昨日は水曜日で中区の勉強会という日でした。前回もそうですが、勉強というよりもファルコとしての自覚とか責任とかそういうものを持ってもらえるようにテーマを設定してやっています。前回は4月内の目標とか決め事を自分達で設定をしてもらいました。いわば、『グループ』での事でした。今回は練習でもメンバーを分けてやっている事もあって、個々がしっかりとやらないと一緒にがんばれないという事、自分のペースでやれる部分と合わせていく部分の必要性などを話しました。。。
今回は、きちんと部屋をお借りしてやりました。環境作りも非常に大切です。今回の話は個々の内面に触れるものだったのでいつものロビーでやると周りを気にしないといけないのもあって、発言に気を遣うのが分かっていたので部屋を敢えて借りて集中した時間としました(%笑う男%)

今回はかなり真剣に話をしました。当然ですが、実際に練習でも気持ちを出さないから、弱い部分が出ているからという事で基礎の練習を1年生とやってもらっています。それだけに『改善点』は必ずあるのです。でも、実際のこのメンバーのなかなか改善しきれないのは、『目標が抽象的、おおまかすぎる』のが原因であると思っていました。レポートを見ても、『ミスしないようにがんばります、集中します』とよく書いてありますが、そのがんばる、集中する為にどうすればいいかをいつも書いていません。だから、昨日でも具体的には?どうがんばるの?何をがんばるの?と質問すると止まってしまうのです・・・ここが一番の改善点だと思っています。元々技術がないわけではないのだから、常に気持ちを出していると思わせるように練習でも取り組んでもらいたいし、その為にはどうすればいいのか?を一緒に考えました。
『練習中はどんな気持ちでやってるの?』『人のいい所、改善したらいい部分って見てる?』など聞きました。人のいい所をしっかりと見れるのも、自分に取り入れたりするのに有利だしプラスです。自分の事を目一杯やるのは大切ですが、自分で自分の悪い部分って探すのは難しいですよね?だから、『人のフリ見て我がフリ直せ』と言葉にあるように、人のいい部分や改善点を見て、『あ!あれはいいな。。。俺もやってみよう!』とか『あれはやらないほうがいいよな』と自分で判断すればいいと思う。と話しました。

同じ2年生の事を全員の『もうちょっとここを改善すればいいのに・・・』と思う部分を全員分、お互いに言ってもらいました。これは悪口ではなく、各自がどう見ているのか?みんなが同じならやはりその子はそこを改善するべきなのではないのか、と思うからです。また、このメンバーがどれだけチームメイトを見ているのか?を知りたいのもありました。
すぐに出る子、考えないと出ない子、考えても浮かばない子、それぞれでした・・・でもここでも、『がんばっている』という曖昧な言葉が多くでました。これって、何を?といつも思います。いい言葉であるのは間違いないのですが、子供が子供同士であの子はがんばっている、と言う事をどうやって判断しているのかを知りたいのです。どこを見て、何を見てがんばっているのか?そういう具体的に意見を砕いていく事が自分の事を知る事にもつながると言いました。例えば、『僕は休みの日にだらけています』というのがあったとすると、『どこを見てそう思う?何を基準でだらけているの?』ともっと噛み砕いて考えれば、直すべき部分は簡単に出てくると思うのです。

今回は、個人で生活面とサッカー面の『出来る事』と『しないといけない事』に分けてそれぞれに出してもらいました。個人の改善点を自分で知り、仲間に意見ももらいながらさらにやるべき事を具体化していく。そういう時間にしました。これを続けていき、最後には自分でどんどん考えていくようにしてほしい。サッカーも生活も、与えられた事だけをがんばっている子、がんばろうとしている子は、必ずしんどくなります(%ショボ男%) 自分で考えて行動出来る子はやはりみんなに頼られる人間になります。一人の人間として、みんなと合わせるだけにはなってほしくない!せっかく個性という自分にしかない部分を人は持っているのだから、それを生かすように『自分自身を知る』ようにしてもらいたいです(%笑う男%)
また2時間以上話をしました。そのテーマが終わればたわいもない話で盛り上がります。やる時はやる。メリハリのある人間になってきました!中区のメンバーも今、少しずつ前に進んでいます。それをサポートし、伸ばし、みんなを引っ張る人間にしたいと思います。人の前に出るとか前を動くのが苦手な子もいますが、苦手だけでやらないようでは苦難は乗り越えられません。気持ちの強い人間になり、誰が何を言おうと貫く心の強さを持ってほしいし、ファルコはそういう理想のもとでやっている事をメンバーの全員が理解をしてくれるようにこれからも、様々な方法で伝えていきたいと思います(%笑う男%)
