昨日のスクールでは自分はコーチとして最も大切な『声掛け』を意識してやったと言いました。声掛け一つで将来のある子供の可能性を引き出したり伸ばしたり出来ると思う。でも、それをするには本当に頭で分かっていてもいざやるとなるとなかなかうまくいかないものです。どうしてなのか?やはりマニュアルがないからだと思う。子供はもちろん人間は十人十色と言われるようにみんな顔も性格も違います。そんな違いを『個性』としてまずは受け止めないといけない。みんなに、『明るく元気よく声を出そう!』と言っても苦手な子は必ずいる。そういう子に無理にみんなに合わさせると個性が死んでしまう事もある(%ショボ男%) ただ、逆にチームやグループでやっているだけに自分勝手ばかりではいけない(%怒る男%) みんなで決めた事はしないといけないし、みんなに迷惑を掛けないようにしないといけない事だってある。例えばそれが自分の苦手な事だとしてもある程度はしないといけない事だってあると思う。それが『ルールを守る』事だと思います。個性がバラバラのみんながそれぞれに好き勝手なルールを決めたとしたらうまくいくはずがない。周りに合わせる『協調性』というものも必要だと思う。それが『チームの中での自分』であり、社会では『人との付き合いの中での自分』を作る中で重要な事になる。人が困っているなら助ける・・・そういった当たり前の事が感じ取れる、または手を差し伸べる事が出来る生徒を、人間を育てたいのが理想です(%笑う男%)(%笑う男%)

そして昨日はスクール(小学生)にも、自分は『やろうとする気持ちにさせる』事をテーマに指導しました。ゲームの準備にも3年生を手伝わせる事はうまくいきましたが、その後にも少しいつもと変わった自分で声を掛けました。
それはいつものようにコートは自分達がしたい広さで作ります。昨日も本当に広く設定するのが楽しいみたいで11人が入っても試合が出来るような大きさを作りました(%ニコ男%)(%涙%) 4対4の人数でそんな大きさにするとしんどいのは目に見えています。現に今までも同じようにとにかく大きいコートは作るものの、いざゲームを始めたら動かない子がよく目に付きました。だから昨日は少し自分で変えました。作り終わってからゲームを始める前に全員を集合させて、
『今日もみんなで協力してくれてありがとう!大きさ素敵なコートが出来たなぁ!でも、コートが大きくなったらどうなるんかな??』と聞くと、
『しんどくなる!!』と子供達の声。
『そうだろな〜。でもそうなるように作ったのは誰かな??』
『自分達です!!』と。コーチを始めた頃の自分なら、ここで『作り直しなさい!』と言ってたか、もしくは自分が作り直していたでしょう・・・4人に合う大きさに・・・。でも、それでは楽しさがなくなってしまうし、子供の考えも尊重出来ていないと思いました。だから昨日は、
『よし!じゃあ、せっかく作ったんだしがんばろうか!ただし、自分達で作ったんだからしんどくて動かないような子がいたらゲームはやめるよ』(%笑う男%)
と言いました。すると、いつにも増して全員が人数には合わないコートでも目一杯走りきっていました。もちろん全員終わったら息が切れてましたけどね(%ニヤ男%)

だけど、これで来週は今日よりも小さくコートを作ると思います(%ニヤ男%) 経験して気付いたはずですから(%笑う男%) これなんだろな〜コーチがする役目は。と思いました。何でもかんでも先回りして手伝えば子供は考えるチャンスすら失ってしまう。そうなってはそれこそ『個性』なんてない人間になってしまう(%ショボ男%) 考えさせる事は『責任を与える事』でもある。そしてもしもそれが失敗したとしても何かを得たとすれば『次につながる成功』だと思う。
自分がそうでした・・・いつも子供に先に答えを教えてしまうような指導だった。『分かるやろ?』と理解まで押し付けているような・・・(かなりひどい指導者だったと思う(%ショボ男%)) だから、子供は考えるではなく、やらされる選手になってしまっていた。知識を無意味に出す。そんな指導は『自分はこんなに知ってるんだぞ!』という自己満足に過ぎない話で、かつては自分もそうだったんだと冷静に振り返ればそう思う(%痛い男%) 本当に今思えば恥ずかしいのですが、自分もそうやって失敗をしながら気付いた一人です。だから、同じ失敗をしない!子供に言ってるように自分もこれからはもっと子供が考えるチャンスを持てるようにしたいと思う。考える事は責任を持つ事。失敗や成功よりも、もっともっと重要な事です(%笑う男%) 自分はそこに気を付けながら子供からの意見などもたくさん聞けるようにしたいと思います(%笑う男%)
