今日は朝から八千代グランドでルゼルさんと練習試合を行ないました!!

準備は3学年でテキパキとこなし、それぞれが役割を持ってやってくれたので早く終わりました。一見ものすごく全体がしっかりと動いているように見えますが、やっぱりこの中には『誰かに付いて行ってるだけ』の選手もいる訳です。何事も、それぞれが目的を持って動けている時の空気感っていうのは本当に美しいし見ていて気持ちの良いものです。

でも、誰か一人でも違う空気感を持ってやってしまうとやっぱり外には響かない・・・・。これって指導者を長くやってくると見えてしまう『ごまかせない空気感』なんです。年間を通して一つあるかないか?ぐらいの事しか経験出来ていないのがチームとしての実情。これが多くなれば当然全ての選手に達成感や充実感が得られる。なかなか作ろうとして作れるものではない。みんなの、個々の意識によるものだから一人一人のがんばりや前向きな姿勢、積極的な関わりが必要ですね。

時間は掛かるでしょうが、伝えていきたいと思います!

今日もチーム内で正しく競争をしよう!という事をチーム全体のテーマにしていました。

その中で試合をする時にはそれぞれのチームがあり、それぞれのテーマを持ってやるように、という事で話を最初にしました。チームの為にどれだけ出来るか?個人の考え方を伸ばせる良い機会なのでこの夏休みは目一杯がんばろうと思います。

まずは最初のA戦でしたが、そこでもせっかく最初のスタメンに選ばれた選手の中でも一番単純で、一番必要である『自分発信』がほとんどない選手がいて、当然その分誰かに負担が掛かる・・・。自分発信をしない、出来ない=自分中心の考え方しか出来ないという事ですから、当然チームに迷惑を掛けてしまっているという認識もない。自分ばっかりコーチに言われる・・・とか被害者的な考え方しか出来ない。だから勝手に落ち込み、勝手に塞ぎ込む。競争をしている中にいるという自覚がないから、そういう態度しか出来ない弱さ。

2年生に特に多い、内面的に脆さ。だから色々ルーズになってきている。忘れ物、気配りのなさ、気付きのなさ・・・抜けてきているから気付かないしチームの為に、って考え方に気が回らない。

それがよく見えた今日という時間。

それでも下を向いている時間はない!!2年生同士『腹を割って』話す必要がある。お互いに思っている事や思い、考え方が色々あるのにきちんと言い合えない信頼感のなさ。気が付けば1年生の時に言われている課題からほぼ進歩していない・・・。

それが本当に良くない事を自覚してほしい。急激な成長は出来ないとしてもコツコツと『今日何かに気付く』という事を繰り返ししないといけない。なのに、下を向いたり、自分はダメなんだ、ってすぐに悲観的になるから前へ進まない。自分の調子の良い時だけ『がんばります!!』って発想・・・こういうのを『一喜一憂』って言うんです。それが成長の一番逆の進み方とも言える事。

物事に一喜一憂する選手は大した選手にはならない。例えば一つのゴールが決まった時にそこまでの経過や展開に目が向いているか?気が向いているか?です。決めたからうれしい、決めたからすごいって考え方が一喜一憂。そういうのは競争の対象にはならない。

今日は、自分発信というテーマを持っているチームもあったけど、やっぱり出来ていない、と言うよりも『意味を認識出来ていない』という感じ。

きちんとテーマについてどういう形が出来た状態なのか?みたいな話もしないから言葉だけが先走って『自分発信しろ!!』なんて事をお互いに言い合う。そう言ってる子自身が意味を理解していないのに・・・というシーンが目立った。

言葉だけ、練習に参加するだけ、良いスパイクを買ってもらうだけ、

という『容姿に囚われている』のがほとんどの選手。中身がない。

サッカーが好きでたまらない。サッカーで起きる事はどんな事でも乗り越えられる!サッカーがあればどんな嫌な事でもがんばれる!という気持ちも覚悟もほとんどの選手がない。

その場凌ぎのごまかしは結局、大切な試合で『大切なプレー』として必ず出てきます。

それは良いものとは限りません。決定的な場面で外している子。空振りをしたりする子。足を滑らせる子。決定的なミスをする人間は『どこかで何かをごまかしている人間』です。これは間違いありません。

自分は真面目過ぎて・・・なんて思っている子は損をするなんて思ってはいけません。真面目な子はそれだけ良い思いをする事も必ずあるという事。ファルコはそういうチームでありたい。田舎者が集まった小さな地域のチームだけど、決して努力をごまかしたり手を抜いたりするチームではないという事は胸を張って言いたいものです。

でも、現状はそこまで堂々と言えるレベルにはありません。どこかできっと誰かが、何かをごまかしているからです。ファルコの時だけ『真面目ぶっている』のが出ているからです。そうやってごまかす人間が多ければもうチームの進歩などありません。

いつだって構わないから本気になって自分で変えてほしい。不器用でも、不格好でもいいから一生懸命やってほしい。そうすれば人の心を動かせる人間に、チームになれるって事。

甘い、弱い、ごまかしをなくす。

そんな夏にしないといけない!!みんなでがんばろう!!

がんばります!!6番の彼は言っています(笑)