ボールと仲良く!八千代スクール♪

今日は八千代スクールがありました!!

昼間は冬を思わせるような冷たい風もあったりしましたが、日差しはまだ暖かみを感じました。ですが夕方以降は完全に気温も下がり冬本番の寒さになってきました。体調管理も自分自身しっかりと気を付けてやっていきたいと思います!と言っておきながらのこの夜更かしの時間もどうにかしないといけませんね(笑)

先週中区から一人体験に来てくれた想昊(そら)くんが今回も参加をしてくれました。前回は途中まで見学をして帰った事もあったので今回も体験という形で参加をしてもらいました。自分でやってみて自分で判断をしてもらう。ありのままを感じてもらう事で素直な感想が出ると思っているし、合うとか合わないとかその人の感覚で思われる事もあるのでそれをこちらとしても素直に受け止めようと思っています。その場凌ぎみたいに相手の機嫌を伺ったりするのではなく、こちらがやっている事を知ってもらって判断してもらえたらと思います。

中区からの新しいメンバーという事もあるので、これまでの中区メンバーも気持ちが少し新鮮になったように見えます。

ただ、今回のトレーニングでまた発見出来た事があります。中区のメンバーはこの八千代スクールに来ている時間によく不満・愚痴・喧嘩っぽい事をやります。どうしてかな〜ってずっと観察していると分かりました。参加してくれている想昊くんのおかげもあるけど、またみんなとは違うタイプで大人しいのですが黙々と一人でやってしまうタイプです。それは悪い事ではありませんが、このタイプは失敗の原因を分かっている時は良いのですが、分かっていないと繰り返し同じ失敗を延々とやってしまうのです・・・。そうやって回数をやる、時間を掛ければ『いつか出来る』と思ってしまっている、もしくはそう教えられているのかも知れません。。。ですが、残念ながらその期待は叶わない事のほうが多いでしょう。人が出来るようになるというのは『原理が分かる』事が大事です。それを知る為に他者との関わりが必要です。不満や文句が多く出てくるのも、他者との関わりが少ないからスムーズな対話が出来ないのだと分かりました。ずっと自分の基準で物事を考えてしまうからそういう相手の事が気になるばかりなのでしょう。。。

そんなヒントも見つけた所でみんなが一緒にやる事をアドバイスとしては送ります。

ところが、やっぱり『聞く耳を持たない』子が多い。自分の世界でやってしまい、自分のタイミングばかりでやるから人の言う大事な事を聞いていない。だから説明が終わった後に『これやってもいいんですか?』という質問が出てくる・・・。『それ今説明したばかりだよ』って会話になる。

だからやっぱりこの年代で大事にすべきは『対話が出来る人間』になる事です。自分の事はもちろん、他者を知る、感じる事がどれだけ大事か?という話。人のを見て、真似して、学んで、一緒にやってみるという事が当たり前に出来れば出来ない時間も一緒に考えられるし楽しく出来る。でも、一人で黙々になると出来てる時は良いのですが、出来ない時になかなかそこを抜け出せないものです。ようやく抜け出した時も、周りと常にタイミングが違うから試合等で合わないって事が起きるのです。個別にうまくなる、という言葉を間違えてほしくないのは、『個人の出来る能力が増える』という事であり『一人でやれる事を増やす』のではないという事です。

サッカーというスポーツの面白い所は、自分一人で出来ない事が他者と一緒だから出来るという経験が出来る事です。

自分自身のやりたい事だって、誰かがいてくれるから出来る事が多いし成立するのです。だからこそこのスクールでは一緒に物事を考えるようにしてほしいし、他者と話、他者と関わり、他者を知る、感じる、理解しようとする。その事が『思いやり』となり、『愚痴や不満が減る』事に繋がると思うのです。

不満に対しての注意をするのではなく、どうすればそれがなくなるのか?もっと言えばどうしてそれが起きたのか?という事をコーチとしては考えないといけないのです。分かっていても起きる事だってあるけど、子供の世界で起きた事は子供同士でほとんど解決出来るはずです。先に手を貸したり、先に教えるのではなく『教えてください!』と言える子供に、また聞ける人間になってほしいと思います。

ボールを扱う事にも直接的に繋がっています!

うまく出来ているランキングを付けるとして、上位にいるのは明らかにゲーム(試合)をしている時にもボールを多く触っている子です。うまいからたくさん触れるのは当たり前なんじゃないの?と思われる方もいるでしょうが、そうではなくたくさん触れる場所にいる事やそれだけ多くの失敗もしているという事を知ってほしいのです。失敗は嫌、ミスしたら怒られる・・・って感覚の子はどうしてもミスをしない選択をします。相手が来ていないのにパスをしたり、失点が嫌だから大きく蹴り出す(俗に言うクリア)。その延長線上に『うまくなる』という言葉があると思いますか???

答えは『ノー』です。

たくさん触れというのは、たくさんの失敗から学びなさいって意味。自分で考え、自分でやってみて、自分で気付く。うまくなるというサイクルはこの流れで成り立つのです。ボールを扱えるようになり、人との関わりもうまくなっていく事がサッカーの上達と言えます。ゆっくり確実に積み上げていきましょうね!!