スペイン巡礼の道「サンティアゴ・デ・コンポステーラ」情報収集♪

日々四国遍路をしておりますと、

最近ヨーロッパ系の方が多くなったと感じています。

しかも殆どが歩き遍路です(一部、自転車&自動車遍路)。

2番・極楽寺のご住職曰く

「とりわけスペイン人が多い」とのことです。

その理由はどうやら、

スペインにも四国遍路と似たような修行の道があると聞き、

ずっと気になっていました。

以前BS番組でこの巡礼の道が紹介されていて・・・

更に日本語でのその巡礼路の紹介HP(下記)を見つけて、

今日・21日に東京で概要をさらっと教えて下さる

セミナーがあるということで参加してから、

大阪に戻って来ました。

サンティアゴ・デ・コンポステーラはエルサレム、

ローマに並ぶキリスト教の3大巡礼地の一つだそうです。

キリストの弟子である「聖ヤコブ」のお墓がそこにあり、

巡礼者はそこに向かって徒歩・自転車などで向かいます。

以前見たBSの番組を見て感じたことは、

古今東西、人間が求めるものや本質は変わらない・・・

ということです。

国や民族、場所は違っても、

真(まこと)の道を前に向いてちゃんと歩んでおりますと、

得られるもの・捨てられるものは同じのように感じました。

それにクリスチャンでなくても(どんな宗教を信じていても)

誰でも巡礼が出来、最後「巡礼証明書」等が

貰えるということです。

一方、四国遍路とスペイン巡礼と大きく違うところは、

巡礼は片道の修行(自分の家や自分がスタートと決めた地点から、

ゴールであるサンティアゴ・デ・コンポステーラに行ったら終わり)で、

四国遍路は、自分がスタートと決めたお寺から、

88ヵ所のお寺全部回ったら終わり・・・ではなく、

自分が「終わり」と決めるまで、

何周もぐるぐると周り続けるということです。

同じ道をぐるぐる周り続けるのは、

一見非効率で無意味な感じがいたしますが、

人間死ぬまで修行(成長)・・・

日本人の【道〜DOU〜の精神】に即しております。

(だから、お四国参りは「四国巡礼」とは言いません「遍路」です)

あと細かい違いは、四国遍路の場合は、

通過(チェック)ポイント「88ヵ所のお寺」と決まっていますが、

スペイン巡礼はざっくりとしか決まっていないということです。

四国遍路では「納経(ご朱印)帳」を持ちますが、

スペイン巡礼ではスタンプ帳のようなクレデンシャル(巡礼手帳)を持ち、

徒歩巡礼の場合は、ゴール手前の100キロから、

自転車などの乗り物の場合は200キロ前から、宿泊施設やお店など、

巡礼道沿いのいろんなところに置いてあるスタンプを

1日2個以上押してもらう必要があるとのことです。

なお、巡礼用の服装はスペイン巡礼では特に決まっていませんが、

ホタテ貝に十字架のような赤いマークをつけたものを

見えるところにぶら下げておくと、

周りの人たちは「この人は巡礼者やな」と

一目で分かるようになっているそうです。

四国遍路で言う「遍路宿(泊まるところ)」も、

結構安価なところが充実しているそうで、

地元のボランティアの方々があらゆるサポートを

巡礼者のためにされているとのことです。

この巡礼路のうち、スペイン国内の道は、

1993年に「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」として

ユネスコの世界遺産に登録されています。

私も今世、生きている間に一度、

スペイン巡礼に行ってみたいのですが、

行き帰りだけで3日かかり・・・

体力や言葉、食べ物等の心配もあり・・・(^^;)、

ここしばらくはお四国参りを極めたいなと

思っています(^人^)☆

【NPO法人日本カミーノ・デ・サンティアゴ友の会 公式HP】

http://camino-de-santiago.jp/