先日、車検を受け終えた時、整備士のお兄さんに

『後ろのタイヤにヒビが入ってて、長距離・高速ドライブで

パンクする可能性があるから、変えた方がいいですっ!』

と断定され、それ系に詳しい叔父に相談しますと、

以前、中古のタイヤを2個購入した、

自動車の廃棄物処理工場でまた変えたら安いよ〜(^0^)と言われ、

また行ってみましたぁ〜!!!

今回は、中古でなく、新品をゲット♪

新品でも1個7000円で、14000円+消費税で済みました。

さすが小型&大衆カーのホンダのフィットちゃん☆

燃費もええし(高速では1リットル20キロ超えますし♪)、

タイヤも小さくて安い!!!ほんと、いい車です(^○^)!!!

タイヤを替えて頂いている間、

その工場を見て歩いていました。

高級車から軽自動車まで・・・

はたまた、めっちゃ使いふるされた車から、

「え!?まだ新車ちゃうん!?」という一見キレイな車まで

どんどん廃棄されていきました。

廃棄され、粉々になる前に、その工場の方々が、

まだ使える(=リサイクル出来る)部品を取り出し、

それを安価で私のような一般の方にもお譲りされています。

また、粉々になった車も、鉄などの素材に分類され、

それぞれの用途に合わせて、リサイクルされていくようでした。

明治時代の、私たちの国・日本の産業革命以後の

大量生産・消費時代が、様々な矛盾や問題を起こした負の遺産を

このような業種の方々が、江戸時代以前の、わが国のいい文化

(=「もったいない精神」・・・物に対する感謝の気持ち)を支えているんやなーって

とっても感動いたしました。

また思ったことがあります。

私は、廃棄されている全ての車が

“人の亡骸”のように見えたのです。

まだそれらの車が道路を走っていた時代(=生きていた時代)、

うん千万する高級車で、ブイブイいわしていても、

うん十万の軽自動車で、のんびり走っていても、

結局、たどり着く場所は、同じ場所・・・つまり“死”なんですよね。

『平家物語』冒頭部分・・・

祗園精舎の鐘の声、
諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、
盛者必衰の理をあらはす。
おごれる人も久しからず、
唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、
偏に風の前の塵に同じ。

・・・祇園精舎の鐘の音には、
諸行無常すなわちこの世のすべての現象は絶えず
変化していくものだという響きがある。
沙羅双樹の花の色は、
どんなに勢いが盛んな者も必ず衰えるものであるという道理をあらわしている。
世に栄え得意になっている者も、その栄えはずっとは続かず、
春の夜の夢のようである。
勢い盛んではげしい者も、結局は滅び去り、
まるで風に吹き飛ばされる塵と同じようである。

たしか高校の時、古典の授業で勉強した

この文章が、今、とても心に響いています。

だから、ブイブイ欲にまかせて

警察に捕まるとまでいかなくても

奥様や子どもなどの、まわりの人たち、地球環境などに対して

いろんな罪を、こっそり&堂々と犯している人たちを見ると

「あはれ」にしか思えないのです。

・・・短い文章ですが、上記の文章の意味を心から

理解できる人と出来ていない人の生き方は

雲泥の差があります。

また、それが顔に出て、その人の“氣”となって出てきます。

私たち日本人としての原点・・・『もののあはれ』

これをまず、この人生の修行の中で、ちゃんと理解した上で、

自分自身にとって『損か得』かではなく、

自分自身、そして自分以外の人を始め、地球上全てのものにとって

『善か悪か』という指針で、一分一秒を生きることが

今の時代だからこそ、求められているのではないでしょうか?

私自身もそうですが、人間は、煩悩のかたまりで、

なかなかそんな生き方は出来ませんが、

そのように、一分でも生きれるように努める、

人生の修行が必要だと、最近ひしひしと感じています。

やっぱり、これからはそんな生き方でないと、

“本当の幸せ”は掴めない時代に入ったと思います。

2月20日の松原市倫理法人会での講話に続き、

24日は、千里中央倫理法人会でも講話をさせて頂き、

自らの四国お遍路体験談を通して、上記のようなお話を

させて頂きました。

(なんと、24日は講話中、みなさまのご要望があり

ずっとお遍路のコスプレで講話デシタ・・・笑)

その時、右の写真の掛け軸を2本、

前に掲げて講話させて頂きました。

この掛け軸は、父方の祖母が生前

四国88箇所お遍路さんを2周バスで行き、

西国33箇所も一周周られた時、作ったものです。

昨年末、叔父が亡くなり、大橋家の一族メンバーで

私以外にこれらの掛け軸(=遍路旅)に興味のある人が

いなかったので、私のものになりました。

このおばあちゃんの掛け軸は、

おばあちゃんの遺志・意志で、私が持つように

なったような気が何となくします。

この掛け軸は、おばあちゃんからの“命のバトン”だと

私は捉えています。

おばあちゃんをはじめ、私のご先祖さまに恥じない

生き方をし、家族・身内の生成発展、そして八尾・大阪・日本、

そして世界のよい発展に貢献していかなアカンなぁ〜と

その掛け軸を眺めながら、ひしひしと感じています。

3月2日からは、少しですが、また四国お遍路旅です(^0^)。

新しくなったタイヤと共に、また、新たな自分自身や

いろんな方々との出会いに、とってもワクワクしています。

おばあちゃんの掛け軸も持っていこーっと(%笑う女%)(%ハート%)