一つの狙いを持って取り組む事 5月19日

今日の練習も、昨日のような形で行ったのですが、今日は守備の中で『マークの原則』と『インターセプト』について説明をまずは練習前に行いました。そして、練習でもそういった事を意識するように言ったのですが、なかなか一つの事すら意識出来ないのが今の現状です(%ショボ男%) 今日も終わってから三木コーチと話をしていたのですが、やはり練習を『うまくなりたい』と思ってやっている子が少ないと思う。今日も見ていたけど、コーチのアドバイスを注意ととる子が多いのではないかと思う。もちろん意識していない緩慢なプレーには注意をする。でも、アドバイスはみんながうまくなる為にやっている。それを自分の為に言ってくれているととるのか、『うるさいな〜』と思うのか?ここに大きな差があると思った。一人一人の目を見ながらやっていると、『この子の耳には入ってないな』と確実に分かるようになった。それだけ自分の気持ちがやろうとしているかどうか、となると怪しいのがみんなの姿勢だと思った。

何度も言うけど、『どんなメニューをやるのか?』ではなく、『どんな気持ちで取り組むか』なんです。その取り組む気持ちによって、成果は表れるものです。コーチがこれを意識して!と言ったらそれを意識しているのか?言われるのが嫌なら自分でより良い方法を考えてやっているのか?どちらもやっていない子が多いのです・・・うまくなる方法は自分がうまくなりたいと思う事です!!それをみんなが理解しよう!!

アップはマンツーマンの意識を高める為にボールを持たない相手を引き離されないようにずっと付いて行く鬼ごっこです。わずかでも気を緩めたらあ、っと言う間に相手は4mも5mも離れてしまいます。そうならないように、相手に自由を与えない為にも、基本であるマンツーマンのマークをしっかりとする、がんばる力はほしいと思う。

次に基礎をやってから4対2で攻撃をテーマにした練習をしました。そして、そこから守備のテーマに切り替えて、まずは『ボールの流れを見る・読む』事を意識させる為に4人で囲んだコーンを守る練習をしました。コーンにボールを当てられないように自分で守る形ですが、この練習が何をしようとしているのか?がまたしても考えていない守備陣でした。ただ、追っかける・・・それだけで試合になりますか??きちんと狙ってしないといつまでも追いかけて疲れるのは自分です。だからこそ、しっかりとボールを見て、相手の足を見て、ボールの流れを読まないといけない。こっちに蹴る、というのを先に判断出来れば相手よりも確実に数歩早く動けるんだから。サッカーって、100m走が速い選手よりも、一瞬の速さがある人のほうがいい選手が多いのは、それだけ考えて自分の特性を生かしている証拠だと思う。逆にそうしないといい選手にはなかなかなれないと思います。

次にハンドパスでのゲームをしました。狭い範囲の中でパスが来るのを予測して、見て判断してインターセプトをするのがテーマだったのですが・・・守備のメンバーは、まるで大会の試合をやっているかのように『守る意識』だけしか頭にないのです(%ショボ男%) テーマは何?マークの原則は?と聞くと考えていない子ばかり・・・・一つの事をテーマにしていても、やっている事は自分の思うがままのプレーばかり・・・そこに成果が出るはずがない。たまたまうまくいった???だから何???となる。そんなのは成果とは言わないんだ。それはただの結果。自分の中にも残らない意味のないものだ。練習とはそんな事をする為にやっているんじゃない。

最後は4対4のゲームをしました。そこでも、コーチの言う事は同じでした。マークの原則は?そのポジションでいいの??同じ事を言っています。なのに、前の子が言われても次の子が同じミスをする。みんなは自分に言ってない事は、自分には関係ないと思っているからだ(%怒る男%) 練習をやっていると、みんなが同じ状況でプレーをする。自分がやっていなくても失敗が起きれば一緒になって考えないと改善しない。自分だけで気付ける力があるならとっくにみんなは変わっている。それが出来ないから味方がいる。味方が気付いた部分を教えればいいんだ。チームとしてやろうとしていない。個人でサッカーは出来ない。味方を信用しない人間が人から信用されるのか??そんなの無理に決まっている。サッカーは信用するゲームだし、人を思いやるゲームでもある。味方のミスを怒るばかりでもいけない。信用するだけでも勝てない。相手がミスしてもカバーしてやるとか、味方が困っていたら顔出ししてやるとか、相手への思いやりでゲームは勝てるようになる。サッカーは人生で大切なものも同時に学べる。それを学ぼうとする必要はないかもしれない。サッカーが好きならサッカーだけをこだわってもいい。ただし、練習には

うまくなりたい

と思って来るように。来てから調子悪いとか、しんどいとか、カッコ悪い言い訳してないで、必死にがむしゃらにやってみよう!!必死にがんばる姿が一番カッコいいし、今やらない子が大人になってがんばれるはずがないのはずっと言い続けている。カッコをつける為にやっているのではないだろ?好きだからだろ?だったら尚更、がむしゃらになってもいいじゃないか!!うまくなりたい気持ちと好きな気持ち。この二つを本気で持っている子は自分が何をすればいいかも見えてくる。みんなはどのぐらいの気持ちなんだろうか????自分としっかり向き合ってみよう!!