移民をめぐる社会的相互作用

日 時 平成30年4月28日(土)10時〜12時
 グローバル時代をむかえ、「移民の時代」になりました。
 すなわち「強いられる移動」から「自由な移動」に内容が
変わったとは言え、留学・国際結婚・移住等が本人の
意思として行われています。
 このような世相が社会に何をもたらすか、またどのような
作用が存在するか等についてのセミナーが行われました。
 今回はその第1回としてオーストラリアの白豪主義から
多文化社会への転換に焦点をあてた内容でした。
 まずオーストラリアの概要ですが、人口は2400万人で日本の5分の1で、国土は世界第6位、GDPは世界第16位です。
 また国家理念は、かつては白豪主義でしたが、現在は多文化主義になっています。
 白豪主義は白人中心で有色人種に対する差別化が行われていましたし、先住民(アボリジニー)の子供の3人に1人は親元から隔離され、キリスト教教育が行われていた由です。
 現在は人口の22%が海外で出生していますし、15%の家庭では英語以外の言語を使用している多文化主義に転換しています。
 この主義の転換理由は、必要な人口(国防、労働力等)の維持や世界の流れに起因しているようです。
 この結果 移民により少なくても労働市場の穴は埋められたのではとのことでした。