巣立ち(平成22年6月14日)

ありもと@孟子です。。 みなさんこんばんは。。。

今日も午後からわんぱく公園に行く用事があるので孟子
でおれるのは午前中だけです。
7:30
孟子不動谷に到着します。

トットトケタカ!! トットトケタカ!!
ホトトギスが叫び声を挙げながら飛びまわっています。

ピピピピピピ・・・
♂の囀りの間に、♀の叫び声も混じります。
ホトトギスの声が賑やかになると、孟子はいよいよ夏です。

昨日入梅宣言が出て、昨日は1日雨でしたが、今日は朝
から、うすぐもりの天気です。

ゴゴッ ゴゴッゴッゴ ゴゴッ ゴゴッゴッゴ
♀のフクロウが鳴いています。
時間は8:15です。

天堤池北側の山道沿いのキビタキが巣立ちました。
先週まで楽しませてくれた那賀寺石灯篭のオオルリのヒ
ナも、6月8日に無事巣立ち、今日はオオルリは静かです。

そのオオルリの巣立ちに約1週間遅れで、キビタキが巣立
ちました。
チィー チィー
金属的なヒナの声をたよりに探しますが、全くどこにいるか
わかりません。
時折親が餌の持ってくるのか、数羽が一斉に餌乞の声をあ
げるのですが、コナラやヤマモモの葉にさえぎられて声のす
る地点を見通すことができません。

これが森林性の小鳥の特徴なのです。
結局1時間近くさがしましたが、警戒して出てきた♀を1度見
ただけで、ヒナの姿は見出すことができませんでした。

キビタキを観察中、周辺の小鳥たちが次々と姿を表します。
サンショウクイ、サンコウチョウ、コサメビタキ、クロツグミ、
センダイムシクイ・・・
それぞれに特徴的な囀りを響かせながら、コナラ優占の雑木
林の枝間を渡っていきます。

結局キビタキはここのほかに、きみひろ池沿いの林と、炭窯
の南側の林の3ケ所で巣立っていました。

夏鳥の巣立ちもどんどん始まりました。
そんな中、山案山子テラスの巣箱ではシジュウカラが2回目
の育雛中です。
ツピッ シャカシャカ・・・
観察するありもとを警戒するように鳴きながら、次々と嘴に昆
虫を咥えて現れ、巣箱の中に飛び込んでヒナに給餌したあと、
白い大きな糞を咥えて飛んでいきます。

野鳥たちは例年通り繁殖暦が恙無く進みますが、昆虫の方
が停滞気味です。

もうこの時期にはたくさん飛んでいるべきウラゴマダラシジミが
、今年はまだチラホラとみられるだけです。
この傾向は孟子だけではないようで、ありもとの知り合いの蝶
屋さんの話だと、大阪北部でも、ウラジロミドリシジミやヒロオビ
ミドリシジミの羽化が大幅に遅れているそうです。
その人の話によると、今年のような低温の初夏が30年前にあ
って、その時もゼフィルスの羽化が遅れたそうです。

やはり自然のサイクルは、最低30年くらいはとらないと役に立
たないようです。
ありもとの孟子調査も、まだまだ年数がすくなすぎるのです。
そういう意味でも未来遺産指定はとてもありがたいことです。

来週、再来週は用事があって孟子には来れません。

7月、孟子を訪れるときは、虫はどれだけ進んでいるでしょうか?
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<鳥類>
カイツブリ、フクロウ、キジバト、アオバト、ホトトギス、カワセミ
コゲラ、アオゲラ、ツバメ、キセキレイ、サンショウクイ、ヒヨドリ
コサメビタキ、キビタキ、サンコウチョウ、クロツグミ、イソヒヨドリ
ウグイス、センダイムシクイ、エナガ、ヤマガラ、シジュウカラ
メジロ、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、ハシブトガラス
ハシボソガラス
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<両生爬虫類>
ニホンアマガエル、シュレーゲルアオガエル、ニホンアカガエル
トノサマガエル、ウシガエル
ニホンカナヘビ
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<トンボ類>
クロイトトンボ、モノサシトンボ、ヤマサナエ、タベサナエ
ヤブヤンマ、クロスジギンヤンマ、コヤマトンボ、ハラビロトンボ
シオカラトンボ、オオシオカラトンボ、ショウジョウトンボ
コシアキトンボ、チョウトンボ
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