励ましてくれていた『腕時計』

前回の靴に引き続き、今度は腕時計がピンチです(>_<)!

もう11年も愛用している腕時計。

これは、私が通っていた短大(大阪芸術大学短期大学部)を

卒業する時、学科内で一番成績が良くて、

主席卒業の記念に頂いたものなんです。

ところが、11年も毎日愛用していますと

防水加工が機能しなくなり、時計はめてチョット手を洗っただけでも

どっかから水が入り、時計のガラスが曇ってしまうんです(ーー;)。

しかもその曇りが最近、取れなくなってきました。。。

とうとう時計屋さんにも「修理不可能」って言われてしまいました(号泣)。

大学時代、私はクラブ活動もせず、コンパにも行かず(笑)

ひたすら勉強していました。

大学での勉強が一番面白い!と感じていた時代でした。

好きな勉強を存分にさせて頂き、しかも主席卒業出来、最高の時代でした。

ところが、短大卒業後・20歳から、私の人生は下降してきました。

正に『人生山あり谷あり』状態(笑)。

3年次編入した4年制の芸術大学の同級生や先生に

馴染めない・・・という試練の時代がありました。

一回生から一緒につるんでてみんな仲良しだった30人程のクラスに

イキナリ私だけ三回生になって、ポッ!と入ってきた状態でしたので、

若すぎる私はどうやってその輪に入ったらいいのか分かりませんでした。

特に一人の大学教授の方と合わなくて、

その先生の授業の時は、いつもどうすれば分らなくて

一人、イライラして、泣いていました。

後になって、「世の中には合わない人がいる」という事に気づき

ラクになりましたが、その時は、合いもしないのに必死で

合わせようとして余計な苦痛を抱えていました。

そんな私を癒してくれたのは、京都の美しい風景でした。

一人お弁当を持って、自転車で京都の町を

ニコニコしながら走っていました。

通学は毎朝『京阪特急』を愛用していました。

京橋駅から出町柳駅までの片道45分、私はそこで

いろんなことを考え、一人、しくしくと泣いていました。

不器用な私を優しさで包んでくれた京都の町と京阪特急・・・

だから今も私はそれらが好きなんです。

2000年に無事大学を卒業したのですが、

就職氷河期の時代で、希望に沿った就職先が無くて本当に悩みました。

そして短大時代からアルバイトしていた

某大手企業が経営するお子さま向けの

百貨店屋上のゲームセンターで働き続けました。

ここでの経験は、今の企業家の基礎になっている部分もあり、

いろいろ楽しかったけど、辛いことも多かったです。

『ずっとこのままではいけないというのは分ってるんやけど、

どうしたらいいのか分からない』というジレンマがずっとありました。

後、ご縁があり27歳の時、地元八尾の

「八尾市市民活動支援ネットワークセンター」という

八尾のボランティア団体さんを応援するセンターに

転職したのですが、ここもいろんな意味で私にフィットする

居場所ではないな・・・と感じた時、

『起業』という選択肢が思い浮かび、あれこれ模索し

28歳で起業。今に至ります。

そんな決して最高とは言えない『試練の20代』に、

ずっと私の腕で時を刻んでくれていた、

最高の時代に頂いた腕時計を何回も何回も眺める度に

「短大(10代)の頃のように、夢を持って、コツコツ楽しみながら、

がんばらなアカンな〜」って、励まされ続けて来たんです。

そんな思い出が詰まった、その腕時計、これからもずっと

つけていたい気分もあるのですが、30代になったことですし、

新たな『腕時計』(私)をはめる時期が

来たのかも知れませんね(^^)。 

そんな感じで、そんな腕時計とか昨日お話しました靴など

素敵なモノに囲まれ、とってもハッピーなよしこちゃんです(*^^*)。