絶望の国の幸福な若者たち

あけまして随分立ちますね。おめでとうごぜーます!

さて、仕事上・研究上でも読まないといけない本がたくさんあるのに、
思わず浮気して、今少しずつ読んでいる本があります。

それが、タイトルの本「絶望の国の幸福な若者たち」です。

著者は社会学者なのですが、これがなんと26歳!!
もうすでに年齢でビックリする感じですが、これがまたむっちゃ面白い!

「こうした不安定な時代の中で生きる、今の若者は不幸だ!」

というのが、一般的なイメージと思われやすいですが、
実は、データとして20代はそこまで不幸を感じていない。

それは何故か?そもそも、本当に不幸なのか?
という事を様々な観点から分かりやすく書いています。

あと、中年やご老人が「今の若者がどうだとか・こうだとか」、というのは、
論説から小言まで嫌なくらい聞かされてきた話ですが、

これは今に始まった事ではなく、
もう明治頃からずっと言い続けている事なんですって!
しかも、結構言っている内容は、今と変わらない(「学力低下」だとか「モラル」だとか・・・)。

つまり、歴史は繰り返され続けているという事。

そして、もっと驚きは、
そもそも「若者」という言葉自体がこんな世間一般に使われだしたのって、
つい最近の、それこそ70年代に入ったかららしいんですよ!

それまで(〜60年代)は、「青年」という言葉がポピュラーだったそうな。

まぁ・・・1章読んだ程度ですけどね(笑)

この26歳の研究者、まさしく今風のイケメン?という感じです。

イクメンになる非イケメンな僕からすれば、頭も良くてカッコ良いって、
確実に嫉妬の対象ですが(笑)、

でも、これだけの内容を本で出せるというのは、
実力・運・才能も含めて本当尊敬出来ます。
学べる事が多い本です。

是非、お勧めしたい一冊です。