今日は久しぶりに昼間の練習でした。天気も晴れて良かったです(%晴れ%) 今日の練習は『ファーストタッチ、個人で考える』をしました。昨日、作陽に行って感じた事でコーチに言われた通りにしかしようとしない、出来ない子が増えています。これはファルコの生徒だけでなく、今全体がこうなってきている。だから、失敗しても『そこに考えがあったのか?』が大事です。これから特にそこを重点的にしていきたいと思います。まずはアップからリフティングをし、基礎までしっかりと一つ目のタッチ(ファーストタッチ)を意識してやりました。

基礎の後、いつものように二人組でのリフティングをしましたが、今日はファーストタッチのテーマだったから距離を遠くしてリフティングしました。しかも、2タッチまでの条件だったので、ファーストタッチをミスすれば次が出来ない状況でした。写真の佳吾くんの姿勢はとてもいいのが、力も入っていないし顔が上がっている。今日でリフティング記録を90連続に伸ばした佳吾くんはやはりこういうリフティングにかなりの余裕を感じられます。力むとどいしてもボールは跳ねてしまうから、いかに自然体でやれるか、と顔を下げないのがポイントですね。

次は3人組で判断してからのトラップを練習してから、1対1の形からシュートするようにしました。ここでも、まず『自分が欲しいスペースを作る』事が大事。何も見ずに、考えずにもらおうとしても試合では潰されてしまう。だから、欲しい場所は最初に空けておいてから、ファーストタッチでそこへ運ぶのが理想です。そうするには、もらうまでの相手との『駆け引き』が重要になります。自分はこうしたいからこう動く。と言う意思表示からまずはスタートしていきたいと思います。

シュートともう一つは、3方向からのDFがいて、ボールが出た瞬間に寄せてもいいし行かなくてもいいルールです。ボールを受ける子は空いたスペースをもらう前に確認し、DFがいない方向へファーストタッチしていきます。抜けたらラインまで全力でドリブルする練習をしました。ここでも、目だったのがミスしてから『あ!』と動きも頭も止まってしまう子がたくさんいた事。その意識でやると、どうしても『ただの練習』になってしまう。練習でうまくいったらいいや!となってしまう。それは違うしやはり試合で結果を出す為に練習はやるのだから、失敗してもやり直す、続ける気持ちが今のみんなに欲しい。失敗するな!!なんて言っていない。言っているのは『失敗に対して考えろ』と言う事。ミスして笑っているのは問題外。やろうとしないといけない!

シュートにも、もっと気持ちを込めてほしい。今日のルールはDFは追いかけてこない。フリーだし、余裕がある。だからゆっくりやる、では意味がない。出来ない事はまずゆっくりして覚えるのは分かるけど、余裕がある状況に甘えてしまってゆっくりしていては自分が成長しない。最低限の条件の中で最大限の成果を出すには『個人の意識』しかない。たとえ成功した時にでも『今のは強い相手には通用していないかも』ぐらいの意識で臨まない限り、強くなれない。今は『たまたま勝つチーム』ではなく『しっかり自分達のリズムで勝つチーム』を作りたい。それには個人の意思が必要。この意味を全員が理解してほしいと思う。やらされたサッカーはつまらないだろうし、やらせるサッカーもしたくない。自分達のチームは自分達で作る意識でやるように!!