今日はトレーニングマッチの予定でしたが昨夜からの雨によりグランドが使えずに室内トレーニングへと変更しました。

週末は平日のトレーニングの成果を試すのに絶好の機会なので楽しみにしていたのですが、天気には勝てません。ただ、室内には室内の良さというものがあり、週末という時間の余裕がある時にこそ伝えるべき事が伝わる時もあります。

全てのメリットをうまく活かせるようにしたいと思います。

まずは身体との対話。

平均台を使ってのリフティング歩行。心の中にある【恐怖心】が最大の敵であって技術的な要素ではない。試合や大会でも緊張したり、自分のプレーが出来ない子のほとんどはこの恐怖心(ミスを恐れる)によってプレーが小さくなるものです。

身体は賢いし、使うほどに良くなっていく。ただし【意識】が先行していないと意味がない。

その事は今週も何度も言ってきました。

1年生には厳しい言葉も伝えていますが、どうしても【現状に甘んじる】傾向があります。

それは苦しい経験、がんばって乗り越えた経験が足りないからです。本人の中ではもちろん手抜きなんてしていないしがんばっているつもりなんです。

でも、環境の中にもっと良くなる設定があるのに、それを選ぼうともしない、考えようともしない、はもはや環境ではなく本人の責任なのです。

仲間を選ぶ勇気がないから選んでもらえる空気も出せない

これはどのチーム、どの組織でも間違いなく起こる現象です。

自分の殻を破るというのは、勇気を出して行動する、という事です。ファルコで自分の殻を破れた選手は多くいます。そういう事を容認するからです。

学校の多くは【自主性・個性】という言葉だけはあっても、実際に子供が未熟な行動を起こした際に【許す器量がほとんどない】のが現状です。個性を大切に、なんて言いながら身勝手な言動は厳しく注意し、結局の所は個性でもなんでもない【見栄えが整った集団】が大好きなんです(それがうまくいってる状態だと思い込んでいるから)。

最後まで選手には厳しい言葉と、反対に素晴らしいプレーの数々を引き出せた事は良かったし、みんなの心はどんどん強くなっています!

自分で判断し、自分で気付き、自分で改善出来る力。これこそがファルコで学んでほしい大きな力。

一歩一歩不器用ながら進んでいるみんなの事、これからも精一杯の応援していきます!