私の『経営(人生)哲学』にはっきり気づけた、瞬間でした。

友達から「ビッグビジネス話があるねん!私はうまく

伝えられないから、尊敬するおねんさんに説明してもらうわ〜」と

とてもニコニコ&エキサイトして電話がかかって来ました。

友達が勧めるねんからと、その説明を聴きに行きました。

見知らぬおねえさんが、ニコニコ&間髪入れずに

そのビッグビジネスやらを熱弁して下さりました。

お話を聴いてて、そのおねえさんのお話の仕方が

めっちゃすごいなーって思いました(^^)。

そのすごさを言葉では上手く伝えることは難しいですが、

今自分自身がやっているビジネスがいかにいい

(=メリットある=儲かる)か、本とか新聞記事

(しかも一番信頼度のある『日経』!)ありとあらゆるモノが

次から次へとカバンの中から出しながら

弾丸のようにお話されるのです。私がどう考えているなんて

いっこも聞いてくれません(笑)。

そんなおねえさんを見てて、ふっ・・・と

1年くらい前のことを思い出しました。

「四国お遍路に行きました」と

このブログや人様にお話したりしておりましたら、

宗教の勧誘が来たんです。しかも同じ宗教、2回。

別の人たちです。

んもー、これには超ビックリ(笑)。

2回とも、お2人で来られまして、両方とも女性の方。

そのうちお1人は私の知人で、もうお1人はその知人の先輩・

私の知らない方で、よりその宗教に詳しそうな方でした。

その知らない方が、ニコニコ&間髪入れずに

某宗教と比べたり、ありとあらゆる資料を出しながら、

いかにその宗教がいいのか熱弁をふるっておられました。

私が「宗教は興味がないんです」という態度を見せますと、

今まで相槌しかしていなかった知人が

急にお話されはじめ、知らない方の「援護射撃」をされます。

私はその方が「四国お遍路は意味が無い」と

「四国お遍路に行って良かった!」と思っている私に

おっしゃた瞬間、もう話を聴くのを止め、さらっと流して

最後にしっかり断って帰って来ました・・・2回とも(笑)。

(その方々「今から宗教の勧誘に行きます」なんておっしゃらずに

「久しぶりに逢いたいなーって思って。友達もいてもいいかな?」って

言われたんで、勧誘を受けるハメに・・・2回とも・笑)

私は、この日本は『信仰の自由』が保障されておりますし、

人に迷惑をかけない、人を幸せに導く宗教は

どんなものでもOKだと思っています。

だけど、私と一度も会ったことがない人がイキナリ

「四国お遍路は意味が無い」と人の心に土足で

踏み入れるような迷惑行為をされたような気がしまして、

私は少しひどいなーって思いました。

意味が無いと思った人は、そう思っていてもいいって思うんです。

だけど、意味があるって思っている人に(特に見知らぬ人には)

それを言ったり、批判してはいけないと思うんです。

私が四国お遍路に行っても、その知らない方には(知人にも)

何も関係性が無いですし、何も迷惑かけておりませんから・・・。

ま、ご本人さんが、「四国お遍路は意味が無いのが真理だ」と

思って疑っていない感じでしたので、

私は「そうですか、無いんですね」って、さらっと流しておきましたが(笑)。

いくら議論しても平行線ですからね。

別に平行線でもいい人たちですから・・・私にとっては。

100%の人に、私の価値観をご理解して頂けるのは不可能なことですし

ばっちり『合う人』なんて、そんなにおられませんからネ。

面白かったのが、2組とも、全く同じ話の流れだったんです。

そこには『勧誘マニュアル』が存在するかのような感じでした。

そのマニュアルにはもしかしましたら、

「神社仏閣(遍路)に興味がある人を勧誘した方がいい」とでも

書かれていたのかも知れませんね。

話を「ビッグビジネス」に戻します(笑)。

その勧誘っぷりが、上に書きました宗教の勧誘と

めっちゃそっくりだというコトに気づき、

「ああ。人を説得するのは、このような方法が効果的で

一般的なんやなー。それが宗教であってもビジネスで

あっても同じなんやなー」ってものすごく

いい勉強をさせて頂きました。本当にありがたかったです。

さすがに1時間以上も弾丸のような話が続き、

ちょっとストレスになって来ましたので、

私が「すいません。時間が来ましたので、帰ります」

(本当に用事があったのですが)

と言いますと、今まで横で相槌打っていただけの友達が

イキナリ知らないおねえさんの「援護射撃」を始めました。

ほんと、宗教勧誘と同じで、メッチャすごかったです(爆)。

私は、その知らないおねえさんがおっしゃったこと

一つだけ「私は違う」と思いました。

それは、おねえさん曰く・・・

「これからの時代、様々な理由(一つのビジネスがぽしゃっても倒産しない、等)

で、様々なビジネスを展開した方がいい。」

これは私とその方の『仕事観』の違いなだけであって

その方の価値観を否定するつもりはさらさらないんです。

むしろ複数のビジネス部門を立ち上げておられる方の方が

多数派だと思います。

私は、尊敬する先輩方の後ろ姿を見て、

一つの事だけを『職人魂』を込めて

打ち込んで仕事して行きたいって思うようになりました。

つまり私がしたいことは「8ページの『冊子型名刺』作成を

中心としたステキな営業ツールの企画・製造・販売」なんです。

副業的に、その方がおっしゃるような「ネットワークビジネス」は

そんな私の経営哲学には存在しないんです。

私は、「ものづくりの町・八尾の子」ですし、

人様が作ったものを売るのではなく、

自分自身で魂込めて、お客さまと協働作業で

作ったものをご提供したいんです。

ここは、どなたに何と言われようと、曲げるつもりはありません。

その友達は、私の為を思ってそのビジネスを紹介してくれたので

感謝してはいるのですが、価値観の違いで、

お断りさせて頂きました(ー人ー)☆

今回の件で、すごく良かったのが、

私って、ちょっとは「経営(人生)哲学」、

持ってたんや〜(^^)♪

ということに気づけたことなんです。

自分自身の生き方、考え方(=哲学)さえ、

ちゃんと持っていれば、例え人様が甘い誘惑(?)を

持って来ても、それに負けることがありません。

目先の『欲』『利益』『誘惑』に惑わされない・・・

先日のブログにも書きましたが、自分自身の真の心に沿った

生き方をして行きたいんです。

(まだまだ不完全ですが)そんな哲学・価値観を持つことが出来たのは

やはり、中小企業家同友会や商工会議所、八尾中央産業クラブ、

そしてNPO団体等で出逢った、ご経験豊かな人生の先輩方の

おかげであることは間違いのない事実です。

たくさんの先輩方のご経験を教えて頂くことによって、

私は何も失敗することなく経験値が上がり結果、

どれだけ多くの失敗を回避出来ているのか・・・

最近、そんなことを感じておりまして、

一人、感謝の涙を流しております。

そんな先輩方に私は、ご恩を受けるばかりで、

何も恩返し出来ていない状態で

申し訳ない気持ちでいっぱいですが、

感謝することだけは、いつまでも忘れないでいて、

ちょっとずつ、返していきたいです。

その為にも、もっと人としても、経営者としても

切磋琢磨し、レベルアップしていきたいです(^^)。