今日はナイターで西脇スクールを行ないました!!

昼間は気温は上がったのですが風は気持ちよくてスッキリした暑さに思いました。夕方以降も風が強くて夜は涼しいと感じるぐらいだったので活動もやりやすいぐらいでした。

そういう中でのスクールですが、前回から体験参加の子が増えていて今回もまた新たに参加をしてくれたメンバーがいました。子供同士が繋がっていく中でこうして知り合いが増えるというのはとても財産となっていくものです。同じ目的(サッカーをする)で繋がった仲間は自分という人間の視野を広げてくれます。学年の違いや異性という事もあったりして自然と気遣う事を覚えたりします。最近の子供社会は割と縦の繋がりが薄くなってきているし、こういう機会は多いほうが絶対に良いのです。もちろんその中で合うとか合わないも出てきますが、人が人との関係をなくしてしまうと世の中は終わりです。こんな狭い地域だからこそ出来るだけ外に目を向けて出来るだけ多くの子と関わる機会を持つほうが絶対に心の広い人間になれると思います。多くの習い事をするよりも、多くの世界を知る、多くの人を知るほうが人間は成長出来ると思います。毎回こうして新鮮な空気が入ってきた事により、これまでのメンバーが『先輩面』をしてあぐらをかく事がないように、一緒に学び合いをしていく環境にしたいと思います。

そんな新しい子が増えてきている事もあり、細かい自己紹介をするよりも一番お互いを理解していく為に最初からゲームをやりました!!

ただし、そのゲームは3人で手を繋いでサッカーをするという事をやりました。相手を感じる、相手を思いやる気持ちがないとすぐに手が離れます。今日の短い時間の中でもそうやって手が離れてしまった子は要するに『自分の事しか考えていない子』です。この経験を増やしていけば、『どうすればうまくいくか?』を考えます。それを考えてくれた時に初めて『人を思う』という事が出来るようになるのです。経験をさせてこそ発見がある。最初から失敗をさせないのではなく、失敗から発見をするスクールにしたいし、そこは大人(保護者)も理解をしてほしい所です。

子供は大人が思うよりも様々な事を感じ取ります。こうして場を与える事で多くを得るものです。途中みんなに聞きました。

『手を繋いでうまくやるにはどうしたら良い?』と。

『声を出して協力する!!』という答え。

その通りです!!でも、言葉だけになっている子がほとんど。言うだけでは分かったとは言えません。行動で示せるようになりましょう!!

人って楽しくない時って自分自身に問題がある時です。

ですが、子供のうちはどうしてもそれを『外部のせい』にします。それを大人が子供のそういう気持ちを理解した上で、大人の言葉で対応しなければなりません。今日は全体的に雰囲気は緩みましたが、全ては個々が誰かのせいにしているからです。うまく出来ない事を人のせいにしているからです。反対に自分が誰かの為に、周りを喜ばせる何かをしているのか?という事を考えればみんなが不満を言えるような立場にはない事をスクールを通して考えてもらいたいのです。

一見この場所はワイワイやっている『だけ』に見えるかも知れませんが、毎回子供との対話の中から考えてもらう要素を必ず取り入れています。子供が考えた上で自由をもらっているという事です。スクールにはルールがあり、そのルールさえ守れば何をしても良いと最初に言っています。ですが、ルールの外で勝手な事をすればやっぱり注意はします。『怒られる』ではなく『何がいけなかったのか?』という事を考えてもらいます。そこに低学年だろうが、女子だろうが関係ありません。目的がズレた場所になってしまうと来ている意味がないし、一生懸命やっている子の邪魔になりかねませんから。

うまくなくなっていいのです!でも、一生懸命にやる事だけは全員がしなければならないという事です!

礼儀、マナーですね!!

人数が増えても自分がやるべき事は同じです。

今日という時間に『うまくなる為の要素=時間・人・物を大切にする事』です。これは毎回確認をしています。うまくなりたくて参加をした!と言うだけにならないように、来ている意味を自分で残していきましょう!!

今日もメニューは最初のゲームからレベル6キャッチをしていきました。ここでも、自分で考えている子は記録も成果も残っていきます。今日は6年生の伸之助くんが完全クリアをしてくれましたが、目標のレベル4クリアを全員が目指して、自分の出来る事が少しでも増えるようにがんばってほしいと思います!

次はリフティングで最初は検定をやってもらい、最後はフリーの測定をしました。検定では自分の課題に向き合ってもらう中で、やっぱりうまくいかないと投げ出す子もまだいます。注意をしません。やらない子は伸びないだけですから。ルールを守らないという事は誰かに危害を加えたり、迷惑を掛けた場合には注意をしますが、個人が勝手にやらない事には関与しません。子供にだって子供の世界があり、毎日機嫌が良い訳でもありません。うまくいかない日、調子が悪い日、気分が乗らない日、色々あります。だからこそ、毎回『その子の一番良い状態』を基準にしてしまうと子供もしんどくなるので、『あ〜今日はあんまり乗らない日なのね』というぐらいで見守るようにしています。無理にやらせるのではなく、いつか気付く日があって、そういうタイミングを逃さないように、その為の対話をたくさん入れていきたいと思います。

そこからドリブルシュートをして、パス交換をして、ゲームという形でやりました。

シュートも一生懸命にやろうとする子は増えて、パス交換の時は『自分から誘う』行動も増えてきました。一回でも良いのです。子供にとって、初対面の子や違う学年の子に声を掛けるのはやっぱり勇気がいる行動なので、たった一回だから・・・ではなく一回でも自分から行動する事は認めていきたいと思います。

最後のゲームは全員が『目の前の勝利』に入り込んでしまっているので、ちょっとやり方は変えていく必要があると感じました。ミスを恐れて、負けを恐れてプレーしている子が多く、非常にプレーが臆病でした。うまい、うまくない以前に『ゲームが楽しい』という気持ちを忘れています。この辺りを次回から改善していこうと思っているし、このスクールが本当に良くなっていく為のビジョンは出来上がっているのでそこを目指してがんばっていきたいと思います!

様々な地域からの参加、本当にありがたい限りです!この良さを活かしていけるように今後も子供が主役になるスクールを目指したいと思います!!