わかやまNPOセンターがNPO法人になって7年と1ヶ月が経過しました。
正式な設立は2002年4月8日で、独立した事務所を構えたのが2002年7月1日。この日から私はNPOセンターの職員として働いています。
ですので、一応、和歌山県のNPO中間支援組織のなかで一番勤続年数が長い職員、ということになります。当時は県内のNPO法人の数も40ほどでしたから、県内のNPO法人の専従職員としての歴史もだいぶん長い方に入ると思います。

はじめは財政基盤が脆弱な中(いまも盤石ではありませんが)、理事が支え合ってなんとか事業を軌道に乗せてきて、そのなかで仕事をしてきたのですが、やはりNPO独特の文化のなかで成長してきたからか(?)、周りを見回して「こんな働き方でいいのか?」「こんな事業でよかったのか?」なんて考えることが年々増えてきました。NPOの世界ではよくても一般社会に対してソーシャルインパクトを与えられることができたのか、と。

そんななか、いろんな人と接し、新しい風を感じるなかで、少なくとも自分がやってきたことはすべてがよかったとは言えませんが、間違いだらけじゃなかったと確信できるようになったと同時に、まだまだこれからしなければならないことがたくさんある、とも感じています。

もちろん、課題をすべてを解決しようと思うと、人もお金も時間もなにもかも足りません。与えられた資源、資金、時間のなかで、どうしても優先順位をつけなければならないことだってでてきます。それを考えるのは心苦しいのですが、ない袖は振れません。

自分の和歌山での立ち位置も考えながら、自分の将来のことも考えながら、いま、そしてこれから何をすべきなのか、ゆっくり考える時間もありませんが、じっくり考える機会はほしいかな。
できればうちのスタッフと一緒に語り合いたいと思う今日この頃であります。