第3回 バスのってスタンプラリー+イベント考

また昔のバスのってスタンプラリーを振りかえってみたいと思います。

第2回バスのってスタンプラリーは、2007年6月3日に開かれて参加者は130名でした。
このときは、日置天神社のだんじりと市内にある山田池公園を舞台にした環境学習でした。

右の写真はそのだんじりです。普段は倉に入っていて見れないのですが、このときはすべてのだんじりを出していただいて壮観でした。
写真はその一部です。
だんじりは岸和田が有名ですが、この付近でも盛んだったそうです。
以前、寝屋川の方に話を聞いたときも、「昔はだんじりでにぎやかやったんやけどなあ、最近は高齢者ばっかりでここ最近は倉からもだせへんわ」と話してくれたのが印象的でした。
私たちの地域がほこる地域資源やと思いました。

山田池公園は年中花が咲き乱れる大きな公園で、最近はバーベキューサイトが人気です。このときは丁度、しょうぶの季節でここも見事でした。
ガイドさんにも説明していただいて、単に家族で来るよりも色々なことがしれてとてもよかったです。
あとは、「交通すごろく」という社会的ジレンマをすごろくで表現したゲームをつかった学習会があったり、楽しみながら環境や自然に関することをたくさん学ぶことができました。

山田池公園付近も田んぼが残っていたり、川が昔の風景を伝えてくれたりして、心もリフレッシュ。
こういう魅力的なスポットとバスをつなげるのがバスのってスタンプラリーのいいところだと再認識しています。
バスを使うとこんな気持ちのいい生活ができるんだということを実際に指し示す。

「イベントなんて一時的なものでしょ」
と結構否定的なことをいわれることも多いのですが、イベントは参加してくれた人に実際に経験、体験してもらえる大きな強みがあります。
たしかに一回のイベントは一時的です。だからこそ、私はイベントは続けることに意味があるのだと思っています。
イベントをされた方は分かっていただけると思うのですが、1回は熱意でできます。
2,3回と重ねてくると、最初ほどの熱意はなくなってきます。
そこを面白さでカバーしないと続けることが出来ません。
そういう意味で3年間、6回続けてこれたのはメンバーの熱意もさることながら、面白さを演出する企画とそれを実現する人的ネットワークのたまものだと思います。
「イベントなんて・・」と言う人には、「じゃあ、つづけてみぃ」と言いたいというのが今の正直な感想です。

(NM)