いたい。
(%エンピツ%)森林が荒れる最大の原因は、森に人が入っていないこと。里山に人が積極的に入っていけば、有害鳥獣も人里近くまでやって来ない。
(%エンピツ%)これからの都会の人と森林との関係は「地域社会との協働管理、企画」の視点が必要。

など、示唆に富んだ意見が次々に飛び出しました。

そして、第2部では人気作家の椎名誠さんが「水惑星の旅」と題して講演を行われました。
これまでブログ子も椎名さんの小説やエッセーなどを何冊か読ませていただいていたので、とても楽しみにしていたのですが、期待に違わぬ非常に「おもしろく、ためになる」講演でした。
世界中を旅した経験に基づくエピソードなど引き込まれる内容をちりばめつつ、非常に考えさせられるメッセージもたくさんいただきました。

(%ノート%)ふんだんに雨が降り良質の水に恵まれすぎているためか、日本人は水に対する意識が逆に低くなってしまっているのではないだろうか。
(%ノート%)地球を直径1mまで縮小すると、海の平均深度はたったの0.3mm。さらに、「水」の量はわずかビール大瓶1本弱(660ml)、「真水」となるとわずかに5mlしかない計算になる。水、そして地球とはかくも脆弱なものということを忘れないで欲しい。

大瓶1本分の水…ですか。
森と水、きちんと守っていくことの大切さを再認識した一日となりました。

ありがとうございました。

 え〜やん