夏トンボ出そろう(平成22年7月7日)

ありもと@孟子です。。 みなさんこんばんは。。。

6月14日以来、孟子に行けていませんでした。
週末にさまざまな所用が重なり、初夏のデータがとれない
まま、7月7日開園日。データを取るために孟子に向かい
ました。

6:00
孟子不動谷到着です。
公園に行く時間に家を出ると、この時間に孟子につきます。
すっかり夜は明け、とんぼ池の上空を大型のヤンマが飛び
交っています。

個体数の多いのがヤブヤンマ、そこにマルタンヤンマと、
この時間にしては珍しく、サラサヤンマも混じっています。
ニイニイゼミも鳴き、孟子不動谷はすっかり夏になっていま
した。

クマノミズキの花も終わり、緑色の果実が膨らんでいます。
こんにゃく座のそばでは、山案山子テラスの巣箱から巣立
ったシジュウカラの巣立ち雛が賑やかにしています。

アカトンボの羽化が始まっています。
とんぼ池ではマユタテアカネとネキトンボ、丸嶋水田ではア
キアカネの羽化を確認しました。
2号池には、真っ赤に成熟したベニイトトンボが見られ、漸
くトンボの個体数も増えてきました。

ケキョケキョケキョケキョ・・・
一斉に山が鳴くように響くウグイスの谷渡り鳴きに促されて
小川さんの家の裏のスギ植の中からハチクマが目の前に
出現しました。
♀です。
今シーズン孟子で♀を確認するのは今日が初めてです。
昨年までの淡色タイプの個体から、今年は暗色タイプの個
体に入れ替わっています。
道理で今年の出方が変なはずです。
そろそろ雛が孵化するころでしょうか??

ヒリリ ヒリリ・・・
上空をヒナ連れのサンショウクイが飛んでいます。
今日は上空を飛び交うだけで、降りてくる気配はありません。

クロツグミとオオルリが歌っていますが、もしかしたら歌の主
は、今年生まれの幼鳥かもしれません。

天堤池の南側の山塊では、キビタキのヒナ連れに出会います。
6月14日もこの地点でヒナ連れに出会いましたが、あれから
3週間以上もたっているので、また違うペアが巣立ったのでし
ょう。
斜面を登って目をこらすと、今回は漸く何度か、尾羽と風切に
筆毛の残る巣立ち雛の姿を捉えることができました。

天堤池の堤で立っていると、すご傍らを成熟したアオヤンマが
過ぎていきます。
ありもとは未確認でしたが、今年は結構アオヤンマが確認され
ています。
昨年も6月22日に確認しており、来年は羽化を確認したいも
のです。
県下でも生息地の極めて極限されたヤンマなので、なんとか
未来遺産の地で、繁殖をはじめてほしいものです。

ドドドドド・・・
炭窯の南谷の森の中から、ヤマドリのドラミングが響いています。

今年初めてトンボの確認数が20種を越え、年間通算出現種数
も30種を超えました。

なんとか夏のトンボのデータが一通りとれ、ほっとしました。
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<鳥類>
カワウ、ハチクマ、ヤマドリ、キジバト、アオバト、ホトトギス
カワセミ、コゲラ、アオゲラ、ツバメ、セグロセキレイ、サンショウ
クイ、ヒヨドリ、キビタキ、オオルリ、サンコウチョウ、クロツグミ
ウグイス、センダイムシクイ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ
メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシボソガラス
ハシブトガラス
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<トンボ類>
キイトトンボ、ベニイトトンボ、クロイトトンボ、モノサシトンボ
オオアオイトトンボ、ホソミオツネントンボ、ハグロトンボ
ヤマサナエ、サラサヤンマ、アオヤンマ、ヤブヤンマ、マルタン
ヤンマ、ギンヤンマ、ハラビロトンボ、シオカラトンボ、オオシオ
カラトンボ、ショウジョウトンボ、アキアカネ、マユタテアカネ
ネキトンボ、コシアキトンボ、チョウトンボ
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