篠山市大芋地区・市野々集落では、去る2月から3月にかけて、地元に加え、都市部住民の方の参加も得ながらワークショップ形式でかまどをつくってきました。

かまどの利活用だけでなく、その前段階のかまどづくりを含めて交流事業と位置づけた今回の取組。

6月5日(日)、待ちに待った地元お披露目「市野々かまどレストラン感謝祭」が行われました。

前回おうかがいしたのが3月中旬でした。
その後、火を入れたり、暖かくなって乾燥も進んだりしたこともあり、ちょっと色がうすくなっていますね。
焚き口のすすも、いい感じです(%ハート%)。

感謝祭の幕開けは、大芋小学校金管バンドの演奏です。
…のはずだったのですが、大芋小学校野球チームが篠山市代表として淡路の県大会に出場(%笑う男%)。
ということで、白羽の矢が立ったのが「岡野太鼓」の皆さん。
急のお願いにもかかわらず、勇壮な和太鼓演奏を披露くださいました。

今回プロジェクトは大芋活性化委員会で実施してきましたが、この度の完成を機に、「かまどレストラン」の運営、管理を地元の市野々自治会が行うことになり、委員会から自治会に管理運営の委嘱状が手渡されました。

いよいよ、火入れ式です。
この日ご出席の篠山市の酒井市長はじめ地元関係者の皆さんなどがたきぎに点火しました。

ブログ子もワークショップに一度だけですが参加させていただきました。
赤々と燃えるたきぎ、そして、その後ろでもくもくと煙を吐く煙突を見て、ついにこの日が来たなぁ、と感無量のものがありました(%ニコ男%)。

最後に、かまどで予め炊いたご飯でつくったおにぎりと、地元名産のフキの佃煮が振る舞われました。
式典の時間の関係で炊きたてでなかったのは残念でしたが、ふっくら、もっちりと美味しく炊きあがっており、「今度は是非炊きたてを!」という期待が非常に高まる味でした。

今後、自慢の地元産のお米の調理体験などを通じたかまど体験メニューを提供するとのことです。
地元の方がおっしゃっていました。
(%ペンギン%)ここからが本当のスタート。1年後くらいにどこかの雑誌に取り上げられ、人がどっとやって来るような取組にしていきたい。

完成時期の関係で残念ながら昨年選定の「大芋30選」には漏れてしまいましたが、外から地区を訪問する皆さんとの交流拠点としてだけでなく、「同じ釜の飯」を通じ地元11集落の絆をさらに深める場になればいいな、と感じました。

みんなで、無理せず、楽しくかまどを使っていきましょう!

 え〜やん

《(%ひよこ%)補足(%ひよこ%)》
こちらの施設、「かまどレストラン」と銘打っていますが、「食堂」ではなく「事前予約制の体験型施設」になっていますので、ご利用前日までにご予約ください。
地元住民の方のご指導のもと、集落自慢の米をご自身で炊いてお召し上がりいただけます(お持ち込みいただいた肉や野菜等の調理も可能です)。
基本料金は1グループ2,000円。
ただし、お米の値段込みの価格ですので、人数やお米の量などにより変更になる場合があります。
市野々の豊かな自然を満喫しながら、かまど炊きのおいしいご飯をお楽しみください。
【ご予約・お問い合わせ】市野々集落・中田自治会長 090−8236−6391